‘うつ病’ カテゴリーのアーカイブ

<<うつ病>>うつ病者と医師と心理士3

2008 年 4 月 23 日 水曜日

 医療の世界で、しばしばと聞く話ではありますが、{うつ病者}に対しての治療は、薬の投薬と休養とかですね、職場の配置転換などと言う話が日常茶飯事です。

 

 最近、職場の配置転換をしたけれど、自殺した人が居ます。

当方の考え方は、職場の配置転換で確かに仕事を継続できる場合も有るでしょう。

 ですが、職場配置によって、この事実は、人の弱さに{烙印}するような行為ですよ。

うつ病者で配置転換された人は、一生の事、配置転換させられたと言う{{劣等感}}を抱えて人生を生きる事になります。

 辛いですよ。

何で自分だけが、このような境遇に置かれるのかと、悩みは続くばかりです。

 

 {うつ病者}は、自分が真面目だと思っていますから、本当に困ります。

一見、真面目そうに見える{うつ病者}ですが、彼らの心の奥底では{悲しみ、寂しさ、怒り、孤独、ヤキモチ、嫉妬、妬み、怒り、孤独などなど}自分のマイナスの気持ちが、沢山と積もり積もっています。

 自分の心の深い世界ですね・・・、深層心理とか、潜在意識や無意識とかなどの表現があります。

そう、自分の育つ過程での<生い立ち>の心の中にて、どのくらいの<心の葛藤を抱えている>かが、問題となります。

 

 {うつ病者}では、確かに、脳脊髄液のホルモン・免疫・神経内分泌など変化が有るものと思われます。

 無理も、ないでしょう。

大脳記憶装置である<<海馬>>での記憶が、バラバラになっていますと、顕在意識と潜在意識と無意識とが、綺麗に整理されないままで大脳が活動しています。

当然に、大脳内の諸生理学的な生化学的な液体成分は、バランスが壊れますよ。

意識というか、心も落ち着かないのが当たり前でしょう。

 

 何度も、言っていますが・・・・・。

人は、会話や行動や心にせよ、全てが、自分の過去から命令されて動いているようなものとも、言えます。

だから、今、未来に眼を向けて考えているのも、或いは、現在の眼前の状況を見て判断をしているのも、全てが、自分の過去の心と言って間違いありません。

 それゆえに、{うつ病者}の治療に対しては、絶対に<薬の投与>だけの治療をしないで欲しいのです。

そうすれば、休養して少し調子が良いので、出勤して直後から、また、再発して直ぐに欠勤して、どうにもならない場合が沢山とあります。

 

 人は、どんな環境に投げ込まれても、{投げ込まれた環境}に適応して、人生を生きるべきでしょう。

 

 体験なら、{{内観}}と言う心理療法が一番良いでしょう。

<<うつ病>>うつ病者と医師と心理士2

2008 年 4 月 22 日 火曜日

 心身症・神経症・心や性格や人格の弱さ、などなどで、日常社会を生きるのが辛い、と思う時には、必ず、「心理療法」を受ける事です。

それも、本当の自分を知る「心理療法」でないと、当方は、<<駄目>>だと固く皆さんに伝えておきます・・・。

 

 本当です、真実です、当方は長年月に<<心の問題>>に関わっていますが、間違いありません。

「「カウンセリング」」では、本当の自分、本当の自己、此の世に実在する「意義」を知る事は、不可能と言っても間違いありませんでしょう。

当方の体験から、カウンセリングの良い点とかカウンセリングの弱点とか、全てを心得ている積もりですよ。

 確かに「「カウンセリング」」が、必要な時期もありますが、「「カウンセリング」」では、本当の自己の心、潜在意識と無意識の心を拾い上げる事は不可能ですよ。

仮に、心を深く掘り起こしたように見えても、掘り起こす<<心の方向性>>が凄く大切です。

 

 要するに、自分の心・性格・人格、などなどを変革できれば、それだけで{うつ病}は簡単に軽快して治癒して行きます。

今、状況を伝えていますが、「「カウンセリング」」では、どんなに長期間にわたり体験したとしても、心の底を究極に変革できないものです。

この事については、当方が現実に<<数年の間にわたり>>治療に関わってきましたが、その結果からの結論です。

 

 格別に、会社員が、或いは、家庭に居る人達にさえも、{うつ病者}になってから投薬しても、それなりの社会適応できない場合では、仕事を変えたり、職場配置転換などを試みる場合が非常に多いです。

