<<人生>>人生への理解(15)・・・人対人・・・動物・・・植物・・・

2010 年 12 月 13 日

 動物や植物や無生命体などのお陰で、人間は生かされて生きていると、説明しました。

 

今回は、周囲の人間、いや、巡り巡って世界中の人たちのお世話を受けているのが現実でしょうが、この事について皆さんは考えていません。

 

食物だけ見ても、日本産にしても、外国産にしても、自分の知らない人達が生産して、運んで来る人達もいます。

人は、小さなお店、大きなス―パ―などにしても、そこから、食品を買って食べています。

見知らぬ人達のお世話を受けています。

果物、野菜、魚、肉、などなど全てですね。ス―パ―などで買って食べる物だけでなくて全ての販売しているものには、人の手が、かかっています。

 

人が生きるには、原則として、現代社会では<金銭>が必要です。

金銭は、紙幣や銀貨などにして生き物ではありません。

ですが、面白いのは、人間は誰しも金銭を沢山と欲しがっています。

この金銭の<やり取り>も、全て人がやっています。最近は、自動販売機のような機器で設定されていれば、直接には人の手を煩わせない場合もあるでしょうが、準備には<人の手がかかって>います。

 

細かく見詰めていくと、人間は自分一人ではありませんね。

家庭の中を見渡すだけでも、IT文明・文化とか言ってですね、テレビ、電気冷蔵庫、電気掃除機、冷暖房、パソコン、携帯電話、デジタルカメラ、などなど、機器のみならず新しい文化が生まれて来ているのでしょうか・・・・。

人間の生身の生活する人々にとって、格別に便利さは増えて来ていますが、一方で人間の心の歪化も顕在化して来ました。

大変な時代が、来たようにも思います。

 

人の生活様式は、自分の眼前を眺めて好きな物や好きな人達と一緒に、というのが日常生活のようです。

他人よりも、自分が大切ですね。

その気持ちは、充分に分かります。

 

自分という人間が、よく言われる{ナルシスト}、{エゴイスト}ではなくて、人間像全体を見詰めて生きて行ける、それなりに調和できる人であって欲しいです。 

<<人生>>人生への理解(14)・・・人対人・・・動物・・・植物・・・

2010 年 12 月 10 日

人が生きる事は、基本的には、衣・食・住があって初めて<生きる事>が可能なのです。

極論的に考えると、衣も・食も・住なども、全てが着たり、食べたり、住処の家も木製で有る以上は、使用前はどれもが<生き物>なのです。

 

サンゴなども、家庭などで飾ってはいますが、海の中で生きていた生物体ですね。

 

人間は、決して、誰一人として、自分だけで此の世を生きているのではありません。

全ての人が、地、水、火(太陽も)、風(空気も)などなど、又、自分達の周囲の生き物によって生きる・生かされているものでしょう。

 

真剣に考えると、<人間よ、驕るなかれ>と注意をしておくべきで、頭に叩き込んでおかねばならないですね。

自分だけの力で、人生を生きている訳ではありませんから・・・。

 

自然の掟の中で、人は、いや、動物や植物も、全ての生き物は生かされて生きていますね。

 

人が、毎日毎日生きている事は、生き物を殺生して生きている事になります。

そんな事はないと、言う人が居れば、そんな人の方が不勉強です。自分の生き様に対して、自分のやっていることへの自覚や自分感情に、大変に鈍感な人だと思われます。

また、人生、人の生き様を全く見ようとしない人です。

思い上がりも強く、悲しい人です。

 

人間は誰しも、此の世では一人で生きる事は、出来ません。

ですが、日常生活では、自分だけの力と努力で生きていると思っている人達のなんと多いことなのかと、心理士の立場から見れば、辛くて情けない{話}です。

自分の此の世での存在観、自己像、自分とは、一体にどんな人間なのかの観察は必要です。

 

人は誰しも一人では生きられない。自分の周り、この地球上に生物が居ないとすれば、人は何を食べて生きるのでしょう。

動物や植物が実在しているので、人は食事を摂取できるのです。お陰で、生きています。

 

また、生命の無い物、人は裸では日常生活を送れません。

金・銀・ダイモンド・などの自分を飾る装飾品ですかね、そういう物などを身に着けて自分の心を楽しませて人生を生きています(前述)。          

<<人生>>人生への理解(13)・・・人対人・・・動物・・・植物・・・

2010 年 12 月 9 日

人生は、色々な生き方があります。

仕事柄、動物や植物と縁深い人達も居られます。

また、趣味というか、好きで動物や植物などの世話をしている人達も見られます。

確かに、人が人生を生きるには、役割・趣味・睡眠・休息などと言われているように、役割意識が無いと駄目です。表現の仕方は、沢山とありますが・・・・・。

 

役割意識は、職業、仕事、ボランティア、などなどですね。

趣味も、確かに、必要です。人それぞれに、違った趣味、また、同じ趣味を持った人達が楽しく一緒に時間を過ごしたりもします。動物を飼ったり、庭を造ったり、盆栽に触れたり、料理、魚釣り、ドライブ、その他に沢山の趣味があるでしょう。

睡眠は、誰もが必要とするもので、睡眠なしでは、人生を生きる事は出来ません。不眠症、うつ病などの不眠では、大変な事態となります。

休息とは、寝る事ではなく、あえて言えば、人が煩悩を使わない時間と言っても良いでしょう。五欲と言いますが、あまり五欲に取り付かれますと、心は疲れ果ててしまいます。

 

