<<いじめ>>いじめと自殺(19)

2006 年 12 月 22 日

 学校の先生方も、人間の心理をある程度でも勉強しておくことです。

<いじめ自殺>その他に、登校拒否、非行、シンナー中毒、心身症、神経症、うつ病、各種の異常会話、各種の異常行動、諸々の問題について少しでも解決策を勉強しておいて欲しいのです。

教育委員会なども、学校の生徒達や先生達に本当に役立っているのでしょうか?

 

 学校で、色々様々の問題が起こってきています。

この様な問題にはこの様な対処・・・、などと、それなりに不十分にしろ、解決策を試みてみる必要はあるでしょう。

何事も全てが100%完全になされて、100%の効果、結果が残される訳でもありません。

人間は自分自身の事や、自分自身の心や、自分自身の問題を知っておかねば大変でもあります。

 他人の心や他人の問題をも十分に知ってあげる能力を身につけておくべきでしょう。

 

 新聞やテレビの記者も、唯、外野席から事の{成り行き}を報道しているだけです。

彼等には、それが<お役目>なのでしょうけれど・・・・。

また、<いじめ自殺>の報道により、何とか自殺をしないで努力していた生徒までが、新たに<いじめ自殺>の道を選んで死んでいく場合もあります。

それはそれで仕方が無いのでしょう・・・。

 マスコミ報道の発達した時代であるし・・・人間とはそんなものかも知れませんね。

 

 学校世界、人間世界が完全無欠に物事や人の問題が、良好なまま進展する場合も無いでしょう。

だが、マイナスの問題が有る事に気づけば、何かの努力はするのが当然でしょう。

くどい程繰り返しますが、何かが有っても{知らぬ振り}をしておくのと、何かが有れば気づいて{改善に向けて努力する}ことは、全然違います。

出来るだけ改善に向けての努力はするべきではないでしょうか!

<いじめ自殺>の問題は、当方も簡単に解決できるものではないと考えますが、生徒達を<洗脳して>、周りで<いじめ>が有れば皆で<いじめ>を無くすように忠告しよう、なんて言っていますが、これらも<いじめ>られる人達への援護が主体であって、<いじめ>る人達の心へ直接に触れて、彼らの心を{良い方へ改善}させてあげるものでもありません。

まして、それを担任の先生だけで改善できるものでもありません。

教員室で話し合っても、簡単に解決できるものでもありませんね。

 

 異常会話、異常行動、などを起こす子供達は、必ず自分の親への{不満、不平、怒り、怨念、悲しみ、嘆き、孤独・・・}など、実に多くの心の問題を抱えています。

彼等も自分の心と向き合わないと自分の心は見えてきません。

親も、自分の{生い立ち}から{結婚}、{子育ての過程}をしっかりと振り返る事です。

でないと、真実なる出来事の経過は見えて来ません。

<<いじめ>>いじめと自殺(18)

2006 年 12 月 21 日

 <いじめ自殺>について、話し記載しています。

どうしてここまで当方が拘ってブログに掲載しているか、です。

文部科学省、学校、先生方、親達、子供達を育てた人達、自称他称の学識者、マスコミ報道、などなどが、常に<いじめ自殺>を救う事ばかり考えている。

何故に<いじめ>ている加害者の{心の矯正}に対処しようとしないのか、<いじめ>ている人達については、全くとテレビやマスコミなどでも報道されていません。

どうして学校での<いじめ>を無くそうかと、<いじめ>られる側の人達だけを対象に議論しているから不思議です。

<いじめ>が起こらない様に、犠牲者が出ない様にと、如何にすればよいかというのです。

しかし<いじめ>る人達が居れば、<いじめ>は永遠に無くならないでしょう。

 

 子供達が<いじめ>に遭って<自殺>する事は本当に痛ましい姿です。

何度も述べますが、確かに、学校の先生方の不味い対応で、子供達の自殺の{切っ掛け}にはなっているでしょう。

家族やマスコミからも攻められている様です。

しかし当方、そんな学校風景・社会風景を冷たい眼で見ています。

 学校の校長先生方も、難題を抱えて時折自殺しています。

自殺する先生方も所詮気の小さい先生です。

自殺する先生は、自分の心の中で{心のトリック}を抱えているのに気づいていないのです。

もっと人間の心について学習していれば自殺しないでしょう!

