<<インターネット心理療法>>追加編(7)

2006 年 11 月 4 日

 親の「インターネット心理療法」が必要だと、伝えました。

 

 子供達が随分と死ぬ程に悩んでも、親達は、なかなか自分が間違っていた事を認めません。

人間って、不思議ですね。

自分の考え方が、何処かで歯車が狂っていても“自分は正常だ”、“何処にも自分の悪いところは無い”などと思っています。

恐いですね。

本当に恐いのです。

仮に、子供が自殺して死んで行っても親は悲しむだけ、それも“一生懸命に育てたのに”なんて思っていますから、悲しさと悔しさと情けなさが残ります。

悔し涙も出ますね。

申し訳なさの涙が、一番に良いと思いますが・・・。

死んで行った子供に対しても、申し訳なさで一杯だったら後生で<心の傷跡を引きずる>量は少なくなるでしょう。

情けなさや悲しさの心だけでは、後々まで<多くの心の葛藤を引きずる>ものです。

 ここで言っているのは、そんな出来事が起らないように、当方は切に願っているものです。

そんな事件も起らない様に「過去の親と子の{心の和解}が重要だ」と述べているのです。

 

 俗世間、娑婆の世界、俗世、どの様な環境の中に投げ込まれても、努力して生きて行ける人となるためには、根本的には親と子の心が、心の底での{信頼感}が揺るぎ無く安定している事です。

この心の形成さえしっかりと出来上がっていれば、子供(大人になっても・・・)は自分の心を自分で操縦できる筈です。

 

 一般的に、人間は人の心の{カラクリ}を知らないです。

勿論、自分の心の{カラクリ}を知らないから、他者の心の{カラクリ}を理解できる筈はありません。

親が、親自身の心の{カラクリ}を知っていれば、自分の子供の心の{カラクリ}のみならず、自分以外の他者の心の{カラクリ}が読めるようになりますから、親自身も自分の人生を生きるのに気楽になるのです。

 本来的には、学問的にも、自分の心を読める人になるのが最高ですが、あまり無理を言わなくても良いですね。

 

 自分の心の{建前}と{本音}を読める人となるだけで、気楽になれるものです。

自分の子供の{建前}と{本音}を理解できれば、時には子供の{本音}の心にもついて行ってあげようとなる筈です。

親がそんな気持ちになるだけで、子供も気楽になります。

<<インターネット心理療法>>追加編(6)

2006 年 11 月 2 日

 親から「インターネット心理療法」を受ける理由を、また、伝えておきます。

 

 よく当方へ電話がかかったり、メールでも来る内容です・・・

「子供が登校拒否を起こした」、「いじめ、非行、万引き、などで困っている」更に、摂食障害、家出、その他に、各種心身症、各種神経症、うつ病、などで困って「<親として>どうしてやれば良いか」と言うのですね。

 何故に、親が「インターネット心理療法」体験する必要があるのかと質問されます。

それほど、子育てには<親が勉強していない>と言う事です。

子供が育つ過程で、子供の心や性格などは、全てが親から貰ったものと言ってよいでしょう。

「親の因果が、子に報い」の言葉がありますが、社会の親達は一考に理解していません。

 子供が他人を信用するかしないかは、乳離れか満2歳までには完成されて来ると言われています。

元々悩める人達の心は、基本的には親の子育ての仕方が問題なのです。

ここでは、当方が25年来も心理療法に関わって来たところ、親と子供の心の問題、心の葛藤など、この{心の縺れ}を解いて行くには、子供の生い立ちでの心を健やかにしてあげる事が、最大重要事項だと認識している訳です。

 一般家庭の親で、子供の心、本音と建前の心を理解できる親は居ないでしょう。

学問的には“子供の潜在意識と無意識の心を理解してあげる事”なのです。

この様な言葉を使うと、普通の方達には理解困難となりますので、“建前と本音”で留めておきます。

 また、子供を育てた親自信が建前と本音に気づいていません。

ですから「子供の建前と本音の心に気付いてあげて下さい」なんて言う方が無理なのですね。

 

