<<人生>>人生って(12)

  本当に大変なのは、自分が、{{生きる}}か、{{死ぬる}}か、でしょうかね。
沢山の患者さんを、当方は診療しておりますが・・・・・、
大変に困りますのは、{{自分の「「死」」が迫った時に、自分は死にたくないのだから}}、なんて思う方々が多すぎます。

  人間の「「死」」は、此の世に誕生した以上は、その時から、決まっているのです。
それなりに、長年月間も生きていても、「「己は、死にたくない」」などと、訴えるのですから、大変ですよ。
 自分の「「命=生命」」ですよね。
この地球上の、「「流転」」と「「変転」」を眺めて居ませんですよ。
また、そんな変わり方、全然と考えた事が無いので、大変ですよ。

  己の「「消滅」」を納得しておかないと、{{不安}}は付きまとうものですよ。
絶対に、何時までも生きる事が可能なんてありませんしね。
可能ならば、己は、単なる一個の個体のようなものですよ。
 消えて行く、壊れて消失してゆきますからね。
本当に、何時までも、生きる人達は、誰も此の世には居ません。
それにも関わらず、何時までも、生きていたいと{{欲望}}を抱えています。

  自分の「「存在」」を何処までも、小さい生き物、小さい「「存在」」だと自覚さえ出来るならば、あまりにも、悩む事なんて有りません。
沢山の方々は、自分の「「存在」」を肥大化させて考えていたいのです。
 己の「「存在」」を何所までも、小さく出来れば良いのですがね。
皆さん方は、他者の眼前で、{{自分は地位も名誉も名声}}もあり、有能であるのだとか、見せたく思っています。

  言われてみれば、違うと答えるでしょうが、そんな{{思い}}は潜在意識や無意識の中に深く抑え込んでいますので、気づかない場合が多いです。
ですが、これが、人間の{{こころ}}の流れですから、仕方がありません、
 面白いのは、己の「「存在」」を、何所までも小さくする事が出来るのかでしょう。
己の「「存在」」が小さいのならば、他者から批判されても、悪口を言われても、己が納得しなければなりません。

  そんな考え方が出来れば、人生を気楽に生きる事が、可能となります。
皆が、他者の前で目立ちたい割には、皆の前に出れば緊張して、仕事も手つかずになってしまう人も居ますよ。
誰から、批判されても、馬鹿にされても、私は、そんな人間だと自覚が出来るならば、良いですよね。
  「「優越感」」を持たない事ですし、「「劣等感」」も持たない事ですよ。
  己の「「存在」」を見つめて、生きるようにしましょう。

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