<<人生>>人生って(12)

2013 年 12 月 14 日

  本当に大変なのは、自分が、{{生きる}}か、{{死ぬる}}か、でしょうかね。
沢山の患者さんを、当方は診療しておりますが・・・・・、
大変に困りますのは、{{自分の「「死」」が迫った時に、自分は死にたくないのだから}}、なんて思う方々が多すぎます。

  人間の「「死」」は、此の世に誕生した以上は、その時から、決まっているのです。
それなりに、長年月間も生きていても、「「己は、死にたくない」」などと、訴えるのですから、大変ですよ。
 自分の「「命=生命」」ですよね。
この地球上の、「「流転」」と「「変転」」を眺めて居ませんですよ。
また、そんな変わり方、全然と考えた事が無いので、大変ですよ。

  己の「「消滅」」を納得しておかないと、{{不安}}は付きまとうものですよ。
絶対に、何時までも生きる事が可能なんてありませんしね。
可能ならば、己は、単なる一個の個体のようなものですよ。
 消えて行く、壊れて消失してゆきますからね。
本当に、何時までも、生きる人達は、誰も此の世には居ません。
それにも関わらず、何時までも、生きていたいと{{欲望}}を抱えています。

  自分の「「存在」」を何処までも、小さい生き物、小さい「「存在」」だと自覚さえ出来るならば、あまりにも、悩む事なんて有りません。
沢山の方々は、自分の「「存在」」を肥大化させて考えていたいのです。
 己の「「存在」」を何所までも、小さく出来れば良いのですがね。
皆さん方は、他者の眼前で、{{自分は地位も名誉も名声}}もあり、有能であるのだとか、見せたく思っています。

  言われてみれば、違うと答えるでしょうが、そんな{{思い}}は潜在意識や無意識の中に深く抑え込んでいますので、気づかない場合が多いです。
ですが、これが、人間の{{こころ}}の流れですから、仕方がありません、
 面白いのは、己の「「存在」」を、何所までも小さくする事が出来るのかでしょう。
己の「「存在」」が小さいのならば、他者から批判されても、悪口を言われても、己が納得しなければなりません。

  そんな考え方が出来れば、人生を気楽に生きる事が、可能となります。
皆が、他者の前で目立ちたい割には、皆の前に出れば緊張して、仕事も手つかずになってしまう人も居ますよ。
誰から、批判されても、馬鹿にされても、私は、そんな人間だと自覚が出来るならば、良いですよね。
  「「優越感」」を持たない事ですし、「「劣等感」」も持たない事ですよ。
  己の「「存在」」を見つめて、生きるようにしましょう。

<<人生>>人生って(11)

2013 年 12 月 12 日

  人生って、色々と有りますよね。
皆が、皆、違う考え方をしていますよ。
でも、基本的には、人間は誕生した時からでしょうかね。
己の「「得」」をしたいとか、皆さんよりも、自分の方が{{良い立場}}に立ちたいのですよ。
多分に誕生した時から、こんな{{こころ}}は有るみたいですよ。

  そんな{{こころ}}も少しずつですが、7歳年齢を重ねる度に、{{こころ}}が肥大化してゆきます。
人間世界に、誕生した時には、まだまだ、自分で自分の{{こころ}}の奥底の「「感情」」などにも、気づきません。
そんな子供達も、悲しいもので、少しずつ、7歳成長しながら、己の「「欲望」」が、7つ肥大化しまして、自分以外の他者に対しても、色々様々な「「感情」」が増えて行きます。

  私の、しばしばと使う言葉ですが、「「優越感」」などは、誰もが持ちたいようですよ。
{{こころ}}の世界を充分に知っている人であれば、気づくのでしょうがね。
  「「優越感」」は、どんなに沢山と抱えても、絶対に「「得」」にはならないと、私は知っております。
人間世界で生きるには、あまり、「「優越感」」などを持たない方が良いみたいですよ。
勿論、沢山の人達が「劣等感」」を抱えていますが、このような方達は、「「優越感」」を持ちたいのです。

