<<心の世界>>人間像(6)視点を変えて・・・・人間社会を見る

2009 年 2 月 9 日

  人間社会って、面白いですよ。

人間の「誕生」から~「滅」までの一生を知りえる人達は、非常に少ないです。

この人間の生き様の<<一生>>を悟った人達は、人生を生きるのに非常に気楽になります。

そうですよ、人の抱える{悩み}、{苦しみ}、{孤独}、{寂しさ}、{やきもち}、{嫉妬}、{妬み}、{恨み}、{怨念}、{嘘}、{盗み}、{罪}、などなどを全部、知っていれば自分で悩む事も少ない筈ですね。

ですが、悲しい事に、こんな心を抱えていても、自分で気づかないから怖いのです。

 

 人の心って、勉強すれば楽しくなりますよ。

だって、自分の人生が凄く気楽になりますからね。

心って、形も何も<<自分の眼>には見えませんから、何となく面白くないと感じるのでしょう。

しかし、人間社会を生きるのに、沢山の人達は、殆どの人達がですね、眼前の人や状況を眺めながら、或いは、近未来を眺めながら<<自分にとって都合の良い事柄ばかり>>を考えて生きています。

目前で自分が<<得をする事柄>>ばかりを、考えています。

あまり自分だけが<<得をする事柄ばかり>>考えていると、人間世界を生きるのに心の葛藤は増えるし、ストレスだらけの人間になってしまいます。

 

 昔から、偉い賢い人達は<<捨てて、捨てて>>など言っています。

自分が好きな事を自分で溜め込んでも抱え込んでも、最後は{重荷}になりますよ。

必ず、<<しっぺ返し>>が来るでしょう。

人間世界を気持ちよく生きるって方法は、自分の事ばかりを大事にしない事です。

勿論、自分の全部を捨てると<<食事にもありつけない>>かも知れませんので、精々でも、50対50で考えておくと良いですね。

ここまで、考えが及ぶと最高の人生を生きる事ができるでしょう。

 

 心身症や神経症やうつ病になって、なかなか治らない人達は<<自分の欲望>>についてあまり理解ができていない人達が多いようです。

普通の場合では、人間は誰しも自分の事が一番に大切です。

当然の事、でしょうが、この考え方が人生を生きるのに邪魔になる場合が多いですね。

けれども、自分の立場や自分の視野からだけで人間社会を見るのではなくて、他者の立場から自分を見つめるのが大事ですが、これは難しいですけれどね。

 

 心理学の立場から、{{第3の眼}}とも言う言葉があります。

自分の眼を遠くに離して、その場所から自分の会話や行動や心が如何に動いているのかを点検するのが重要です。

これが出来れば、人生を悩まずに生きる事ができるでしょう。

<<心の世界>>人間像(5)視点を変えて・・・・人間社会を見る

2009 年 2 月 6 日

 当方、人間を見ていますと、色々と感じるものがあります。

面白いです、ね。

学校を卒業してから、社会に出ます。

勿論、学校を卒業しなくても、中退でも、登校拒否の人達でも、優秀で才能ある人達も時折に、見受けられます。

 

 当方、{出世}とか{お金}とか{見栄}とか{虚栄心}とか{名誉}とか{地位}などには、あまり興味を持っておりません。

誰も、普通の人間社会では<欲しがっているもの>でしょうが・・・。

老いも、若きも皆がこんな<<名声>>のようなものを欲しがっているでしょう。

格別に、人間は35歳~40歳~45歳くらいの年齢では、「名声」や「金銭」も欲しくなるでしょう。

興味があるのは、「地位」とか「名誉」などができてくると、そのままでは落ちつかないのですね。

今度は、「お金」が欲しくなります。

逆に、「お金」が溜まった人は、次に「名誉」とか「名声」を欲しがるようになりますから、人間って面白いですよ。

 

 そう、<<地獄の沙汰も、金次第>>と言うくらいですから、お金は確かに貴重で重宝なものです。

欲しい物が有れば、お金で<自分の手に入るものも沢山とあります>からね。

ですが、{人の心は、お金では買えない}ですよ。

格別に、純粋な{愛の心、恋の心}は買えないでしょう。

どんなに好きで愛したいと考えても、こればかりは自分の思う通りになりません。

時には、男性が女性を欲しい場合では<<貴金属>>などを買ってあげると、喜ぶ女性もいますが・・・、表面上喜んでも、真実に女性が男性を愛するか恋するかと言えば、必ずしも、事を上手に運べない場合が多いですから、男と女の心って大変です。

