<<身代わり不可症候群>>身代わり不可症候群(追加編)6

2009 年 6 月 8 日

 相手の立場になって、自分を考える、なんて言いますが、そんな自分になるのは、口で言う程に、簡単ではありません。

大脳の奥深い、海馬と呼ばれる場所は、記憶装置と言われています。

自分の誕生した時から、いや、自分が母親の胎内に居る時から、記憶は組み込まれていると思われます。

誕生してから、新生児~乳児~小児~~~~などと次第に成長しますが、全ての年齢で当人の<<目前の状況や人間関係の心の交わり>>を受けとり、その受け取り方の{{違い}}がそのまま大人になっても続いていきます。

 

 相手の気持ち、自分の置かれた状況や環境などに対して、「共感」、「受容」、「妥協」、「拒絶」、などなど、どんな考え方を沢山のこと持って育つかが、その人の「心」・「人格」の分岐点でしょう。

幼い時から、エゴイスト、ナルシスト、そんな気持ちの多い状態で成長すると、成人になっても眼前の状況を肯定的に<<受け取れません>>ですね。

どうぞ、此の世、人間社会を生活するのに、自分だけが<<得をしよう>>なんて考えないで下さいませ。

相手の立場になり、相手の気持ちをも気づかってあげて生きる事です。

自分だけが、<<得をして>>相手は関係ないよ、と言うのでは如何ともしがたいです。

 

 地球上で生きる事、人間社会で生きる事、俗世間で生きる事、或いは、生態系の自然の中で生きるにしても、全てにおいて、相手の人間や相手の動植物がいる事、相手の立場になる事、など・・・・こんなに説明しても、聞かされても、勿論、じゃあ、理解しました、なんて答える事ができる人達は少ないでしょう。

人は誰もが、幼い時期から、自分が<<得をしたい>>と考えて成長します。親からも、教育されます。

しかし、これも程度の問題があります。

少し、自分の心について、自分の過去を自己洞察すれば、自分が如何なる人間かを理解できるでしょう。

 

 相手の立場になって、相手の事を考えてあげる、相手の立場に対して<<自分が変化して考えてあげる>>、などが理解できるべきです。

本当に、真実に、相手の立場をも考えてあげる能力の無い人達は、人間世界を生きるのに困難となって、次第に周囲から{{疎外されて}}しまいます。

きっと、自分の楽しい人生はありませんし、全てを失ってしまいます。

自分が<<得をする>>事だけを、考えない。

相手の立場にたち、物事を判断できる人間になっておくべきです。

相手の立場に、なってくれない人も、時折、見ますが、心理士としては悲しいです。

「身代わり不可症候群」と言って、おきます。      

<<身代わり不可症候群>>身代わり不可症候群(追加編)5

2009 年 6 月 4 日

 人間が、此の世を生きる限りでは、個人の自分が一番に大切なのは<<当然>>の事ですね。

常に、自分を大事にして生きる心構えとか姿勢は、良く分かります。

ですが、人間世界では、自分一人で生きる事は不可能です。

何時も、誰かと一緒にではないと、生きる事は不可能ですよ。

そうであるから、あまりにも自己中心的な「エゴイスト」や「ナルシスト」にだけは、ならないで欲しいと考えます。

 

 官僚や政治家や、その他の職業の人達では、相手を踏み倒してでも自分を守って生きたいと考えている人達も、時折に、見られます。

でも、彼等だって、少しは、相手の気持ちを考えています。

沢山と考えて、50対50の考え方をしている人達も居ます。

普通の俗世間の人達も、矢張り、最低限でも相手の気持ちを理解してあげて生きる事が、非常に重要です。

可能であれば、先ずは、相手が{何を望んでいる}か、{何をしてもらいたいの}か相手の希望している事柄を把握していく事が、人生では大切です。

 

 相手の人の望んでいる事柄を、先に確認して、その気持ちを<<受容し>>ながら、人対人の考え方は進行するのがベストでしょう。

それにも関わらず、世間の人々は、誰もが自分の心を満足させようと生きる事に専念しますから、相手の気持ちと衝突します。

相手も{心を持った人}ですから、自分だけの気持ちで人生を生きる事は注意が必要ですし、また、無理が来るものです。

相手の人の気持ち、相手の人の立場になって、物事を考えましょう。

相手の心・気持ちを理解してあげても、相手の人が<<自分が理解されている>>事も理解しようとしないし、理解できない人達も居ます。

どうぞ、人生を生きるには、自分勝手な行動や心だけで生きる事を考えないで下さいませ。

 