動物や植物を相手に、人生を過ごす事が悪い訳ではありません。

仕事に関連しているのか、本当に可愛いのか・・。でなければ、人間嫌いだから動物など飼育して、孤独や淋しさなど自分の心を紛らわしているのは、危険であるかも知れません。

人生で人対人の心の交流で悩む事も無く、唯、動物や植物などが好きで・・・或いは、人間との付き合いで、動物や植物を相手にしている間に<自分の心の再生>を、自分では気づかずに計っている人達も多いものです・・・。

 

動物や植物を売買したりして、職業・生計を立てている、立派な職業も有る訳です。

趣味ではなくて、仕事というか役割意識でもあり、人生を生きるための手段でもあります。

 

勿論、生き物だけでなく、金・銀・宝石、果ては高価な衣装などの職業も立派にあります。

人は誰しも、宝石などには<眼を奪われ>ます。綺麗ですね。煌びやかですね。

面白い事が有るものです。人と{無生物体}との触れ合いであり、{癒し}となります。

人は、天然の宝石には<憧れの眼差し>を向けますが、人工的に作られた物には<輝きの眼差し>を向けないものです。不思議と言うか、面白い現象です。

 

人の心は、何処までも自然との<繋がり>を無意識的には求めています。自宅で温泉の湯を入れても、喜びません。たかが、温泉と言えども、温泉が湧き出る場所まで出かけて、初めて、人は疲れを癒して喜んで帰ってきます。また、現場に戻り働きます。

<<人生>>人生への理解(12)・・・人対人・・・動物・・・植物・・・

2010 年 12 月 7 日

前回は、人の悩み、そして、{悩まない人になる}だけだと皆さんに伝えました。

 

さて、人間は生まれながらにして、眼前だけを眺めて生きるのが、普通の生き方となっているようです。

唯、唯、漠然と生きる、自分がどんな考え方を持って生きているかを、考えもしない場合が多いです。

ついには、自分の死がやって来るまで、考えないし、終末を眼前にしても自分の心を見ようとしない人も、時折ですが、見かけます。

 

自分の眼前に、自分にとって{良い事柄}は無いだろうか、と思いながら日常生活を送っています。

自分に都合の良い事、良い物、良い者だけを、自分の側に置きたいのです。

でも、これが、一般の人達の生活様式だと思われます。

それ故に、一般の人達よりも、自分の人生をより良く有意義に生きるために、人生勉強が必要なのです。

皆さんが、自分が自分一人で人生勉強をしていると、思っておられます。実際には、人生勉強が足りていないのですが・・・・気づいていないのですね・・・。

 

フロイトやユングの名前を知っている方達も、いらっしゃるでしょう。

でも、彼等が説明している事柄では、なかなか、心の糸は解けないと感じています。

当方では、本当に心底と、自分の人生を納得して満足して生きるには、もっと別の方法が必要だと思っています。

 

こちらは、心理士であるが故に、宗教については<良いとか悪いとか>などとコメントを入れる立場には有りません。宗教については、語らない事にしておきます。

 

心の葛藤を持たないで、気楽に良い人生を過ごせる人になって欲しいだけです。

 

心理療法と言っても、色々な方法があるでしょう。

しかし、心の問題は,直接に心を見つめることです。

 

人間には、行動と会話と心の3つしか有りません。

行動と会話を動かしているのは、心ですよね。

だから、人は、{心}次第で<幸か・不幸か、どちらへでも>転ぶものです。

<<人生>>人生への理解(11)・・・人対人・・・動物・・・植物・・・

2010 年 12 月 3 日

 さて、人間の社会生活での、心の葛藤について述べてみましょう。

 

{五欲}については、前述しています。早速、ここでは、{{仏教観}}を借りて説明するのが早いでしょう。

{四苦八苦}について説明しておきたいと思います。(四苦+四苦=八苦と言います。)

人間が生きるには、どのような悩みや苦しみが有るのかを知っておく必要もあるでしょうから・・・・。

 

四苦(人間誰しも出会う)・・・・

1.人間世界で生きるには、誰しも悩み苦しみを伴うものだと教えている「生」。

2.人は此の世に生まれた以上は、誰しも老化して行くと言うのである「老」。

3.誰しも、人間世界で生きる。いや、人間世界でなくても、生きる以上は病気をする「病」。

4.人は此の世に誕生した以上は、やがて、終末がやって来る「死」。

八苦(四苦に足して、もう別の四苦があると言うのである)・・・・・

5.人間は煩悩が多く悩んで生きる「五蘊盛苦」五蘊→色・受・想・行・識→色即是空。

6.人が生きていると自分の側には、一人や二人は気の合わない人がいる「怨憎会苦」。

7.人は生き別れや死に別れ、勿論、ペットや貴金属などとの別れもある「愛別離苦」。

8.あれが欲しいこれが欲しい、だけど求めても自分の手には入らない「求不得苦」。

 

人間の悩みを、言い尽くしていますね。

 

自分が悩む時、ストレスを感じる時があれば、上記の事項を自分の心と照らし合わせて見て下さい。

 

ここで強調したかった事柄は、人間は誰しも<心に葛藤>を持って生きています。

ですが、どんな悩みや苦しみを抱えているか、一般庶民は日常から考えもしないので、ここに説明をしてみました。

必ず、共感するものが有るでしょう。

 

人生を生きるのは、{苦}なのか{楽}なのか、それは人間個人の心の持ち方、しいて言えば{人生観}になって来るでしょう。

 

可能な限り早く{心の扉}を開き、人生を楽しく・・と思いますが、人生の{扉}を開くには、皆さんが結構と苦労しています。悩まない人になる、だけです。