<<人生>>善人と悪人(1)

2008 年 4 月 1 日

 

 人として、この世に生まれて来ます。

 誰も自分は、{良い人}、{善人}であると思って生きています。

 いや、さもなければ、人から他人から良い人間だと評価されたい、褒められたいと、

 思って日々の人生を暮らして生きています。

 

 人生を生きる上で、「善人」か「悪人」の判断が出来る事が本当に大事なのですが・・。

人は、優越意識を持って、優秀な人だと思われたいのです。

賞賛を浴びたい、真面目で正直な人と思われたい。

よくよく考えてみると、意外にも、偉くて賢くて優秀で賞賛を浴びたい、褒められたいなどと思っている程に、未熟な人ではあるし、社会適応できない人達が、案外と多い。

 

 実際に、心理療法に立ち会ってみるか心理療法を直接に現場でやっている心理士でないと、理解できない事柄が多いかも知れません。

本当に人間社会で有能な人として活躍している人であれば、{優秀な人間}と思われたいと考えて良いかも知れません。

また、自分で思われたいと考えなくても、他者が認めるでしょう。

 だが、どちらにしても、褒められたいとか、優秀な人間だと思われたいと、自負している人達の中には、案外と不思議にも、変な人、一風変わっている人達がいます。

同じく、一風、風代わりに見えている人でも、自分の無意識と潜在意識をしっかりと自認して生きている場合とでは、全然と次元が異なります。

 

 自分の深い心の世界を知っている人であれば、他人を傷つけません。

自分の深い心を知っている人は、あまり他人が傷つくような言葉などを投げる事をしないのです。

 自慢をしたい人で、自分の潜在意識~無意識をしっかりと知っていない人は、案外と自慢げに自分の周囲や知らない他人の前で、自分自身を褒めていたいものです。

他人から見ると、自己主張の強過ぎる人にみえたり、それも自分の自慢話ばかりしたがります。時には、他人の話もじっくりと耳を当てて聞いてあげる時間を持ってみれば良いのですが、それも無くてはなはだ悲しいと言うか、可哀相な話であり、どうしようもない人がいます。

 

 勿論、社会的には有能で立派に生きている人達も見られるが、陰では案外と他人から悪口を言われている事が多いです。

本当に、その事柄に気づかないのです。

常識的な判断から見れば、真に格好が悪い人間でもあります。

周囲の皆から、賞賛を得られなくても、少数の人からでも褒められる人であれば、充分ではないでしょうか・・。

人間が生まれて来て、黄泉の浄土に消えていくまでに、一度も悪口を言われないで、消えて去って行くには、100%不可能でしょう。

 

 人が生まれ死ぬるまで、他人から悪口を言われるのが人の一生涯です。

<<うつ病>>うつ病者の社会復帰(11)

2008 年 3 月 29 日

 {うつ病者}ですね、うつ病症状の軽い人では、一人の「内観」で充分です。

「内観」がどんなに素晴らしい心理療法だと思っても、自殺念慮のある{うつ病者}は、一人で「内観」ではなくて、家族の誰かが一緒に同じ体験をするべきで、「同時内観」が大切です。

誰かが、「同時内観」をしてくれれば、孤独感は随分と癒されます。

また、自分の気持ちを理解してくれる人が居るのかとも、思いますから気持ちも楽になります。

 

 ケースバイケースですが、親が生きていれば、<配偶者よりも、うつ病者の親を優先して、同時家族内観ですね・・・>、親が居なければ<配偶者が一緒に体験する・・・>、

自殺念慮の無い{うつ病者}は、一人内観を受ければ良いでしょう。

重要な事がありますが、親が{うつ病者}で一人内観するのが臆病すぎる場合では、息子か娘が一緒に「家族内観」ですね・・・・・。

更に、親が既に死亡していたりなどで、居なくて、兄弟姉妹のみの場合では、兄弟姉妹の誰かが協力して「家族内観」が出来れば良いですね。

 

 人間は誰しも、一度だけも、{「内観」}を体験しておかれると、素晴らしい人生になると信じております。

しかし、例外もあります。

人格未熟で、人格障害のある人達は、幾度か「内観」を繰り返さないと、自分の心を確立できない人達も居ます。

その理由は、自分の現在の意識=心と、自分の過去の意識=心を、切り離して人生を生きている人達が居ます。

彼等は、現在を生きるのにも<苦労>をしています。

そして、時には、<苦労を感じ>ながら、<苦労を感じて>いないとさえ思っていますから、そんな人達は大変ですよ。

 

