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2006 年 7 月 のアーカイブ

<<講演>>うつ病(7)

2006 年 7 月 18 日 火曜日

 何度も先述しましたが、<悩まない人>になるだけ、それだけで充分でしょう。

<悩まない人>は絶対に{うつ病}にはならないと言っても良いです。

 

{悩み・苦しみ}が先か、{大脳の神経内分泌の変化}が先か。

うつ病者では、どちらが先に変化が有るのでしょう。

誰でも理解できると思います。

悩んでいても「悩んでいない」と言う人達も見られます。

当方から見れば常識的にも考えられないものですが、こうした現実は沢山とあります。

悩んで苦しんで、不安や恐怖を抱えていながら・・・。

 

 時折ですが、その心の“建前”と“本音”を教え、伝えてあげる事もあります。

しかし、人の心の現実を正確に教えてあげたとしても、教えてあげた人と、教えてもらった人との人間関係が上手く行くかと言えば、決して良好になるとは限らないですね。

残念なことに伝わらないのです。

当人の底辺に有る心を教えたとしても、立腹さえされても感謝をされる事はありません・・・。

悲しい事です。

当の本人が、ある程度自分の心の下層にある心に気づいていれば良いのですが・・・。

顕在意識~潜在意識~無意識の心など、本人がこの様な知識を持っているだけでも違うのですが・・・勉強しないし・・・勉強しようとしません・・・。

 

 多くの人達は、お金儲け、或いは、地位や名声を追い求めていながら、“自分の生い立ちの心が自分の現在の会話と行動と心を動かしていること”に気づいていません。

気づいていないのに、教えられても理解できないところが悲しい現実なのですね。

それが人の心というか、意識のレベルなのです。

人生を生きる、人間社会で自分を活かす、そのためには、自分の浅い心と深い心、易しく言えば、本音と建前を自分の脳裏に焼き付けておく事なのです。

人への教育が大事です。

 無意識と潜在意識と顕在意識の心を、自分で<答え>を出しておき、眼前の如何なる人達や環境・状況にも対応できる能力を養っておくべきなのです。

あの人が嫌い・・、あの様な事は嫌い・・、嫌い嫌いと言っても人生此の世の中を渡れません。

どの様な事柄が自分に押し寄せても、自分の力量でもって対応し解決すべきでしょう。

しかし自分一人で出来る事については極僅かですから、自分以外の人、他人に依存しお願いしなければ、生きる事が無理な場合が沢山とあります。

時には、思い切って他者に{依存}する勇気も必要です。

{拒絶}されたとしても、相手にも色々な理由が有るのでしょうから、また別の人に{依存}する事が必要な場合もあります。

ある程度の切磋琢磨があって、初めて他者も自分を認めてくれるものです。

 

 今まで歩いて来た自分の過去を点検するだけで、自分の実力と力量は大きくなります。

過去の心を回想し、自分の心を磨いておけば良いです。

自分の心の操作次第です。

「インターネット心理療法」を受ければ大丈夫です。

<<講演>>うつ病(6)

2006 年 7 月 15 日 土曜日

 今回は、話の角度を変えて、前回と同じ様にお話をしてみます。

人が、悩みや苦しみ、或いは、神経症、うつ病・・・、その他どういう状況であれ、心理的に突き詰めて考えると、肉体的にもマイナスの状況に置かれた時には{再生}、{新生}の方向性に入っていかないと大変になってくるでしょう。

折角人生を生きるのであれば、楽しく・喜んで人生を過ごしたいものです。

 

 悲しみ、喜び、即ち、人の{喜}・{怒}・{哀}・{楽}などが、どういった形で人の心と体の中にインプットされて行くか・・・ですね。

その経路は、目、耳、鼻、舌、身、意識・・・五官六官とも言われているものです。

 

①先ず人は、目で見ます。

美しいとか汚れているとか・・・とにかく眼前の者、物を見て認識・判断します。

自分の好みの対象であれば、人は自分の方へ取り入れようとしますが、嫌いな対象であれば自分から排除しようとします。

 

②次は耳ですね。耳で色々なもの音などを聞きます。

自分の好きな音は喜びます。嫌いな音であれば雑音となり邪魔になります。

雑音であれば、その音から避けようとします。

 

③鼻です。鼻で臭いを利き分けます。

嫌な臭い、不快な臭いからは遠ざかる傾向があります。

しかし一時的にでもこれを我慢し、後で自分に利益が得られる事が分かっていれば、その臭いにも耐えようとします・・・。

自分の好みの臭いであれば、勿論、自分の手元に近づけたいですね。

 