 「身代わり不可」にならずに、自分と相手の立場を何時でも洞察できる人となりましょう。

常に、自分以外の他者に対して、「共感」・「妥協」・「受容」を忘れないで下さい。

唯、唯、相手の心が100%間違っているか、間違っていないか、相手の心と状況を、自分の心で判断・判定する能力は大切です。

誰の心に対しても、そのまま言われた通りに付いて行くのでは、ありません。

 

 自分で人生を判断する能力を自分が持つ事、自分の{実力}・{力量}が必要です。

人生を理解、人間の心を、自分の心を理解して、目前の物事に対して「拒絶」の心も時折必要な場合もあります、その心の選択も重要です。

相手の立場に立てば、全ての事実が見え、人生を生きるのは気楽になります。

相手の気持ち・心も、喝破できる人になってくださいませ。

<<身代わり不可症候群>>身代わり不可症候群(追加編)4

2009 年 5 月 28 日

 {{身代わり不可}}であっても、自分の人生を生きるのに、自分で職を持って自分で社会適応が可能で、自分が生きるだけの一定の<<金銭を稼げる>>状況になっていれば、それはそれで仕方がありません。

でも、孤独を感じて、他者から相手にされないまま辛い人生が続く事には、間違いないでしょう。

自分以外の他者を相手にしないで生きる事は寂しい人生ですが、自分だけで人生を生きていける{人}であることが、最低限に必要でしょう。

 

 一方で、悩みながら苦しみながら、他者を恨みながら不満を持ちながら、社会適応できずに、出勤拒否、フリーター、ニート、などで日々を過ごしている人達も居ます。

{不平}、{不満}、{怒り}、{悲しみ}、{寂しさ}、{孤独}、などなどを持つ事で<<自分の身体は疲れてしまいます>>ね。

一般の庶民も、心が大切だとは言いますが、頭で理解していても、体では理解できていません。

ここらが、人間世界、多くの人達の悲しい出来事です。

自分が沢山と<<悩み・苦しみ、などなど>>を抱えていても、自分はマイナスの気持ちや感情は全然と持っていないですよ、先生の考え方が不思議ですと、言う人達も時折に見られます。

自分の体に症状が出ていても、自分の心と体の関連を理解できません。

 

 随分と昔から、「心身一如」なる言葉があります。

昨今では「心身相関」と呼ばれています。

人間って、面白い生き物です。

心と、体が一致しないのです。

自分の心で、自分の心と体を正しく理解できません。

また、自分に素直に、なれません。

特別に、他人の前では、素直になれません。

悲しい時は、悲しい・・。

嬉しい時は、嬉しい、そんな自分の気持ちを表現して他者に伝える{度量}がないと、人生を楽しく生きる事は出来ません。

 

 でもね、相手の立場になって、物事を考える{力量}が無いと、他者から相手にしてもらえなくなって<<寂しい人生を送る>>事になるでしょう。

単に頑固な人ではなくて、他者から見ると信実に{歪な人}と見えるでしょう。

そのような人でも、少なくとも、生活力だけは持っておいて欲しいと思います。

でも、結構と沢山の「身代わり不可症候群」の人達が居ますね。

仮に、このような人が間違って??出世でもすると、周囲の人達は凄く困ってしまって、その集団は壊れてしまうでしょう。       

<<身代わり不可症候群>>身代わり不可症候群(追加編)3

2009 年 5 月 21 日

 明確に簡単に説明すれば、「「「相手の立場になって、自分の事を考える事ができない」」」状態です。

自分の事だけを中心に考えて、他者の気持ちを理解してあげる事ができない、そんな性格・人格の人達が時折に見られます。

人間世界を生きるのに、大変ですよ。

他者の悩みや苦しみを、理解できる人となれば自分の悩みは消えていきます。

 

 大変なのは、自己中心的な思考体系であって、この状態を治せないのです。

自分では、治らないし、普通の「心理療法」を受けても治りません。

治す方法は、唯、一つです。

間違った人から、自分に自己改革を習おうとするのが一番に困ります。

注意しておかないと、災いをもたらすような人から教えを受けたのでは、大変で自分の残された人生が無茶苦茶になるでしょう。

本当に難しい、ですよね。

 

 自分の生き方を真実に教えてくれるのは、誰!!!かです。

しかし、当方の「心理療法」の観点から眺めると、悩める人へ{{教え}}、{{助言}}、{{説教}}、{{訓話}}をしてあげても全然と役立たないのが、<<人の心の世界>>のようです。