人の浅い心、深い心、顕在意識・潜在意識・無意識の自分の心の世界を勉強しておくべきだったと思わされます。

 

 自殺したからと言って、学校、人間社会、世の中が平和になる訳ではありません。

人が自殺する事によって、家族や周囲の人達を、新たに別の世界の{心の葛藤}にまで引きずってしまう。

周りの残された家族や子供達に、一生心理的には迷惑をかけるし、心身の異常をも起こしかねません。

 

 勿論<いじめ自殺>の家族は被害者には間違いないと考えるが、常日頃家族の中では{親と子供達の間で心の葛藤}は無かったのか?です。

親と子が本当に上手に出来上がっていたとすれば<いじめ自殺>は起こりえなかったと思っています。

案外と親が気づかないところで、子供達は大変な心の葛藤を抱えています。

子供達は、心の葛藤を抱えていても親に自分の気持ちを伝える事は有りません。

親が、日頃から子供達の心の、聞く耳を持っていないのです。

 

 子供の雰囲気を親が察知する能力の有無の問題にもなります。

<<いじめ>>いじめと自殺(17)

2006 年 12 月 19 日

 <いじめ>については、要するに{家族の病}が原点にある事を、学識者も教育者も一般大衆も、皆誰もが<その事実>を知るべきである。

だから<いじめ>を解決するためには{家族の病}を治すのが一番に早いと断言する。

 

 大変なのは、人間という生き物・・・、本当に大変な生き物だと感じて仕方がない。

好きで結婚して家族を形成したものの、家族によっては、子供が誕生しないうちに<崩壊>して行く事もある。

結婚して子供が出来てからすぐに離婚・・・などもある。

離婚までしなくても、家庭内離婚は案外と沢山あるだろう。

家庭内離婚が他人には見えなくても、母と父が演技しながら子供に対処していても、また、演技しながら子供を可愛がっている積もりでも、夫婦の<ちょっとした諍い>は子供達に伝わっていく。

それほど子供達には、親の会話や行動や心の動きが、知らないうちに記憶の中に、子供達も意識しないながらも、大脳の奥(海馬)深くに刻み込まれて行く。

 

 親達や子育てをした人達も、心の専門家ではないので、親と子の{因果関係}については全く理解できないであろうが・・・。

本当の子供達の心を知るためには、親達も自分の過去を振り返る事、また、子供と自分の血縁関係が無くても、矢張り、育てた人もすべて自分の過去を調べるべきである。

 何故なのか?であるが、全ての人間の会話・行動・心は、自分の過去の心に操られている、と言っても過言ではないからである。

<過去の心を知る事>が、大切である。

「過去の心における、親と子の心の和解」これしかないし、そうでないと心の平安は得られない。

 <いじめ>られる子供達、<いじめ>る子供達も、自分達の過去の心に強迫されて行動や会話なども、動かされているのであるから・・・。

マスコミ報道などでは、<いじめ>られる子供達を守る事だけを議論などしている。

 

 人間社会を生きる子供達も、人間世界の最低限のルールは知っておかねばならない。

<いじめ>に関わっている子供達への、積極的なアプローチはあまり論議されていない。

そんな子供達の親が、周囲の助言を素直に<受け入れない>ところが大変であろう。

当方の体験より、子供達の親が体験してくれれば事は上手く運べるものである。

最終的に、親が自分の過去を見つめる{心理療法}を受けてくれない時、問題は残る。

 

<いじめ>られる子供達の心の葛藤は消去されないから!

<いじめ>る側の子供達を、法律で罰するべきかどうかの問題は慎重でなければならない。

子供達は全て、親の態度に左右されるであろうし、法律までは触れさせたくないが・・・?

 

 何処まで親が協力するかが分岐点である。

<<いじめ>>いじめと自殺(16)

2006 年 12 月 18 日

 ある日も、新聞マスコミなど報道がありましたね。

この中に、極一部の人が話していたようです。

親も、しっかりと子供達について勉強しなければならないのか・・・と!

 

 当方から見ていると、まだまだ<いじめ>られる子供達の親、或いは、<いじめ>られる子供達を育てた人、彼等は皆が自分の過去を振り返らなければ、今の<いじめ>の心境と真実は見えて来ない。

しかも、単に漠然と過去を振り返っただけでは、100%絶対に真実なる<いじめ>の{因果関係}は見えて来ない。

 何度も伝えているが、ここでは表現を変えて話しておきたい。

何度も、<いじめ>の{根っ子}の本質を話すのだが、学校の先生方や家族、親や育てた人達に、この<いじめ>の本質の世界が届かないからである。

<いじめ>について、誰もがこの{真実}を知りたいと考えるのであれば、矢張り、過ぎて来た過去を振り返らなければ、その真実なる<人間の心>は見えて来ない。

だから当方は、素直に自分の長年月の心理療法の体験から、教育現場や家族の世界に実感している事柄を投げかけるしかない。

 