 人間社会って、こんなもの、誰も皆は賢くはないよ!!!って、感じて、私は生きながら{涅槃の世界}に居ながら、生身の生活をしております。

生身の生活も、楽しいものです。

直ぐに、{滅}の時が来る事も念頭に入れながらの日々、それでも人生は楽しいですよ。

 

 以前に、某大学の心理学教室の教授と話をしていた事がありますが、やはり、「無常観」の話にまで至ると、自分も理解できないです、と答えられましたので、そんな話については即座に中止したのを記憶しています。

 

 自分の「会話」と「行動」と「心」を知っておくべきです。

<<うつ病>>うつ病者の社会復帰(10)

2008 年 3 月 28 日

 庶民に、「無常観」・「無我」・「涅槃」を悟って欲しいと言えば、私の頭が凄まじく<狂っている>と思われるのが、普通でしょう。

 

 「うつ病者」は、薬+内観療法、が最良だと私は確信しています。

何故なら、悩まない人は「うつ病者」になりません。

人格の強化には、自分の<生い立ち>から、時間的に空間的に(時間的縦軸と空間的横軸とで、・・・・)、<過去を回想>し自分の過去の<再解釈>と<受け取り直し>、これ以外は無いでしょう。

薬を飲んで、安静休業させていたら良いと言うものでは、絶対に有り得ないし、そんな治療では駄目ですよ。

唯、唯、人生の貴重な時間のロスになるし、「心理療法=格別に、内観だと言っておきます」を体験しておかないと、薬と安静だけで社会復帰しても、直ぐに再発して、また安静休業となったり、休職や退職にまで追い込まれたりします。

 

 なお、「うつ病者」の心理療法では、かなりの人格水準と精神状態の水準と自殺念慮の水準を見抜ける心理士でないと、そして、薬の効果も理解できる心理士が良いですが、薬の効果を理解できる心理士は、なかなか見つかりませんね。

医師は、医師で、心の{世界}を<裏まで見えるほど>学習していない。

「本音」と「建前」さえ・・・・ですね・・・・・・。

 

 10年以上前に、当方から、某大付属病院に「内観療法」を導入したら如何でしょうかと、質問した事がありましたが、医局の人間に数が足りないので・・との事でした。

それよりも、彼らに<内観体験>をして欲しかったですね。

精神科医や診療内科医は、内観療法の事を聞けば、必ず、フラッシュバックするから、「内観」しない方が良いと患者さんに言って、逃げていますね。

体験していないと、理解できない世界だから仕方がありませんが・・・・。

私の体験では、現在まで、フラッシュバック?? 

そう2人くらいでしょう・・・・・、8000人のうち・・・・・ 医師が「内観療法」をやっていれば、怖いもの無いですよ。

 

 {うつ病者}の精神状態によっては、同時に「家族内観}を導入すべきですね。

これが、物凄く、大切です。

何故ならば、{うつ病者}は、あまりにも孤独感に苛まれており、一人で「内観」していても、自己を悟るのに3~4日かかります。

その間に、「内観」が理解できないからと、中止する可能性も有るからです。

健常者、医師、心理士、偉い賢い人達、小6でも、3~4日かかります。

<<うつ病>>うつ病者の社会復帰(9)

2008 年 3 月 27 日

 「内観」は、小学6年生からは、体験すれば体得できます。

 

厚労省のお役人達、また、大学の教授達、そして、心理学教室の教授達も、一度でも「内観」を体験しておいて欲しいと考えます。

そうでないと、心の癒しの科学は、未来永劫に<発展>しないでしょう。

 

 「親の因果が、子に報い」、「三つ子の魂」など、<生い立ち>が・・・自己同一性〈18歳未満〉、人格を創りあげます。

 

 悩まない、拘らない、執着しない、偏らない、差別しない、分別しない、そんな心・人格の持ち主の人になれれば、{うつ病者}は簡単に解放されるでしょう。

{{なお、亡くなられた、某心理学者は「内観」はキリスト教の世界では無理だと自己主張された著書を読んだ事がありますが、「内観」は体験さえすれば、どの国でも大丈夫みたいですね。体験するか、体験しないか、だけでしょう。}}。

