<<家族・親子>>親と子(追加編)5

2009 年 10 月 13 日

 人間世界って、面白いです。

親と子の関係は、大変ですよ。

子供にとって、親の顔を知らないと、大変です。

幼い時に、どんなに頑張って俗世間で出世しても、潜在意識とか無意識の世界では、心の葛藤を残しています。

当方から、皆様に伝えますと、{{学問馬鹿}}とも言います。

また、単なる{{学問馬鹿}}ですめば良いのですが、一般常識に欠ける人達が多いです。

当人は、そんな状態で満足していても、当人の周囲は大変に困ります。

 

 世の中で大事なもの、それは、人によって自己主張では、随分と違いますが、自分の周りの人達に<<迷惑がかからない>>ように生活して欲しいものです。

当方では、随分と長い間、「心理療法」を行ってきましたが、人間の最低限の生活についてですが、「働かざる者は、食うべからず」だと言う人間世界での<<鉄則>>が有ります。

人間社会で人間の生活、自分の生活に<<適応できていない人達>>は、必ず、自分の心の中に{不満}・{不平}・{嫉妬}・{妬み}・{寂しさ}・{孤独}・{恨み}・{憎しみ}、などなどの心を持っています。

 

 <<誰かに褒められたい>>、<<誰かに自分を満足させてもらいたい>>、<<誰かに可愛がってもらいたい>>などと、考えている人達が沢山と居ます。

 こんな気持ちや心構えでは、自分の人生が凄く疲れます。

自分が他者に<<役立つように>>、<<自分が他者を褒めてあげたい>>、<<自分が他者を慰めてあげたい>>、などなど、他人に対して「共感」・「受容」・「妥協」などなどの気持ちを持っていません。

他人と付き合うのに、大変に心身ともに疲労してきます。

自己中心的人間では、自分の人生を生きるのに難しいものです。

周囲の人達は、そんな自己中心的な人を好きになる筈もありません。

日常生活にても、皆から次第に{疎遠}にされます。

日常生活においても、他者から<<あまり相手にしてもらえなく>>なってしまうし、寂しくなるものです。

段々と孤独に襲われて、寂しくなってきます。

 

 自己中心的な人も、ナルシスト=自己愛型の人間も=犯罪者なども、彼等の皆が親から育てられる過程で、歪な{人}になってしまうものです。

とにかく、長期間にわたり「心理療法」に関わっていますが、全ての人間は{生い立ち}から~~{現在}まで生きて来た過程での「人格」を形成しているものです。

面白く表現しますと、「江戸の仇は、長崎で!!!」なんて言葉がありますが、過ぎた過去の{「積み残し」}を現在の生き様の中に無意識的に「「仇」」をとろうとしているのが、人間の現在の生き様ですね。            

<<家族・親子>>親と子(追加編)4

2009 年 9 月 29 日

 親の「超自我」について、少し{{例}}をあげて話をしてみます。

このケ―スは、親の子育て、女の子を育てる場合の事です。

幼い時から、異性を警戒して、女の子が少しずつ成長します。

高等学校~短大を卒業して、実家に帰ります。

短大も自宅から通学できる範囲の、地域です。

学校を卒業して、就労しても親の監視、両親の監視が特別に強くて娘さんの自由は全くありませんでした。

就労して、会社のコンパがあってから、自宅に遅く戻ると、両親が玄関で待ち構えていて<<鬼のように、子供に向かって叱る>>のです。

夜間の遅くまで、何処で、何を、どんな風に時間を過ごしていたかとか、子供さんを責め立てるのです。

 

 子供さんは、幼い頃から親の「超自我」に強迫されて育っています。

思春期になっても、まだまだ、親から監視されて身動きできない<<心の状態>>になっています。

その後、親や親の知人の世話で結婚しました。

運悪く結婚したが、男性は女性に対して欲望を持たない男性でした。

いや、{性への欲望、女性への欲望}はあった筈ですが、矢張り、男性にも{生い立ち}があって、女性をもてなす事に苦手な男性でした。

そう、3年間が過ぎても、全く夜の{お勤め}は無いのです。

女性は、随分と我慢を重ねて来ましたが、どうしようもなくて、{うつ病}になってしまいました。

実家からは、帰っておいで、なんて言ってもらえなくて、心身ともに疲れ果ててしまいました。

当方、男性も「心理療法」を受けてくれないと、上手に解決はできないと親に伝えたのですが、駄目でした。

親の言いぶんは、見かけだけで判断して、相手の男性は立派な人、学歴もあるし、何も言い分、文句は無い筈だと言うのでした。

 