 子供の<生い立ちの心を和ませる>こと、これだけで充分です、全てが解決するものです。

親と子の{過去の心の和解}これだけで、本当に充分です。

現在の子供達の問題は全て解決して行くでしょう・・・、しかし、そこまで体験した人達でないと分りにくいでしょうが・・・。

 親が自分の過去において、どれほど子供と<どんな風に接触して来た>か、<どんな会話があった>のか、<会話も無かった>のか、<背中を見せてきた>のか、<子供達の思いに耳を傾けて聞いてあげた>のか、などなどを探索する事です。

 きっと、親が自分の<至らなさ>に気付く筈です。

その親が、自分の申し訳なさに気付く事が最良であって、親の「インターネット心理療法」が必要の理由なのです。

 

 是非、親が「インターネット心理療法」の体験を受けて下さい。

<<インターネット心理療法>>追加編(5)

2006 年 10 月 27 日

 子供の心・性格などに問題が生じた時には、親は問題を抱えた子供を治そうとします。

唯、子供を治そうと考える時に<子供だけを治そう>と考えないで欲しいのです。

世間の親が何時も考える事は、親は一生懸命に育てた(現実には、親の虐待の場合も沢山とあるのですが、・・・気づきません・・)ので、子供が悪いのだと!!!、親は悪くないと!!!!

だから、子供の心・性格を治そうと頑張りますが、殆どの場合で<失敗>するでしょう。

 子供の問題会話や問題行動、即ち、登校拒否、非行、万引き、引きこもり、摂食障害、慢性頭痛、目眩、疲労感、頚背筋痛、腰痛、動悸、慢性腹痛、下痢、過換気症候群、タバコ依存、シンナー依存、などなど、多彩な心身症、神経症なども、{親の因果}を引いています。

結論を申し上げますと、子供に様々な問題が起こった時には、問題を起こした子供が悪いと思わないことが、親にとっては本当に大切な事実だと知って欲しいのです・・・・。

 

 子供さんが「インターネット心理療法」を受けている、一生懸命にやっているのを、親が知っている場合もあります。

しかし、子供に向かって親が言葉を投げかけます。

大変なのは、<まだ、治らないのか?>、<早く治せよ>、<お金がかかる>などと、子供の心に<急がせ>てプレッシャーをかけるのです。

「インターネット心理療法」は、病院や心理療法所に行くより遥かに安価の筈です。

子供の問題は親が{因}ですから、親に対して<葛藤を持って>います。

親から<急がされる>事自体が、また、子供へストレスとなって余分な<葛藤>を増幅させるので、親は暖かく見守ってやって欲しいのです。

 

 それから、子供が<心の治療に動いてくれない>場合では、親から先に心の勉強をする事、これしかありません。

親の心理療法が重要なのです。

子供の<心を理解して>あげるために、親が心の治療を受ける事ですね。

“何故だ”と、立腹されるでしょうが、親が<体験すれば>直ぐに理解できる事なのです。

親が自分の子供に対して、もう少しでも子育を育てる過程で<注意をしておいたら>良かったけど・・、などと思って理解してくると、その親の心が子供に伝わって行きます。

社会適応していない子供達は、皆が誰も自分の親の様子を詳細に眺めています。

親は、自分をどう見ているのか、物凄く気づかっています。

親が子供を叱る度に(叱り方もあるが・・)、多くの場合で「子供の心は潰れます」ね。

 親から「インターネット心理療法」受ける必要があります。

<<インターネット心理療法>>追加編(4)

2006 年 10 月 25 日

 昨今は、大変な世の中となりました。

科学や技術が発達したと言いながら、社会情勢も随分と変化して来ています。

{核家族化}ですね、配偶者の遠隔地への単身赴任、人間社会を生きる上で会社関係や仕事上の件で、親・子供達・配偶者が否応無く離れて就労する事などもあります。

一方で、子供達の{遊び}はテレビから始まり、テレビゲーム、パソコン、携帯電話などと、めまぐるしく変化して来ています。

 幼い時から、他人と遊ばないでも自分の心を慰めてくれる品物、或いは、好みの動物なども案外と自分の側に置いておける時代になっています。

 