④舌です。舌で味わいます。

自分の好みの味には、敏感に反応し喜んでいます。

嫌いな味に対しては、先述した様に後で余程良い事が待っていれば我慢して味わいます。

 

ケースバイケースですね。

何事においてもそうだと思われます。

 

⑤身、触覚と言った方が分かり易いかも知れません。

肌と言っても良いですが・・・肌以外にも内臓や消化管、脳内の変化などにも、違和感や快感などを感じたりします。

肌や自分の体で、格別に心地よく感じる者、物には、矢張り近づきたいですいね。

触れて気持ち悪いものなどからは離れたいでしょう。

直接に触れなくても、間接的にでも識別できる場合が沢山とあります。

例えば、これも心地良い風にあたるなど・・・。

 

⑥意識。

上記①~⑤に“意識”が働いていないと、善悪の何事も判断できないし認識もできません。

 

 この様な経路を通って、人は喜怒哀楽を識別します。

<<講演>>うつ病(5)

2006 年 7 月 13 日 木曜日

 人は、知識や知恵などを何処から取り入れるでしょうか。

1.目 から 色々なもの、色々な事を見て学びますね。

2.耳 から 人の話や色々な音を聞いて学びますね。

3.鼻 から 臭いなどを学びますね。

4.舌 から 甘い、辛い、すっぱい・・・などを学びますね。

5.身 即ち、触覚 気持ちが良い悪い、痛い、痒い・・、などを学びますね。

6.心というか意識 上記に述べた様な五官があっても、これが作用していないと全く何も認識できません。

全ての人は、人生を勉強することも、“五官六官”で区別しながら生きています。

現在の自分の有り方、生き様などを客観的に知る事が大切です。

今現在の自分の“五官六官”を点検するべきです。

{再生}や{新生}を求めるのに、現在と未来を考えても有効な方法はありません。

「自分の全ての“五官六官”を如何に使用していたか」を、過去に遡って点検します。

人間は、誕生してから現在に至るまでの生い立ちの過去の中で、全ての五官六官を使いながら、情報を大脳の奥深くに刷り込んだまま育って来ています。

そこで、この様な事柄までを念頭に入れながら自分を見詰めるのです。

過去の自分を見詰める事によって、“何処でどうして失敗したか”が分かります。

過去の失敗の中から、今の自分の間違っている事柄などを訂正出来ます。

 

 何度も申し上げますが、人は色々・様々な方々が居られます。

自分の目で書物を読んだり、絵を見たりする・・・、眼で見て物事を判断することが上手な人が居ます。

しかし一方では、見て判断することが苦手な人達も居られます。

耳で聞いて物事を判断することが得意な人も居られます。

そこで、耳で聞いて自分の人生をどう判断するか・・・人生とは一体に何か?などと、疑問を持って聴き、そして今後の自分の人生を生きてゆく糧にして頂いたら良いと思います。

耳だけでなく、鼻での臭い、舌での味わい、身即ち体・触覚ですね・・・、触れてどう感じたか・・・などです。

あまり難しい事を“字を読んで考える”のではなく“耳で聴いて考える”、また、その他の方法での刷り込みを、熟慮してみる事なのです。

 

 各種神経症、うつ病、各種心身症、パニックディスオーダー、登校拒否、出勤拒否、非行、引きこもり、アルコール依存、ドラッグアディクション・・・など、何故にこの様な事態・状況になるのかが問題です。

自分の過去を{課題}に沿って熟慮すれば分かります。

人生を有意義に生きるために、“自分の存在とは?”、“自分とは?”、“自己とは?”、“自分と他人との関係は?”などなど・・・。

 人生、生きる過程において、気楽に悩まずに楽しく生きて行く事が出来るために「インターネット心理療法」を利用しましょう。

<<講演>>うつ病(4)

2006 年 7 月 11 日 火曜日

 「うつ病」にならないために、「うつ病」から解放されるために、・・・などで、お話をしています。

 

 自分の現在の心、或いは、現在の考え方は、過去の心に裏打ちされていますので、矢張り自分の過去の心が大事ですね。

「過去を振り返らないで!」という言葉は、かっこ良い様に感じられる人がいるかも知れませんが、本当は、自分の心・人の心、人の心のカラクリを知らない人がよく言う事葉です。

本当は、一番にまずい言葉なのです。

人の悩みや苦しみを理解出来ない人達の言う言葉です。

 

 「うつ病」は、大脳内の生理学的&生化学的変化も見られます。

悩む事が最初になって、同時に大脳の生理学的変化も後から変化しますので、逆に、人が悩む事、執着する事、拘る事から解放されますと、大脳内の生理学的変化も改善されます。