気持ちの絶不調の{{どん底}}を抱えている人達に、相手の立場も考えてあげて下さい、ね・・・・なんて、伝えても・・・悩める人、或いは、絶好調の気持ちを持っている時にね、・・・・人生のこんな道もあるのだと教えても<<全く無駄>>なのです。

 

 そのような人たちは、自分を常に優先して考えます。

自分の事、自分の「会話」・「行動」・「心」が、常に、他者よりも<<優秀>>でないと耐えられないのです。

勿論、当人は、そんな考え・気持ちを持っているとは気づきません。

 これは、何度、どんなに教えても、彼等には届きません。

不思議な心・性格・人格の持ち主が人間世界には、居るものです。

 {{身代わり}}、{{相手の立場に自分を置き換える}}、{{相手の気持ちを考えてあげる}}、{{相手の立場に自分がなれば、辛い悲しい苦しい、などなど}}、そんな状況を考える事が出来ないし、そんな能力が無い、それさえもしない非常に不正直な心・性格・人格の持ち主}}などが、時折に見られます。

 

 洗練されたプロの心理士であれば、随分と早く気づく、筈なのです。

このような、特殊な人格の人達を良い人格にしてあげるのは、心理療法の世界でも最高に難しいでしょう。

{{身代わり}}、{{身代わり不可}}、{{身代わり不可症候群}}、などと言っても良いですが、悲しい辛い人生を過ごす、そんな自分を理解できない{{人}}のまま、自分の一生を過ごす事になるでしょう。                

<<身代わり不可症候群>>身代わり不可症候群(追加編)2

2009 年 5 月 19 日

 自己中心的な人間、俗に、エゴイスト、ナルシスト、などという言葉が有ります。

人としてこの世に誕生した以上は、両親の元で有る程度に成長するまでは、「甘えの感情」、「もっと自分を可愛がって欲しい」、などと、ある意味では、自己中心的で良いでしょう。

少しずつ人間は成長すれば、親から離れて自分の意志で此の世を生きるしか有りません。

人間は、誰しも自分中心で生活しても良いと考えます。

ですが、そんな状況が周囲から見て<<顕著になり過ぎます>>と、周囲の人達から不思議な冷たい眼差しで見られるようになりますから、注意が必要です。

 

 この事は、周囲から自分に向けられた眼差しで{ストレス}を抱えているのですが、心身症、不安神経症、うつ病、などになってもなかなか気がつかないということを説明しています。

人によって、心の葛藤が如何なる病気に表れて来るかですね。

本質的に、人間は必ず年老いて{死}に向かいます。

その間に、如何なる{病気、体の病気}、本来的に器質的な病変、各種の癌とか、事故による体の病気とか、遺伝的に組み込まれた体の病気とか、そのような場合では、薬や手術や放射線などで治療も必要になるでしょう。

高血圧や糖尿病や{喫煙}、などなどにても、{心の病}が関連しています。

当方が、このような話をしても、皆が話しを聞いてくれずに、可笑しげな医師が居るものだと、思っているみたいですね。

 

 通常は、人間世界とはこんなものだと、当方では感じています。

この小さな地球上で、誰も一人で人生を過ごすなんて出来ません。

誰かと、一緒に生きるからには、他人の気持ちを{共感}と{受容}できる人であるべきです。

そうだから、一人で利己的な人にならないでと!!皆様にお願いしています。

自分一人の[力]・「能力」で、自分の心を変えるなんて、土台と無理ですよ。

自分の事だけ考えるのではなくて、自分以外の他者の人達の気持ちを考えてあげて、{受容}・{共感}・{妥協}など、時折に、{拒絶}も必要ですが・・・・。

でもね、こんなに言われても、自分の心・性格・人格などは、なかなか変りませんよ。

決められた方向から、自分を見つめるべきなのです。

 

 今の自分の心を、自分で操作するなんて出来ません。

深層心理、潜在意識と無意識の心を明確にして、自分の人生を生きる事ですね。

幼い頃の心が、一番に大切です。

幼い時からの、自分の心を知っておかないと、現在の今に抱えている心の葛藤を変える事は不可能です。

自分の昔の心を変える事が出来て初めて、自分の今の心を変革できるのが<<人の心>と言うものです。

人格改造、良い方へ変革する、「・・ネット心理療法」で十分です。