<<心の世界>>36の質問 (28)

2008 年 7 月 10 日

  「四苦八苦」について質問します・・・人が自分の人生を生きるのに、自分の {過去を知る}のが大事だという事、それは<受け入れて>考えるようにします。

日頃から、人間は<何を、どんな事柄>を考えて生きているのか、少し話を聞かせて下さいますか、それも結局は、自分の過去を調べて具体的に詳細に把握できるのでしょうが。

 一体に、人間って何を考えて生きていますか???

 

{お答え}

 自分の{過去の心}を調べれば、詳細に理解できるのですが、<<説明>>を聞いていると、もっと具体的に理解できますから、伝えておきましょう。

この(閲覧分)でも、一度だけ触れていますが、もう一度、触れてみましょう。

仏教の言葉を借りて説明するのが、分かり易いでしょう。

「四苦八苦」と言う言葉が、あります。

「四苦」+「四苦」で、「八苦」となります。

最初の「四苦」は、「生」・「老」・「病」・「死」と言います。

後の「四苦」は、「五蘊盛苦」・「怨憎会苦」・「求不得苦」・「愛別離苦」、などと言われています。

 

「「生」」とは、人が生き続ける限り、苦悩はあるものということ、

{生まれる苦しみ}とも、言いますが・・・。

人は<<煩悩>>多きために、あれやこれやと考えます。

人の心は、<<一念三千>>とも言います。

人の一瞬の考えている事柄が、三千通りもあると表現されています。

本当にですね、人間って生きる限り、沢山の事柄を何かを考えて生きています。

親は子供の事、子供は親の事など、その他についても沢山沢山と考えます。

生きる事そのものが、苦しみなのだと教えています。

そう、生~新生児~乳児~幼児~子供~学童~生徒~思春期~青年~成年~壮年~高齢期~老齢期~死期・・・。

上記の間に、一体に、どれほど頭を使って考えるのでしょう。

 

「「老」」とは、人は生まれて来た以上は、必ず、年老いて行きます。

若い間は、自分が歳をとるなんて考えませんが、少しずつ歳月を重ねて行き気づいた時には<年老いて>おり、どんなにお金を大金を払っても<若くなれません>からね。

若い間は、体の動きとか体力なんて自分の事とは関係がなくて、全然と<老いる>事に関心がありません。

この点については、スポ―ツをすれば、誰でもすぐに理解できます。

自分の若い時と、体力など比較できますからね。

若い時は、格別に少年の頃は、案外と、自分が成長して<大人になりたい>とか思う人達も居ます。

その歳になって、気づいてきますが、教えても気づかない人も居ます。

<<心の世界>>36の質問 (27)

2008 年 7 月 9 日

  先生は、子育ての基本は<親だと言われ>ますね。

学校の先生とか、人間社会とかは、親と子供と<如何なる関係>がありますか。

前回では、唯、親に<責任>があるとのことでしたが・・それも理解しました。人間社会も学校の先生の考え方も、皆の心が{歪}になっていますよね。

親が、過去を調べて{{非}}を認めるだけで、子供に謝罪するだけで充分なのでしょうか。  世の中も、悪いですよ。

世の中が悪い、学校が悪い、社会が悪いと、思われませんでしょうか。

 

{お答え}

 人間って、面白い、不思議ですね、何時も自分が大事だと、自分中心主義になります。

会社とか、企業とか、政治家なども、自分の心を見つめておかないと駄目なのです・・、人間社会において本当に<感謝、報恩>などだけで生きられるかと、問われれば難しい質問でしょう。

他者に対して、全ての自分を捧げるとなると、自分の仕事や生活にも面倒が起こるかも知れません。

 しかし、時には、自分を信じることが大事です。

そして、時には、他人に対して自分の力を<尽くす>事、他人に<何かをしてあげる>事も、大切ですよ。

無料奉仕ですよ。

初めから、無料奉仕で、心の底で{見返り}を求めない仕事とか作業では、絶対に疲れないでしょう。

何故なら、人が疲れるのは、何かをする毎に心の底で{見返り}を求めるから、今の現在の心も頭も疲れるし体が疲れて来るのです。

 