 当方、ここで<<何を皆さんに伝えたかった>>ですね。

子供の幼い時に、親から組み込みこまれた思い・考え方が、凄く怖いのです。

幼い時の子供に植え込まれた考え方は、親の考え方が押し込まれて、子供が成長しても自由になれないと言いたいのです。

親の考え方ですが、子供にとっては「超自我」と言いまして、出来る事なら、子供達が小さい頃から、出来るだけ自由に育てたいものです。

当たらず、触れず、などとも言えるくらいです。

親の干渉の仕方、その程度、方法、などが、重要です。   

<<家族・親子>>親と子(追加編)3

2009 年 9 月 24 日

「心」って、面白いですよ。

勿論、自分が勉強してみないと、その{面白さ}も分からないでしょうが・・・。

自分の心の「カラクリ」が見えてから、初めて、他者の心が読めるようになります。

自分の「心」が読めると、他者の「心」も読めるものです。

ですが、中途半端に「心」が見えても、他者の心を見抜くのは相当に自己の心を鍛錬しないと、難しいですね。 

 

 小学高学年や中学校や20歳代でも、対人関係や環境不適応症などの場合では、心の状態は結構と<<歪になって>>いますから、自分一人では歪な心を解くのが困難です。

親と一緒に「心理療法」を受ければ、先ずは、親の心が変わります。

「親が変われば、子は変わる」ってのは、100%間違いありません。

だから、親が子供の病気や「会話」や「行動」などで悩む場合では、子供よりも、先に、親が「心理療法」を体験してみるのが、最大に重要であり必要なのです。

繰り返して、言いますよ。

「親が変われば、子は変わる」って、言葉です。

何度も、繰り返していますが、真実なる「言葉」です。

 

 当方、随分と「心理療法」を長く続けていますが、親と子の関係は絶対に切っては駄目ですね。

この事は、しっかりと、親が<<頭に入れて>>おいて下さい。

親が、子供に対して、自分の心を変えなければいけません。

親の心が変われば、子供達は素早く<<親の心が変わった>>のを見抜いてくれて、子供達(大きな大人でも・・・)の心が良い方に変化するものです。

子供が、それなりに、親の心が変わったのを知ると、自分の心も気楽になって余分な行動を起こすのも中止します。

何時も、子供は親の「超自我」が邪魔??になっている場合が多いです。

自分の人生を生きるには、自分の目前の状況を判断して自分で決定して生きるのが良いです。

 

 親から教えられた通りの同じ状況は、絶対に無い訳です。

親から教えられたのに似た状況はありますが、場所も違い次代も違います。

時は過ぎて行き、場面も同じように見えても、違うものです。

そうであるから、あまり子供達が小さい頃から、子供達がストレスにならないように注意深く育てる必要があります。

子供達には、大人の世界というか社会については、全く知らないし理解できないものです。

よく、子供達のために、親が考えます。

子供が大人になった時に苦労しないように、子供達に親の{{先入観}}を植え込むのです。

この{{先入観}}が、凄く怖いのです。       

<<家族・親子>>親と子(追加編)2

2009 年 9 月 18 日

 親と子と言っても、子供が随分と歳をとっている場合もあります。

当方では、ある人に紹介されて、犯罪者とお母さんが一緒に来られた場合が有ります。

当人が50歳代で、お母さんはお歳が80歳と、そんな場合もありました。

一生懸命な思いで、ある人から紹介されて来られました。

当方では、悩む人が来られましたら、本当にしっかりと治っていただくために、御本人のみならず、周囲の人にも「心理療法」が良いものか、悪いものかを理解しておいて欲しいので、周囲の人にも出来るだけ「心理療法」の体験をしてもらっています。

 