 このブログを見ただけでは<けしからん>などと、当方を説教したい人達も居られるだろう。

当方に説教やコメントを入れて下さる方達が居られれば、当方は<有り難い>と感謝する。

 

 当方、長年の心理療法の体験がある。

我が子の心理療法の体験の他、当所には6000人に上る色々様々な方達が心理療法を受けに来られた。

<いじめ>、<登校拒否>、<非行>、・・大人であれば<うつ病>の方達が一番に多い。

過去を見る「心理療法」を受ければ、うつ病者の長期休業も要らないのである。

若年でも、成人でも、高齢者でも、人格水準を見抜いており、この人であれば、この人一人で{心理療法}を受けるだけで大丈夫とか、この人だけが単独で{心理療法}を受けても、後で<元の木阿弥>になってしまうだろう、など全部を理解できている。

 <いじめ>られる子供達、<いじめ>ている子供達、そんな彼等は本当に心の世界が未熟過ぎる。

個人、単独で「過去を見つめる心理療法」を受けさせても失敗に終わるであろう。

母親、父親、子供達を育てた人達が一緒になって「過去を見つめる心理療法」を受けてみる体験が必要であろう。

学校の先生方も、「同じ心理療法」を受ける体験が重要である。

<いじめ自殺>の{切っ掛け}を作らないようにするために。

 

 人間は<過去の心の和解>が、全ての{鍵}を握っている。

自分を育てた親や、親の代わりに自分を育てた人との『過去の心の和解』で充分である。

 『過去の心の和解』が、{人間の心の平安}をもたらしてくれる。

<<いじめ>>いじめと自殺(15)

2006 年 12 月 15 日

 当方、長い間に渡り心理療法に関わって来ているが、人間の考え方・思い込みについて非常に興味深い事があります。

人間本来の思考体系が、多分に狂っているのでしょうね???

これが普通の考え方なのか「自分には何も悩みは無いのだろう」と、思って生きています。

 

 親が「自分の子育てが間違っていた」と、気づくだけで子供達は随分と変わります。

当方で沢山の人達と面接しますが、色々様々の思考体系の母親や父親が居られます。

 例えば、自分の子供達が悩み込んで社会適応していないのに、母親も父親も自分達には全く悩みは無いと答えます。

「どうして悩みや苦しみが無いのですか!?」と、質問するのですが、子供に<しっかりせよ>と思い込んでいるだけで、自分には悩みは無いと・・・答える。

親の自分達は<しっかりしている>ので、子供達よ<頑張れ>それだけで、解決すれば良いと言うのです。

 登校拒否や非行なども、親達は「自分達には関係ない」と、思っています。

まして、子供達の<いじめ>についても、親達は、親の「因果」を何度も聞かされたものの、自分と子供達の心は全く関係ないので<いじめ>に遭っている子供達に<しっかりせよ>と、自分達の心を投げかけているだけですね。

 

 登校拒否、摂食障害、心身症、いじめ、非行、暴力、神経症、うつ病、などについても、究極に見詰めていくと、心の問題なのです。

その心は、全部が親の心の影響を受けていると・・・、真剣に説明します。

親の心を引きずって、今の<いじめ>られる、<いじめ>る、両側ともに親の責任だと、時間をかけて一生懸命に{心の根源}、{親の因果}を説明するのですが、それでも、両者の親達に伝わらないのです。

 

 親が変わらないと、子供達だけ{心理療法}を受けただけでは、なかなか心は変革されていかない・・・と、何時も説明するのです。

この様な親だったら子供達が傷ついていくのは無理もないと考えながら、当方は悲しいばかりです。

親が「自分には悩みは無い」と思っても、心理療法を受けて体験すれば良いだけなのです。

 

 人間は、悩んだり悲しんだりする時が最大の{心の飛躍}のチャンスなのです。

何故悩むか?の疑問が消去されるだけで充分なのです。

世間の親達に問うてみたいのです。

本当に親達は<自分は正常だ>とか、<悩みはない>なんて言うけれど、そんな考え方で良いのですか!!!

当方では、随分と説明しても、心理療法をやっと<受けてみましょう、受けたくない、自分達親は正常だから関係ない>などと言われます・・・!!!

 

 「親の因果が、子に報い」を知る事で、親の心も反転するのです。