  悲しいものですよ。
現実にその場になった方々でないと、{{こころ}}については理解できないのですから。
少しずつ、人間は成長しますと、必ずや、自分が「「得」」をする事だけを考えますから、本当に、悲しいものですよ。
時には、自分が「「損」」をしておく事も、大事なのですが、ここまでの{{思い}}は、なかなかと、理解が難しいのかも知れません。

  人間集団の中で、自分が一番に賢くなりたいなんて、絶対に思わない事でしょう。
大丈夫ですよ。
皆が、そんなに考えると、人間世界は成立しませんよ。
偉い人も居るし、馬鹿な人も居る、そんな社会で良いではありませんか。
でも、少しでも、人間世界で、{{より良い生き方}}をしたいと考えるのであれば、皆様方は、一生懸命に勉強してほしいものです。

  どうぞ・・・、人間世界で楽しく健やかに生きたいと思うならば、しっかりと、己の{{こころ}}を勉強して知って下さいませ。
当方の長年月の「「心理療法」」の体験から、皆様方に伝えているものです。
一緒に、頑張りましょうね。 

<<人生>>人生って(10)

2013 年 12 月 10 日

  人間の面白いのは・・・・、本当に面白いのですよ。
殆どすべての人間が、己の{{こころ}}を見ようとしないのですよ。
己の{{こころ}}を知っている方々でないと、他人の{{こころ}}を読めないものですね。
本当に、真実に、そうなのです。

  沢山の人々は、読書をすれば、人間の{{こころ}}を理解できると思っていますよ。
でも、100%、そんな事はないですよ。
現実に、己の{{こころ}}を明確にする事、己の{{こころ}}を、そう、特別に、己の「「過去」」の生き方を調べる事ですよ。
己の「「過去のこころ」」を知らずして、有能な「「心理士」」にはならないでしょうからね。

  「そう、何故かと言えば、己の「「過去のこころ」」を知らない方々は、他者の{{こころ}}を読めませんので、間違いなく、自分も含めて、他者の{{こころ}}も読めません、ですよ。
 本当に、当方は、長い間、人間の{{こころ}}を勉強してきました。
また、「「心理療法」」にも関わってきました。
そのうえで、今の話をしています。
人間は、「「地位」」とか「「名誉」」などを抱えていても、本当に、己の{{こころ}}を知るのは無理ですね。

  面白いのは、どんなに体育やスポ―ツが優秀で、勝ち負けのあるスポ―ツで優秀でも、人間関係の話になりますと、駄目な人間だと言う事も理解できる場合も出て来るでしょう。
 また、当方は、しばしばと、使う言葉ですが、次のように言っていますよ。
そう、スポ―ツ馬鹿、学問馬鹿だと言っています。
どんなに、学問が出来ても、駄目な人間が居ますよ。
どんなに、体育やスポ―ツが優秀であっても、{{こころ}}の腐った人間が多いものです。

  そんな{{こころ}}の判定も、その人が充分に{{{こころ}}を勉強していないと、喝破が出来ないでしょう。
当方なんかは、簡単に他者の{{こころ}}を読み取れるものです。
他人の「「裏」」と「「表」」が見れる人間になっておくのが、大事なのです。
でも、そのためには、己の{{こころ}}を先に調べておかないと、難しいものですよ。

  何度も言いますが、己の{{こころ}}を知っていない方々には、信じられないでしょうが、無理な事柄は無理だと言っておきます。
どうぞ、皆様方が、俗世間を生きるのに、己の{{こころ}}を知っておいて下さいませ。    

<<人生>>人生って(9)

2013 年 12 月 4 日

  自分以外の人達を、信用する事が大事だと、言っております。
何度も、この言葉を繰り返しています。
 唯、他者を尊敬するにしても、その方を、自分で明確に、{{正しい人}}なのか、{{悪い人}}なのかを、しっかりと、判断できるかどうかですよ。
{{間違った人間}}でも、何所までの範囲を許容するのか、しないのか、判断を出来る必要があります。

  {{駄目人間}}、{{悪い人間}}だと判断をしても、恨まない事が大事ですよ。
当方の「「身代わり不可症候群」」って、駄目人間を非難する{{こころ}}でなくて、可愛そうな惨めな{{人間}}だと認める事が大事です、よ。
 どうして、こんな人間になったのかは、必ず、それなりの過去の道を通って来た人間だと
可哀相な{{人}}だと思ってあげるのが、一番に大事ですよね。
そう、思える、考える力量のある人達は、決して、己が悲しい人間だと感じる場合は無いでしょうからね。