先日のマスコミで、会社で配置転換を命ぜられても、・・・・考え方によっては、うつ病者になって配置転換をさせられると、貴方<<役立たない、駄目な人間だと烙印をおされたような>>ものですから、自殺した人も居ます。

 

 医療の世界では、難治性の{うつ病者}に対しては、薬を飲んで休養して下さい、と患者さんに伝えているのが、精一杯でしょう。

医師の心の変革、{うつ病者}への治療には、医師が「心理療法」を一度でも体験しておかないと、心の底から{うつ病者}を治して救ってあげられる事は出来ないでしょう。

 簡単に言えば、悩まない人にしてあげる、世の中を笑顔で生きられる事、そんな人にしてあげるには、<<何を、うつ病者にしてあげたら良いか>>を精神科医や診療内科医は、格別に勉強して、心のカラクリを喝破できる人間であって欲しいですね。

 

 治療者が、自分の心の深層心理の<<心のカラクリ>>熟知しておかないと、うつ病者}の強度に濁った「「心」」が見えません。

心が、一番に大切ですよ。

<<うつ病>>うつ病者と医師と心理士1

2008 年 4 月 18 日 金曜日

 昨今の10年間くらいであろうか・・・・・・。

うつ病者の自殺が、随分と多くなって医師も厚生労働省も困っています。

医師の意識改革が必要と、考えています。

 

 この最近になって、色々と会合などもあり、当方は{うつ病者}の治療に対しては、絶対に<薬だけで治療しない>ことと、沢山の医師達に伝えています。

精神科医や診療内科医に出会う度に、当方、話をしています。

また、彼等からにも、話し聞いています。

{うつ病者}への治療は如何されていますか、と聞くのですが、多くの医師達は<うつ病=薬>だと答えます。

大学の教授達も、そういう話をするのです。

 

 当方は、{うつ病者=薬}ではないと、何時もお知らせしています。

{うつ病者}への治療ですよね、{うつ病者=薬=悩まない人=心理療法}が最高に重要だと信じていますし、また間違いありません。

何度も繰り返しますが、<<悩まない人>>になれれば、{うつ病者}には100%なりませんね。

うつ病になると、自分の考え方がマイナス思考になったまま、そこからプラス思考に変えられないのですね。

側から、どんなに助言しても、或いは、家族や医師が注意や説教してもマイナス思考は無くならないですよ。

慰めたところで、{うつ病者}のマイナス思考は変わりません。

 

 うつ病に関わる人達、医師や心理士が、うつ病の人の心理療法に関わってから、{うつ病者}が自殺したら困ると思っています。

自殺したら、困ると考えている人達は、人間の心の深層心理の<<カラクリ>>を理解していないからです。

一方で、確かに、{うつ病者}自身も本当に悩み始めると、自分の心の拘りから自分の拘る心を変革しきらない性格・人格を持っています。

 そんな訳で、厳密には、健常人の時から、人間教育が必要でしょう。

人の頭の中に、少しでも<何らかの言葉>が残っていますとね、そうだ!!! 自分の{未熟な心}を認めて少しは大人にならないと、なんて言う事柄にも気づく場合がありますね。

 

 {学問馬鹿}って、言う言葉があります。

本当に、当方も、そう感じさせられます。

人生を一番に楽しく生きる方法は、母親や父親や兄弟姉妹、また、自分以外の周囲の人達からも{恩義}や{感謝}などを、感じ取る能力を持っているかが<分岐点>となります。

 

 みなさんが言います、私は<人には感謝をしてるよ>って言うのです。

 口先だけでは、駄目なのですね、自分を知る「心理療法」が大切です。

<<うつ病>>うつ病者の社会復帰(11)

2008 年 3 月 29 日 土曜日

 {うつ病者}ですね、うつ病症状の軽い人では、一人の「内観」で充分です。

「内観」がどんなに素晴らしい心理療法だと思っても、自殺念慮のある{うつ病者}は、一人で「内観」ではなくて、家族の誰かが一緒に同じ体験をするべきで、「同時内観」が大切です。

誰かが、「同時内観」をしてくれれば、孤独感は随分と癒されます。

また、自分の気持ちを理解してくれる人が居るのかとも、思いますから気持ちも楽になります。

 