 さて、学校の先生も{悪い}などと思われるのですね。

当方も、確かに、学校の先生方で<心が歪で未熟な人格>の人達も見られると考えます。

生徒達に対して、自分が真面目に対応している気持ちのつもりですが、無意識的に<自分のストレス>を発散させる場合もありますから・・。

 昨今では、長期に休業したまま、学校の勤めにも出ないで、暫くの間、お金を頂いている人達も見られます。

マスコミで、学校の先生方や公務員の人達について、しばしば報じられています。

先生方や公務員の人達が、心の悩みで長期間にわたり休むと税金の無駄になります。

先生方や公務員の誰もが、見栄とか虚栄心とか、余分な心を捨てて生徒や庶民のために真剣に、自分の{態度}とか{会話}とか、{心}の動きを見極めておいて欲しいですね。

 

 家族の中で、どんなに親、両親が充分にケアしても、やはり、行った場所(学校)で、何時も辛い事柄が、多すぎると、幼い人達には<心の歪>は起こるでしょう。

当方、家族が根源の<根っ子>の問題を抱えていると言っても、その次の居場所が大変な居場所であれば、人格の未成熟な人達には、耐えられませんからね。

学校の先生方や、各種の公務員の人達も<己の心の動き>を見極めておいて下さいませ。

 

 自己を知る「心理療法」の体験しかないでしょう。

<<心の世界>>36の質問 (26)

2008 年 7 月 7 日

  自分の心を{自己探求}するとか、「青い鳥」探しするとかは、了解しました。

じゃあ、子育ては、誰の責任でしょうか。

昨今は、親と子の問題が、随分と報道されています。

学校も悪いでしょう、先生達が<未熟過ぎる>って感じがします。

親よりも、先生達、また、人間社会が歪になり過ぎています。

そんなに思いますよ、{学校が悪い}、{人間社会}が悪いですね。

 

{お答え}

 自分が、自分は悲しい存在だ、悔しい、不満が沢山とあって、情けない、劣等感の固まり、悲劇だと思う時は、人間って、必ずですね、周りが悪いと、周りの責任にしたいのですね。

時には、生まれて来るのではなかった、などとも思います。

子育てで、親の思う通りに<子育て>出来なかったら、悲しくなりますし、苦しみます。

 

親は、子供達を一生懸命に育てる積もりで、一方で、夫婦の問題で夫婦喧嘩をしたり、<子育て>でも沢山と喧嘩します。

時には、親の両方共が、親の<生い立ち>で積み残した事柄を、自分の子供達に<頑張らせよう>とする場合が多いですね。

また、親達の育つ過程で、自分の親に対してマイナスの感情を沢山と抱えている人達は、自分の子供達に<虐待行為>も、する場合が案外とあります。

 

 親の考え方で、子育てをしますが、良い事でしょう。

しかし、子育ての過程において、子供達を育てるのに、親の思う通りにはならない、子供達は<自分達の親の言う通り>に勉強してくれないとか、登校拒否、非行、いじめ、学校での態度が悪いとか、勉強しないとか、顔の表情が悪いとか、元気が無いとか、上学年になれば異性の下着などを盗むとか、不眠、引きこもり、などなどの可能性が有れば、しっかりと注意して欲しいです。

 

 一般的には、子供の{異常会話}とか、{異常行動}とか、{異常な心}などに心配が出て来た時は、先ずは、子供達の親に原因が有ります。

親は、自分の考え方は正しい、自分の行なっている事は正しい、そう考えたいのです。

ここで、少し考えてみて、親に必要なのは、自分達が<子育ての段階で間違えた>のではないかと、気づく事が重要です。

 

何故って、自分の親に{親の恩}や{親への感謝}などを、感じ取る能力のある人達は、「良い事」と「悪い事」の判断が出来ます。

結局は、子供が悪いのではなく、学校の先生が悪いなどと、全てが他者が責任だとは思わない方が良いです。

親が、子供達から見て、自分の親は{優しい良い親}だと感じていれば、子供達の異常会話や異常行動は、起こらないものです。

 

 親が自分の過去を振り返り、自分の{{非}}を認めた時には、子供達に対して自分の{非}}を伝えてあげる事が最大に重要です。

<<心の世界>>36の質問 (25)

2008 年 7 月 5 日

  第3の眼とも聞きます。

どんな眼なのでしょう。

大きな{課題}になりますが、

小さな地球上に<永遠に平和はやって来ない>って感じます。

同じ人間でありながら、民族、国家、政治、経済、宗教、などが異なっているために、何時も人間は戦争などを行なっています。

どうして、なのでしょう。

地球上を見ていると、悲しくなります。

先生は、悲しくならないのでしょうか???