 幼少時期から、自分の口を開いて自分の心の中味を発言していく習慣を<身につけて>おかなければなりません。

格別に、小さい頃から子供達が自分の親に対して、平常心で言葉を発する習慣を心得ておけば、成長して大人になる過程でもあまり大した{問題は起こらない}筈ですね。

これも、親が嫌いであれば、親には、子供は平常心で発言出来ません。

子供の時代から、独りで遊ぶ道具が沢山と出来たところは人間の心にとって大変な<重荷を背負って>生きる事になります。

 家庭内でも、子供に遊び道具を買ってやらなければ、逆に子供は<自分の親は、自分の友達の親と違う>などと、心が捩れてしまいます。

と言って遊び道具を与えれば、無我夢中になって親や友達との<肌で付き合う>心を失って行きます。

{自己愛型人間}になってしまいます。

 

 自分の心を、最低限でも生きるための心・性格・人格に作り上げておかなければなりません。

成長して、人間社会、世の中に家庭から出て行く段階で、それなりの人間適応・社会適応できる精神状態を前以て自己創造しておく事なのです。

 自分の眼前の遊び道具や、肌で触れ合わないで、眼前で人の姿を見ないまま話やメールのみなどで幼い時から育っていくと、大人の社会に出た時に適応することが困難になるでしょう。

{自己愛型人間}ナルシストとも言われます。

自分以外の他者を愛する気持ちを持っていないので、心の葛藤は大変に溜まります。

自己愛型の傾向が強すぎると、どちらかと言えば人格的には<二重性>に見える会話や行動も見られます。

所謂、凶暴性を露呈し易いです。

{自己愛型人間}は、必ずしも全ての人が携帯電話やパソコンなどにより、なってしまうものだけでなく、幼い時の母親との関係も非常に強いものが有ります。

<<インターネット心理療法>>追加編(3)

2006 年 10 月 23 日

 悩み苦しむ人達に対しても、随分と面接や直接に心理療法をやって来ました。

メールの悩み事相談が来ます。

直接に電話がかかる事もあります。

「不安で、自分の家から出られない」などと、メールも来ます。

「今から家を出たいので、そちらに宿泊させて下さい」などとも、メールや電話があります。

 要するに、自分の家に居たくないのです。

それは、詰まるところ親が嫌いなのです。

親が好きなら、子供の時から<食にもありつけない>状況で、「家を出たい」などと言う子供は居ませんね。

 子供、いや、大人でも(心は子供の人が沢山と居ます)今住んでいる所が嫌いだから、何とか自分を預かって欲しいなどと頼まれればですね・・・そんな事なんて、当方では簡単に引き受ける能力と充分な余裕は持っています。

しかしですね、親の知らない間に子供さんを当方で預かると、警察での事件にもなったりします。

そんなこんなで、引き受けたいが事情や背景に注意しながら関わって行きます。

 

 昔から「親の因果が、子に報い」などと、素晴らしい言葉があるのですが、世の親達は<なかなか理解>してくれません。

「子供の問題は、親の問題」なのです。

この事については、親が自分の心の世界を散策する体験を持ってくれないと、どんなに口で説明し助言しても、役立たないので、本当に人間の心って大変です。

親に向かって説教したとしても、立腹さえしても有り難いなんて考えもしません。

 

 医学そのものは、それなりに随分と進歩していると考えます。

しかし、精神医学も心療内科の医学も“患者さんを治してあげる”と言う観点からすれば、全然と進歩していません、ね。

人は、何故{心の世界}を勉強しようとしないのでしょうか・・・?

人対人の心理学、人間学、などは人生で一番に大事だと考えます。

人は、人生を独りで生きる事は出来ません。

誰かと一緒に過ごすのです。

人間がいるところ、家族、集団、社会があります。

人対人の<心の交流>が絶対に欠かせないのです。

自分以外の他者と、どれ程に<心を交流>して、仲良く遊び、仕事を出来るかでしょう。

仕事となれば、どうしても同業者とは仲良くもしなければいけないし、眼には見えないところで<心身ともに>競争の心が働きます。

{生存競争}の言葉もあり、どれほど自分の心を使えるかです。

 

 「インターネット心理療法」で、<心を磨き>ましょう。