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2007 年 3 月 のアーカイブ

<<講演>>人生への理解(15)

2007 年 3 月 15 日 木曜日

 動物や植物や無生命体などのお陰で、人間は生かされて生きていると説明しました。

 周囲の人間、いや、巡りめぐって世界中の人たちのお世話を受けているのが現実でしょうが、この事について皆さんは考えていません。

 

 食物だけを見た場合、日本産にしても、外国産にしても、自分の知らない人達が生産し、それを運んで来る人達もいます。

人は、小さなお店や大きなスーパーなど、そこから食品を買って食べています。

見知らぬ人達のお世話を受けています。

果物、野菜、魚、肉、など全てですね。

食物だけでなく、販売されている全てのものには、人の手がかかっています。

 

 人が生きるには、原則として、現代社会では<金銭>が必要です。

金銭は、紙幣や銀貨などにして生き物ではありません。

面白いのは、人間は誰しも金銭を沢山と欲しがっています。

この金銭の<やり取り>も、全て人がやっています。

自動販売機の様な機器で、設定されていれば直接には人の手を煩わせない場合もあるでしょうが、準備には<人の手がかかって>います。

 

 細かく見詰めていくと、人間は自分一人ではありませんね。

家庭の中を見渡すだけでも、IT文明・文化などと言って、テレビ、電気冷蔵庫、電気掃除機、冷暖房、パソコン、携帯電話、デジタルカメラ、などなど、沢山のものが溢れています。

機器のみならず新しい文化が生まれて来ているのでしょうか・・・。

人間の生身の生活する人々にとって、格別に便利さは増えて来ていますが、一方で人間の心の歪化も顕在化して来ました。

大変な時代が来た様にも思います。

 

 人の生活様式は、自分の眼前を眺めて好きな物や好きな人達と一緒に・・・、というのが日常生活の様です。

他人よりも、自分が大切ですね。

その気持ちは、充分に分かります。

 

 自分という人間が、よく言われる{ナルシスト}、{エゴイスト}ではなくて、人間像全体を見詰めて生きて行ける、それなりに調和できる人であって欲しいです。

<<人生>>電話カウンセリング&人生相談(12)

2007 年 3 月 12 日 月曜日

 前回の記事の最後に、①{受容}、②{共感}、③{妥協}、④{拒絶}、などと言いました。

 

 眼前の人達は、皆それぞれの心、性格、人格、があります。

自分を含めて、人間全ての人が自分達の心を持っていますので、今の自分の心と考え方が違う事が、多々あるのです。

そんな時に、何処まで相手の心を受け止めるか、納得してですね・・・相手の気持ちを理解してあげて、受けとめる、受容してあげられる自分になる事が必要です。

 

沢山の人達の中で人間個人が生きているのですね。

だから、他人の誰もが自分の考え方に納得してくれる筈はありません。

時には他人の考え方にも「この人は<こんな考え方>を持っている」とか、「自分と同じ考え方でないから嫌い」とか・・・相手に対して、何時も否定しない事ですね。

そういう心、思考体系も無理からぬ事と共感してあげる、自分の能力を持たなければなりません。

 

他者の意見が自分の意見と違っていても、全部を否定する訳でなく、他人の気持ちに半分でも賛成してあげることも必要です。

世の中、人間の集団、社会があるのです。

決して人間社会を生きるのに、自分一人では生きる事ができません。

他者の中で、そして、環境の中で人は生かされています。

だから自分以外の他人に対しても、他人の心を認めてあげることが必要です。

世の中の人達皆が、自分の思う通りには動いてくれないし、自分の考え方に賛成してくれる筈もありませんから・・・。

 

時に、一般の人達というか、結局考え方は未熟になってきますが・・・、お金を貸したりして、貸したお金が自分に戻って来ないとかで嘆いている人達もおられます。

この様な場合、多くは「お金を貸しておかないと、友達が少なくなって行く(友達が居なくなる、寂しく孤独になる)ので・・・」と、心配したりしてお金を貸す事が案外と多いです。