 ケースバイケースですが、親が生きていれば、<配偶者よりも、うつ病者の親を優先して、同時家族内観ですね・・・>、親が居なければ<配偶者が一緒に体験する・・・>、

自殺念慮の無い{うつ病者}は、一人内観を受ければ良いでしょう。

重要な事がありますが、親が{うつ病者}で一人内観するのが臆病すぎる場合では、息子か娘が一緒に「家族内観」ですね・・・・・。

更に、親が既に死亡していたりなどで、居なくて、兄弟姉妹のみの場合では、兄弟姉妹の誰かが協力して「家族内観」が出来れば良いですね。

 

 人間は誰しも、一度だけも、{「内観」}を体験しておかれると、素晴らしい人生になると信じております。

しかし、例外もあります。

人格未熟で、人格障害のある人達は、幾度か「内観」を繰り返さないと、自分の心を確立できない人達も居ます。

その理由は、自分の現在の意識=心と、自分の過去の意識=心を、切り離して人生を生きている人達が居ます。

彼等は、現在を生きるのにも<苦労>をしています。

そして、時には、<苦労を感じ>ながら、<苦労を感じて>いないとさえ思っていますから、そんな人達は大変ですよ。

 

 人間社会って、こんなもの、誰も皆は賢くはないよ!!!って、感じて、私は生きながら{涅槃の世界}に居ながら、生身の生活をしております。

生身の生活も、楽しいものです。

直ぐに、{滅}の時が来る事も念頭に入れながらの日々、それでも人生は楽しいですよ。

 

 以前に、某大学の心理学教室の教授と話をしていた事がありますが、やはり、「無常観」の話にまで至ると、自分も理解できないです、と答えられましたので、そんな話については即座に中止したのを記憶しています。

 

 自分の「会話」と「行動」と「心」を知っておくべきです。

<<うつ病>>うつ病者の社会復帰(10)

2008 年 3 月 28 日 金曜日

 庶民に、「無常観」・「無我」・「涅槃」を悟って欲しいと言えば、私の頭が凄まじく<狂っている>と思われるのが、普通でしょう。

 

 「うつ病者」は、薬+内観療法、が最良だと私は確信しています。

何故なら、悩まない人は「うつ病者」になりません。

人格の強化には、自分の<生い立ち>から、時間的に空間的に(時間的縦軸と空間的横軸とで、・・・・)、<過去を回想>し自分の過去の<再解釈>と<受け取り直し>、これ以外は無いでしょう。

薬を飲んで、安静休業させていたら良いと言うものでは、絶対に有り得ないし、そんな治療では駄目ですよ。

唯、唯、人生の貴重な時間のロスになるし、「心理療法=格別に、内観だと言っておきます」を体験しておかないと、薬と安静だけで社会復帰しても、直ぐに再発して、また安静休業となったり、休職や退職にまで追い込まれたりします。

 

 なお、「うつ病者」の心理療法では、かなりの人格水準と精神状態の水準と自殺念慮の水準を見抜ける心理士でないと、そして、薬の効果も理解できる心理士が良いですが、薬の効果を理解できる心理士は、なかなか見つかりませんね。

医師は、医師で、心の{世界}を<裏まで見えるほど>学習していない。

「本音」と「建前」さえ・・・・ですね・・・・・・。

 

 10年以上前に、当方から、某大付属病院に「内観療法」を導入したら如何でしょうかと、質問した事がありましたが、医局の人間に数が足りないので・・との事でした。

それよりも、彼らに<内観体験>をして欲しかったですね。

精神科医や診療内科医は、内観療法の事を聞けば、必ず、フラッシュバックするから、「内観」しない方が良いと患者さんに言って、逃げていますね。

体験していないと、理解できない世界だから仕方がありませんが・・・・。

私の体験では、現在まで、フラッシュバック?? 

そう2人くらいでしょう・・・・・、8000人のうち・・・・・ 医師が「内観療法」をやっていれば、怖いもの無いですよ。

 

 {うつ病者}の精神状態によっては、同時に「家族内観}を導入すべきですね。

これが、物凄く、大切です。

何故ならば、{うつ病者}は、あまりにも孤独感に苛まれており、一人で「内観」していても、自己を悟るのに3~4日かかります。

その間に、「内観」が理解できないからと、中止する可能性も有るからです。

健常者、医師、心理士、偉い賢い人達、小6でも、3~4日かかります。