 現場では、御本人を見てから、どうすべきか、一人の「心理療法」の体験で良いか、周囲の人の「心理療法」の体験が重要なのかを喝破していきます。

 気持ちの{{弱い人}}は、一人の「心理療法」の体験では、治ったように見えても案外と<<再発>>する場合もあります。

これも、明確な理由があるのです。

ここまで、周囲の人が体験して下されば、心の「病気」や心の「犯罪」や会話や行動の「犯罪」なども、再生ができるのです。

難しい表現でしょうか、各心身症、各神経症、うつ病、躁うつ病、統合失調症、犯罪などの異常行動、などなども、改善されるものです。

 

 悩み苦しむ当人よりも、逆に、周囲の人達の「心」が曲がっている場合の方が、多いくらいですね。

 格別、子供さんが幼い時は、絶対に、親の「心」に問題があります。

例え、高齢者の悩み苦しみ、その他の「犯罪」であっても、その人の親が鍵を握っているものです。

親の考え方、「「超自我」と説明しておきます。

親の{{固定観念}}なんて、大変に怖いものです。

子供達には、悲しいものですが、子供達は<<自分の親に向かって、言葉を発する事が出来ません>>よ。

とにかく、親が「怖い」のです。

悩む子供達、悩む大人達、誰も自分の親に対して、或いは、兄弟姉妹に対しても、不満や憎しみなどを抱えていても、自分はマイナスの感情を持っていないと自己主張します。

 

 「心理療法」を受けて、初めて、自分の心を理解できるでしょう。

日頃は、考えた事が有りません。

目先の事ばかり、人間は考えています。

自分が好むものは無いかとか、自分の現在と未来の事柄ばかり考えるのです。

自分の過去が、一番に大切ですが、自分の過去を振り返らない、現在と未来ばかりに向かって生きるのです。

大人になって、高齢者になって、どんなに有名で金銭を貯蓄しても、自分の過ぎし日の過去に{{歪な心}}を持っていたら100%駄目でしょう。 

<<家族・親子>>親と子(追加編)1

2009 年 9 月 16 日

 相変わらず、長年にわたり、現在も、当方の現場や「インタ―ネット」で、心理療法を継続して行なっています。

子供の心が落ち込んだ状態で来られると、子供の壊れた心を回復させてあげるのに、随分と大変な苦労をします。

随分と苦労するだけなら、良いのですが、最後まで、子供達の「心」を再生できない場合もあります。

何故かですね、長い間でも「臨床心理」に関わっている心理士には簡単に答えを理解できる筈ですが、「「「内観」」」に関わっていなければ理解するのにも難しいかも知れません。

 

 当方の現場には、本当に沢山の子供達が親から連れて来られます。

子供達と言っても、小学5、6年生から~中学生~高校生~大学生~社会人・・まで、沢山の年齢層があります。

非行、不登校、学校に行かずに年月だけ流れて一度も働いた事のない人達、学校は卒業したが、会社勤めを始めてから直ぐに出勤拒否などを発症している人達、それも、長い間にわたり薬だけ飲んでいたが駄目だという方々など、色々様々の人達が来られます。

 

 統合失調症などの人達も、来られます。

統合失調症と診断されても、色々なタイプが有りますね。

どんなに薬を服用させても、無理な場合もあります。

人間って、自分の心の中に<<沢山の心の葛藤を抱えている>>と、薬の効果が十分に発揮できません。

うつ病の人達も、心の中に大量の{{葛藤}}を持っていると、薬の効果が違うのです。

心の葛藤が多い程、薬の効果も悪いのです。

これは、現実に、悩む心を変えてあげる「心理士&医師」であれば、十分に理解できるし、当然だよと言われるものです。

医師であり、同時に心理士であるのが、望ましいでしょう。

心の理解をできない医師には、薬と心がどれほど関連しているか分からないです。

 

 長年月にわたり、心理療法を行なっていれば、家族の{{病}}に気づく筈です。

家族の{{病}}がなければ、子供の心の「病気」は発症しません。

当方は、眼に見えるほどの家族の{病}が透き通って見えていますが、子供さんと来られた親に、家族の{病}を説明しても、なかなか届きません。

悲しいですよ。

一生懸命に説明して、<<理解を求めようとしても、全然と伝わらない>>のですからね。

この心理士の先生は、不思議なことを言うものだ・・・くらいです。

そして、更に、悲しい場合もあります。

何故って、詳しく説明すればする程に、聞いている親は、説明する側の人間を疑って見ているのですから・・、自分が体験すれば、全てがOKなのですが。