  自分の{{力量}}が、真面目で優秀だと考える方々は、必ずや、何所かで、己の{{劣等感}}を感じるようになる筈ですよ。
 私は愚かな、小さい人間だと、自分の{{気持ち}}、{{こころ}}をどん底にまで落としておくのが、また、大事、ですよ。
そうであれば、{{優越感}}も{{劣等感}}も、消えて行くでしょうからね。
人間世界を生きるのが、気楽になりますよ。

  私は、賢い偉い人間だと、思わない事ですよね。
他者から、褒められたいなんて絶対に思わないで下さいよ。
 褒められて、{{優越感}}を感じたいなんて考えますと、そんなに、人間世界は甘くありませんよ。
勿論、部下に対しても、隣人に対しても、優しいひとが居るでしょうが、数は少ないですよ。

  どうぞ・・・、己は、優秀な賢い人間ではないと、思う練習をして下さい。
己が、一番の愚かな人間だと悟れば、誰から苛められても、叩かれても蹴られても、
そんなもんやと、納得できるでしょうからね。
己はましな、人間だとか、有能な人間だと思う事が、大変な苦労になってきますからね。

  どうぞ・・・、皆さん方が、人間世界で悩まないように、苦しまないようになって、下さいませね。
こんな考え方は、日頃から注意しておかないと、なかなかと、出来ませんですがね。
当方、長い間、カンセリングや内観を御世話していますが、カウンセリングでは、己を真実に悟れません。 

<<人生>>人生って(8)

2013 年 12 月 2 日

  人間にとって、本当に難しいのは、{{こころ}}の話をすること・・・・・、
これが一番に難しいですよ。
どんなに、上手に話をした積りでも、眼前の出来事について、感想を書いてもらっても皆が、それぞれに、違うのですから、皆なの{{こころ}}が違うのです。
話をしても、皆が違うのですから、本当に説明をしても{{難しい}}のだと、感じますよ。

  人生は、馬鹿になって生きるのが、最大に重要なのです。
でも、殆どの方々が、馬鹿になれませんよ。
当方から、人間社会を見ていますと、皆がそれぞれ、馬鹿なのですが、そんな{{馬鹿さ}}を認めません、ですよ。
自分が、他者から認められるようにと、多くの方々は、考えています。

  誰からも、認められなくて良いと思っている・・・・・、
こんな{{思い}}が一番に良いのですがね。
賢くないのに、{{賢い}}と言われたいなど、ですよ。
どうして、人間は、誰もが、自分中心になりたいのですかね。
馬鹿で駄目な人間で、それで、良いのですよ。
これは、{{こころ}}の世界を、明確に確認した人間の思いですがね。

  そう、人間世界、そして、己の{{こころ}}を、明確に確認していない方々が、自分は一番に何でも知っていると思っていますよ。
だから、「「うつ病」」・「「不安障害」」・「「パニック障害」」・「「アルコール依存」」・「「非行」」・「「拒食&過食」」・「「不純異性交遊」」・「「事件」」・「「犯罪」」、その他の問題などですよね・・・、如何なる問題にも、人間として生きる場合では、自分の{{こころ}}を知っておくのが、 最高に良いでしょう。

  己は、{{馬鹿}}だと、{{馬鹿}}だと、自覚できる方々は、逆に、{{こころ}}の病にならないものです。
当方の、しばしばと話す言葉ですが、「「自尊心」」とか、「「他尊心」」とかなども、話をしますが、決して「「自尊心」」などを持たない事でしょう。
「「自尊心」」などと言いますと、己を大事にする事になりますから、駄目なのですけれどね。

  当方は、何時も「「他尊心」」を持つべきだと、皆様方には、伝えていますよ。
少し難しい話になるかも知れませんが、「「他尊心」」であれば、自分以外の他者を尊敬する事にもなります。
自分以外の他者を、真実に尊敬できる{{こころ}}を抱えている人達は、本当に少ないでしょうからね。
このような、生き方、「「人生観」」を持っている方々は、決して{{こころ}}の病気にはなりませんよ。