 

 「愛」と「恋」は、大変だと言っても良いです。

この「愛」と「恋」の心の問題で<殺生>につながる場合もありますからね。

思春期から、この問題は、人間が生き続ける限り、年老いても続いていきます。

「名誉」も「金銭」も「見栄」も「虚栄心」も「「異性」への思いも、生き続ける限り、こんな心を捨てきれずに持ちながら、自分は真面目な人間と思って生きています。

 

 人間が自分の人生を生きるのに、自分は真面目な人間だと思わない方が良いみたいですね。

この事については、「心理療法」を体験すれば100%を理解できるでしょう。

私は、愚かな人間だと納得している人は、自分以外の他者に対しても絶対に立腹する事はないでしょうからね。

自分は真面目だと自負している人ほど、怖い人です。 

<<心の世界>>人間像(4)視点を変えて・・・・人間社会を見る

2009 年 2 月 4 日

 今の世の中って、人間が生きるのに余分なエネルギ―を沢山と抱えて生きる事に、なっていますね。

学校の生活も、人間社会の一部ですが、子供達が<<素直に>>生きる事のできる世界ではないですね。

世の中の{便利さ}{豊かさ}{有効さ}{有益さ}などが沢山と変わって来ましたし、格別に沢山の{{贅沢}}が要求されてきています。

人間って、一度でも贅沢な生活をしますと、なかなか自分の生活を<<質素にする>>というのが大変みたいです。

 

 人間の習性って、面白いですよ、考え方によってはですね。

自分の眼前にある物事を、自分の好み次第で求めますからね。

折によっては、それが、物だったり、人だったりと違います。

物を求めて自分の手に入らない場合は、<諦め>も出来ますが、人によっては<盗み>にもつながります。

<諦め>のできない人達も、昨今では随分と見られるようになりました。

だから、色々な事件も、欲求不満のハケグチを自分で見つけられずに、心の葛藤は増大するばかりです。

 

 {犯罪}にまで、つながりますね、自分の思う通りにならないと悲しく寂しく孤独になって、心の抑制もつかず<大きな事件>にまでなってきます。

求める者が、好きな人だったりしますと、自分の方に心を向けてくれない場合では、逆に、嫌いになったり強迫したりもします。

これも・・・、好きな異性から裏切られたり、或いは、拒絶されたりしますと、悲しみや怒りが増大して、{犯罪}や{大きな事件}にまで至る場合があります。

この事については、成人についての話だけでなくて、思春期の男女間でも、いくらでも起こる事件です。

現実に、マスコミの報道にても、若い男女の事件は数限りなく起こっていますよ。

 

 人間世界を生きるのに、人間に与えられた{{個人の自由}}なんて有りませんね。

{しがらみ}や{規則}や{法律}、はたまた、{道徳}や{習慣}にまで、人間は縛られて生きる場合が多いですよ。

他人の気持ちや意識や考えを、心配して生きています。

人間って、何歳になっても、高齢者であっても、自分の心と体が一番に大切みたいですね。

怖いですよ、{欲が深い}ですからね。

人間って、何歳になっても<<心の欲深さ>は消えません。

人生の{悟り}を開いた人達は、こんな考え方を持たないと考えますが、この人生の{悟り}を開ける人達が少ないのです。

人間って悲しい<生き者>、そうあって欲しくないのですが。

<<心の世界>>人間像(3)視点を変えて・・・・人間社会を見る

2009 年 1 月 31 日

 中学生や高校生になって来ると、{思春期の嵐}がやって来ます。

自分達が、如何に{本能としての((性欲))をコントロ―ル出来る}かでありましょう。

昨今では、人間世界にも、人工的産物である多種多様な遊具とか、仕事で使用する携帯電話やパソコン、更に、インタ-ネットなど、数えられない程の物事で、社会情勢にも変化が起きています。

 

 子供達が育つ過程で、自然界で自然に育っていた動植物の中には、人間の環境汚染などで絶滅している{種}もありますね。

人間は自分が作ったもので、環境汚染を受けたり、或いは、開発途上国では起こり得なかった事柄に遭遇しています。

あまりにも技術と科学が発達しすぎて、幼い頃から成長するにつれて、人の脳内にも入らなかった多種類の刺激が、現代社会では入り込んでしまいます。

人間本来の脳内にも、好き嫌いとかに関わらず<余分な刺激>となって入り込んでいるのです。

 

 そんな人間の作り出した諸々の物・事などで、成長過程の子供達は<考えられない程の影響>を受け、心も身も変形させられると、考えるべきなのかも知れません。

社会の発展だと言えば、それまでですが、要するに、人間の頭の中も余分な刺激によって、神経内分泌・ホルモン・免疫機構など、眼には見えない極く微量のバランスが壊れてしまうのではないでしょうか!!!