そして最後は、お金が戻らずに<破滅>に向かって行きます。

勿論、お金を返してくれる他人もいますが、普通は“貸したお金は戻って来ない”と思った方が良いですね。

 そういう事で、ケース・バイ・ケースですが、相手から頼まれた事柄でも、自分の気持ちで<拒絶できる能力>、そんな人生観も必要な場合があります。

 

①、②、③、④、いずれも人生を生きるには、こういう考え方が適度に出来る能力、思考力を持っておく事、思考力を養っておく事が重要なのです。

 そう、この区別を充分に出来る能力と力量が備えてあれば、人間世界を生きるのに、そんなに大変な事は起こらない筈です。

自分の過去の能力と力量をチェック

 

 電話カウンセリング&電話人生相談も可能です。

<<人生>>電話カウンセリング&人生相談(11)

2007 年 3 月 10 日 土曜日

 人が人生を、生きる。

決して、自分の現在と未来だけを眺めないで下さいませ。

人間の思考体系、考える方法、判断能力、想像能力、未来と未来を想像する能力など、諸々の思考は、本人の自分の過去の中に{種}が有ります。

沢山の人達が自分の過去の心を調べて下さるようなると良いのですが・・・・悲しい事に、残念な事に、人間、多くの人達は未来を眺めて{外観思考}で生きています。

 

 人間は、過去を置き去りにして生きて行く習性ですよね。

そして、常に心の中では何かを求めて急いでおります。

 

 人が人生を生きる、自分の周りには沢山の人達がいます。

人が世の中を生きる以上は、誰かと顔を突き合わせて仕事をするしかありませんし、自分の周囲の環境もある訳です。

時には、嫌いな人も居ますが、人生を生きる以上は色々様々な人達に出会います。

世の中、自分の好きな人ばかりが周りに住んでいる事は、有り得ない事実であります。

自分が選んだ環境でさえ、思い間違いの事が沢山とあります。

まして、自分が選んだ事でなくても、他者から自分の考えていない程の環境に投げ込まれる場合もあります。

その様な場合、投げ込まれた環境が嫌いだと自己主張すれば、そこから辞めざるを得ません。

 

 俗世間で生きていますと、自分の思う通りにならないのが普通なのです。

しかし、人間は腹を立てます。

皆が気づきませんが、人は自分の心の中にマイナスの感情を溜め込むと、心や気持ちが疲れて体も疲れてしまいます。

自分の心の{器}の問題ですが、人は自分の心の{器}に気づかないのです。

 

 心の{器の大きい人}

① 自分の眼前の他人、はたまた、どういう状況に置かれても、出会う他人に対して対応できる人。

② どんな状況に投げ込まれても適応できる人。

③ 現在と未来に向かって思考体系や想像力のある人。

ここまであれば本当に立派な人だと言えます。更に、

④ 自分の過去を振り返り、何時も自分の過去の生き様について反省できる人、或いは、過去の生き様について<どんな人間であったか>を判断できる人。

であれば、もはやその人は凄く立派な人だと言えるでしょう。

 お金・名誉・地位などを持っている人達が立派な人、優秀な人である訳ではありません。

立派な人達とは、誰に対しても、頭をペコペコ下げる人達ではありません。

立派な人達とは、眼前の人達や環境に対して、{受容}・{共感}・{妥協}・{拒絶}の出来る人でしょうね。

 

 電話カウンセリング・電話人生相談を試してみて下さいませ。

<<人生>>電話カウンセリング&人生相談(10)

2007 年 3 月 8 日 木曜日

 多くの人達は普通「自分の人生を生きるのに、現在と未来を眺めて生きて下さい」なんて言いますよね。

しかしですね、自分の現在の能力や力量が無ければ、自分の現在も未来もしっかりと見えて来ません。

そうすると、自分の人生を生きるのに{ストレス}というか、{心の葛藤}を抱えて生きる事になります。

 

 皆、誰もが人生を歩いているのですが、時には立ち止まって過去を振り返る必要があります。

 