 

{お答え}

 確かに、質問されている通りですね。

見かけは、飛行機や軍艦やミサイルを使う戦争でなくても、政治戦争や経済戦争などで、自分の国が<得をする>ことばかりに拘っています。

どうしようもない、人間の{性}なのでしょうか、人間って大変です。

 地球上の各国々で、全ての人達が<人生が楽しく>、<爽やかに>、<豊かに>、<安らかに>、<平安に>暮らせる、そう出来る能力は、誰も全然と持ちません。

正直な返事を、しておきます。

唯、唯、人間って、そんなに賢くはないと、感じていますよ。

それほど、人間はエゴイストであり、自分の欲望を満たすために生きているのだとも、感じます。

 

 第3の眼ですね、自分の目玉を自分から離し、遠くに置いてみます。

上空とか、もっと高いお月様とか、お星様とか、そこから、人間世界を眺めましょう。

悲しい事柄が、沢山と見えて来ますよ。

自分だけが、悲しんでいるのではないと気づきます。

誰も人は、皆が悩んで苦しんで生きているという事実を、知る事が出来ますよ。

これだけでも、立派な事です。

皆が欲望を大きくして、生きる事を伝える積もりは全くありません。

 

 地球上の全ての人達が、{{幸せ?}}、そんな環境とか状況とか、そんなに{{バラ色の人生を夢みる}}のは、逆に、大変でしょう。

人格未熟で、人格水準の成長が少し遅れている場合には、自分が努力もせずに、案外と{平等}とか{不平等}でない世界を持ちたいと思っています。

その方向に向かって<努力している人達>は、あまり悩んだり落ち込んだりしません。

何故ならば、一生懸命に<頑張っている人達>は、それなりの{役割意識}を持っていますからね。

非常に感慨深い事は、{平等}とか{平和}とか{人生が夢見るような美しい}などと願う人達は、自分では<何もせずに>僻んでいる場合が多いです。

 

 {己の心を点検}する「心理療法」を試みて下さいませ。

<<心の世界>>36の質問 (24)

2008 年 7 月 3 日

  随分といろんな考え方があるみたいですね。

私達には難しいのですが、ここまでは勉強しても分かりませんよ。

当然の事だから、誰が見ても読んでも理解できる文章を記載して下さい。

読んでも理解できなければ、意味がありません。

もっと、易しく記載して下さいませんでしょうか。

 

{お答え}

 その、通りですね。

言われる事は、良く分かりますが、確かに、難しい事柄も記載しているでしょう。

この{閲覧分}は、一般の人達だけでなくて、自称、心のプロだと思っている人達でも、ここまで勉強して欲しいと考えていますから・・・・。

そうですね、この{閲覧分}では、人間学と哲学と人文学などに、触れているものと考えても、良いでしょう。

繰り返しますが、この{閲覧分}は簡単な心の説明もしておきますが、まだまだ、一生懸命に<勉強したい人達>のためにも記載させ頂いていますから、恐縮です。

少し、難しい箇所もあるでしょうね。

自称プロだと自覚している人達にも、参考になるように{閲覧分}を書いています。

 

 唯、唯、悩みや苦しみや、心と心に関連した病気の場合では、薬だけで治療するのは、あまり意味がありませんと説明しています。

現実に、そうなのですから。

人の悩みや、心の病気を治してあげると言っても、どんなに助言や説教をしても、意味の無いものです。

とにかく、人が心の「器」を大きくしたい時は、自分の通り過ぎた<<過去>>を見つめ直して、自分の過去の<<再解釈>>と<<新しい意味づけ>>を体験する事が大切です。

 

 心の病気が非常に悪くなると、統合失調症でなくても、幻覚や妄想などが出て来る場合もあります。

薬を服用しても症状が悪くて治らない場合もあります。

心の葛藤が強すぎると、目前の{幻覚}や、また{妄想}などを、消去できていない場合もあります。

話をしても、心の交流が出来ないでしょうから、{心理療法}の出来るタイミングに注意が重要です。

 

 昔から「三つ子の魂」、「親の因果が、子に報い」、などと立派な真実な言葉が有りますが、現代の人達は全く理解できない、理解しようとしない人達が沢山と居られます。

昨今では、人間の科学や技術が進歩したと言っていますが、科学は進歩すれば、する程に、目前の物やお金や、その他のものを求め過ぎて、人の心は益々と<歪>になって行くようですね。

 

 人間学も哲学も、自分の心を知る「心理療法」が重要です。