 

 当方、職員は総計、400人を越えます。

老人保健施設、特別養護老人ホ―ムなどが、その他がありますので・・・・・・。

     ・・人間って、面白いですよ・・・・・・・。

 

 最近は、当方に来所する{うつ病者}には、私からは一度も<心理療法>を勧めません。

私のタウンページやインタ―ネット&パソコンなど見て、来る人達のみに対して<心理療法の話>をする事に、現在は決めています。

 なお、ヤフ―、ディオン、グ―グルにても、メンタルヘルス研修所で検索して下されば、私の頭で書いた{{掲載分}}が沢山と出ておりますし、無料で読めるようになっています。

トップペ―ジのNo.1に表示されて来ます。

また、インターネット心理療法(インタ―ネット心理療法の検索でも、トップページのNo.1で表示されます)も行っています(まだまだ、最先端で10年早いのかとも、感じながらですね、その事については、未だ、高齢者人口が多いし、パソコンには疎い人達も多いですから。)。

 

 皆様方が「「うつ病者の閲覧分」」だけでも、少し読んで下されば、頭では理解できるでしょう、但し、そんなものかと感じるくらいでしょうね!!!

 

 学校の先生達、お医者さん、公務員、政治家(なかなか、耳に入れてくれません)、社長業、どんな職種の人達も、自分の心を知り尽くして生きる事でしょう。

勿論、人生を楽しく悩まないで生きるためには<内観>が最高でしょう。

<<うつ病>>うつ病者の社会復帰(8)

2008 年 3 月 26 日

 心理療法と言っても、とにかく、世界には、沢山の方法があります。

学問的に、「心の世界」を勉強するだけならば、外観だけで良いのかも知れません(当方では、それだけでは、不十分だと認知していますが・・・・・。)。

人の悩める心を治してあげたい、そんな人の心の世界を知ろうと考えれば、先ずは、自分の「心」を知る事から始まるでしょう。

でないと、自分の「心」についても、他者の真実な「心」をも評価できませんから・・・・・・。

 

 結局、自分を見つめる作業が無いと、人の人格は大きくならない、そんな風に、私の心が決定しましたが、この事は間違いないと考えます。

座禅やヨ―ガや、その他に諸々、沢山を非難する訳でなく、私の感じている評価です。

母、父、兄弟姉妹〈兄弟姉妹が居ない事にも・・〉等と自分の心の動き、自分の人生を生きる事、自分の本当の真実の心(潜在意識~無意識、深層心理、本音と建前、などなど、自分の過去の生き様を具体的に知って、自分の過去と現在の<心のトリック>を把握しておかないとですね・・・・・・。

 

 自分の大脳の記憶装置である海馬の記憶を取り出して、自分の<生い立ち>を回想して、自分の誕生からの過去の会話と行動と心の<再解釈>して、<受け取りなおし>しておく事です。

 

 不平、不満、悩み、悲しさ、苦しさ、悔やみ、嫉妬、妬み、見栄、虚栄心、恨み、怨念、呪い、その他の全てのマイナスの感情は消去が出来るものです。

うつ病者は、現在、上記のマイナスの感情などを沢山と抱えていますね。

うつ病者に限らず、心に関連した病気を抱えている人達は、自分に生い立ちの過去の心の中に沢山のマイナスの心を持っていますから、先に、自分の過去の心の可決をするべきなのです。

 過去の心が解決{過去に積み残された心を=固着と言います}出来れば、自然に現在の心は良い方に変革されます。

そう、現在、上記のようなマイナスの{感情}や{気持ち}が無ければ絶対に{うつ病者}にはなりませんし、そんな人・人格になれれば、素早く{うつ病者}から解放されます。

 

 高齢者の{うつ病者}に対しても、認知症が無ければ「心理療法=内観」を受ける事は、可能です。

当院では、84歳の男性、87歳の女性が、{うつ病}で内観しました。

大変に喜ばれていました。

認知症のある高齢者では、「内観」のみならず如何なる「心理療法」も全く役立ちません。

世に中の人達の心の「器」が、大きくなる事を念願しています。