 夜間眠る事が出来なくて苦しんでいる人の場合では勿論<薬は必要>です。

執着するが故に、昼間でも頭の回転が全く出来ない人達もいますので、この様な場合では薬の助けも必要です。

しかし、薬で“人の心を変革する事”は出来ません。

薬は、人の感情の浮き沈みを少しばかり持ち上げる事は出来ますが、最後まで人の心の進歩、格別に人生を生きて行く知恵を与えてくれる訳では有りませんから、そこら辺りを治療者も充分に知っておくべきでしょう。

 悲しい事ですが、日本のみならず世界中で“うつ病者が悩まない人になるような方法”を考えている人達は少ないようです。

医療の世界でも、うつ病の人達に“心理療法”を受けて本当に悩まない苦しまない人間にしてあげようなどと考えないのですから、当方から見れば不思議でもあります。

不思議と言うよりは、医療者も行政の人達も{悩みの解決}については勉強していないので仕方が無い事なのかも知れません。

 

 人は誰しも、悩まずに悲しまずに生きる事が最大に重要だと思います。

しかし、人として生まれて生きる以上“一度も悩まず”という事は少ないでしょう。

それなりに少しは考え込む時もあるでしょうが、どれほど自分の心の葛藤に対して無意識的に今の自分の心を調整しているかでもあります。

人には、本音と建前の心があると言われていますが、幼児的な人はこの本音と建前の心が上手にコントロール出来ないのです。

本音と建前と言えば、言葉に少し拒絶反応が出るかも知れませんが、本当に大切な言葉です。

 人は、自分の持っている心を全部知っておくと、何事が眼前で起ころうと環境や他人の動きに上手に対応出来るものです。

「人生を迷わずに生きる事」これは“自分の過去を振り返る事”、それ以外に方法は無いでしょう。

 

 前だけ向いて生きる方達もおられますが、当方から見れば悲しい人達としか思えません。

また、別の機会に話しましょう。

<<講演>>うつ病(3)心のカラクリ

2006 年 7 月 8 日 土曜日

 何度か重複してお話するかも知れません。

話の出始めが違うだけでも、聞く人からすれば聞き始めが異なる事で耳に届く場合もあります。

 

 「うつ病」にならないための話、「うつ病」から解放されるための話です。

自分の眼前、自分の未来に何事が起ころうとも“悩まない人”になっておくべきでしょう。

そうは言っても<言うは易い>が<現実は厳しい>などと言われることでしょう。

しかし、そういう心の境地に少しでも近づくべきですね。

「うつ病」の人達は、唯、唯、ひたすらに“心の拘り”を持っています。

“心の拘り”を持ちながら、漠然とでも<自分が何に拘っているか>に気付いている人達も居ますが、全く気付いていない人達もいます。

悲しいですね。

悩みながらも、何故?どうして?などと案外考えないものです。

そんな思案を出来る人達は「うつ病」にはならないとも言えます。

心の操作が大切ですが・・・。

 

 人の心を、浅い心(今の心)と深い心に分けてみます。

どちらが大切か?です。

多くの人達は“今の心が大切だ”と言われると思いますが、実際は違うのです。

長年月に渡り心理療法に関わってきましたが“深い心”の方が重要です。

今までに聞かれた事があると思いますが、無意識、潜在意識、顕在意識、と言われます。

人は誕生してから、いや厳密に話をすればお母さんのお腹の中に居る時から、既に何らかの母親の影響を受けています。

誕生~新生児~乳児~幼児~小児~生徒~学生・・・と成長しますね。

家族の中で、両親、兄弟姉妹、祖父母、或いは、学校での生徒達、近所の人達、両親以外の自分を育てた人達、或いは、社会に出てからの周囲の人達・・・、年齢を重ねる度にその頃の意識は下層に沈みます。

現在の意識から下方に流れて沈潜します。

今、何かをする為一生懸命夢中になって心を一つにしているつもりの場合もあるでしょう。

自分は今の心だけが中心と思う人もいるでしょう。

しかし、現在に至るまでの、夢中になって自分が動いている心、動かしている心も、自分の過去の生い立ちの諸々の心が裏打ちをしています。

 

 自分には「過去が無い」と、ぼやいている人を時折ですが見かけます。

少しでも、心の勉強・学習をして欲しいと、常に考えている私です。

自分の心の底で動いている心を勉強する事です。

自分の心の内なる心を静かに眺めて、深い心に自分がどんな心を持っていたかを勉強する事です。

 

“本当の自己”を知る事です。

「インターネット心理療法」で大丈夫です。