 ここでは少し学問的になりますが・・・

人間個人には、{浅い心}、{深い心}、{建前}、{本音}などの表現もあります。

一方で、顕在意識(現在~)・潜在意識・無意識、などと言う言葉もあります。

顕在意識と言うのは、人の一番に浅い心。

潜在意識と言えば、人の心の中間層にあると言えますね。

更に、無意識と言えば、人の心の深い場所にあると言って良いでしょう。

何度か別の記事で説明していますが、人の心、自分の心を変えたい時ですね・・・、悩み苦しむ心を変えたい、悩まない心に変えたい時は、自分の深い心から変えた方が遥かに近道です。

 世界中の心理療法関係の本を見ても、過去から積極的に振り返る方法は殆ど有りません。

悩む現在の心を変えようとしているのが、一般の心理療法になっています。

この様な方法は、近道の様で遠い道となるでしょう。

 当方、長年の経験からすると、今、病んでいる自分を、そのまま変えるなんて途方も無い程に大変で困難ですね。

 

 自分自身で悩んでいる時、勿論、自分の子供達について悩んでいる時でも、親であれば、自分の過去の、誕生をさせた両親について自分を調べます。

その後に、自分の子供達について、自分と子供達が如何なるコミュニケーションをとって現在まで生きて来たか・・・、を探索する事です。

 親が自分の両親について調べる時も、素直に調べる事ですね。

素直に過去を見つめる事をしなかったら、もはや、役立つ{心を悟る}事は出来ません。

また、この事については体験した人のみぞ<悟れる世界>であり、どんなに本を読んだり、話を聞いてみたりしても、その{悟り}を得る事は全く不可能です。

 

 人は誰しも自分の過去の心を、やりっぱなしで生きています。

自分らしさであり、本当の自分を生きていない事になります。

親にしても、どの様な人間一個人にしても、真実なる自分の過去を知らずして、本当の自分を、本当の母と子供達の心を知る事は出来ません。

 

 電話カウンセリング・電話人生相談を試してみて下さい。

<<人生>>電話カウンセリング&人生相談(9)

2007 年 3 月 7 日 水曜日

 人生を悩まないで生きる。

簡単に説明すれば、眼前の環境と人間関係に<拘らなければ>悩まないものです。

上記100%、間違いありません。

ですが、人は誰しも自分の人生を<拘らない>で生きる人達は何処にも見られません。

 

「四苦八苦」

①生きる事に拘ります。

②年老いてゆく事に拘ります。

③病気をする事に拘ります。

④死ぬ事に拘ります。

⑤愛する人や物との別れに拘ります。

⑥自分の欲しい者・物が手に入らないと拘ります。

⑦自分の周囲の人を少なからず恨みます。

⑧煩悩が多いために拘ります。(色・受・想・行・識)=五蘊盛苦→色是即空・・・。

 

 人間生きていますと、上記の事柄で誰もが悩んでいるものです。

勿論、上記のどれか一つ、或いは、二つくらいで悩んでいる人達も居ます。

どれも、全部を抱えて生きる人達も居ます。

「四苦八苦」を超えて生きている人達は、そんなには見られません。

しかし、この「四苦八苦」乗り越えられれば、うつ病者は直ぐに治って回復するものです。

 

 うつ病者にしても、そうでない人達でも、自分の過去に裏打ちされて生きているものです。

どんな病気・・・、例えば、白血病、癌、肉腫、遺伝因子に組み込まれた疾患などは別にしておいて、殆どは心と体が絡まった病気ですから、自分の心・性格・人格を良好にしておくべきです。

そこから自分の人生、人間像の全体を悟れば、人間は心も体も{再生}、{新生}が始まってくるでしょう。

 

 普通に行なっているカウンセリングでは、自分の生い立ち、過去を見つめる事に<重き>を置いていません。

これだと、本当の自分は見えません。

人の{行動}と{会話}を動かしているものは{心}ですね。

だから、人の心がしっかりと確立できていれば、人生でどんな環境に投げ込まれても、悩み苦しむ事は有り得ません。

そこで、人にとって一番大切なことは、人生途上での、それぞれの年齢に応じた{心の確立}をしておく事、これが必要なのです。

 

自分の{真実なる心}を知っていれば、何も悩み苦しみは無いのです。