親と子供達の{心の関係}も、全く変化しており、現代社会では、子供が{親の恩}を感じる事は無いですね。また、子供が(親への感謝)を感じる事も無いです。

例外の場合もあるでしょうが、そんな考え方をする子供達が本当に少なくなってしまいました。

 

 環境が、子供達を変えます。

自然の環境もありますし、大変なのは・・・、人間の作った環境が、凄く子供達の{心}を変えます。

親が、子供達を変えます。

親と言っても、両親、母親、父親、だったりですね、時たま、別の人達が子供達への心の葛藤の大きな<切っ掛け>を投げかける場合もありますが・・・。

時には、兄弟姉妹が、互いに、心を変えますね。

 

 最近では、日常茶飯事に<<多くの事件>>が報道されています。

学校での、いじめ・自殺、その他の暴力・非行、諸々の異常会話や異常行動、携帯電話やパソコンによる異常行動・異常言語、などなど、真に大変な物事や状況の刺激が入って来ますので、人間の脳実質と脳内及び血液内のバランスも壊れるでしょう。

結婚して赤ちゃんが生まれにくくなったり、格別に先進国では大変です。

まだまだ、開発途上国の方が諸々のストレスが少ないようにも感じます。

結婚して家庭を持っても、赤ちゃんが生まれやすいのかと、感じさせられます。

それほど、余分な<脳実質への刺激>が、まだまだ少ないのでしょう。

<<心の世界>>人間像(2)視点を変えて・・・・人間社会を見る

2009 年 1 月 29 日

 人が此の世に生まれて来る事って、真に{不思議}です。

自分以外の人が生まれても、決して不思議ではなかったと思われますよ。

よくよく、考えないと分からないかも知れませんが、普通の人であれば充分に理解出来る筈です。

生まれる予定になっていたのに、親や他者からの心や行為などによって、此の世に出られない場合もあります。

 

 地球上の全世界を観察していますと、先進国や先進途上開発国にては、随分と人間関係や男女関係や家族関係や会社関係や自分の周囲の環境や、はたまた、地球上の生態系までも、念頭に入れながら考える必要が有るでしょう。

私達、人間は、一人一人が運良くかけがいの無い人生を{宿命}を背負って生きる事を余儀なくされます。

宿命を背負って歩くと言っても、人それぞれに、<宿命が違います>ので、誰も子供達が背負う事が出来るか?? この点が重要でしょう。

 

 人間社会では、家族の中で、親は子供達に沢山の心の葛藤を残しながら・・・、残しておいて気づかないまま、時は流れて行きます。

子供達が悩んで苦しんでいても、親は自分の子育てが正しい、悪いのは子供達と考えるのが一般的のようです。

子供達が学校に行くようになって、子供達の誰もが皆、学校に適応していて、友達関係でも先生との関係も仲良くすれば、世の中は少し位は<幸せになる>のですが・・・・・。

 

 昨今の学校の問題は、子供達や教師の間で何か問題が起こると、必ず、他の生徒達が悪いとか、学校の先生が<悪い>とか、子供達の親は<学校の人達>を責めるのです。

現実に、そうだから・・・、当方、長年月の「心理療法」の中から考察していると本当に悲しいですよ。

簡単に、言えば、全ての{異常会話}・{異常行動}・{異常心理}などは、両親と子供達の心の関係が出発点ですね。

 

 当方に、半分ニヤニヤして、何で心の問題を取り上げるのですかなんて、尋ねた医師が居ます。

当方、素直に彼に答えたものです。

 

  「此の世に、自分達を送り出した<自分の親に感謝できる人達>、<自分の親に恩を感じ能力のある人達>では、学校にても、或いは、学校外でも余分な行動は起こさないものです。」

 

 子供達の心の発達と、アイデンティテ―の成長、なども教育者を含めて家族の親達が真摯に{心の世界}を受け入れて、親も教師も<自分の過去の再解釈>、<受け取り直し>をしておくべきですね。

きっと、平和な皆の生活ができあがると考えます。