<<家族・親子>>親と子(続編)9

2010 年 2 月 19 日

 親が子供を育てる段階で、簡単な事ですが、なかなか実行できない事柄があります。

そう、親は一生懸命に説教をしますが、子供が大人になった時に<<良い人間、素晴らしい人間、地位も名誉もある人間、お金に苦労しない人間>>などになってくれる様な、そんな人間に育てたいのです。

親、或いは、子育てする人達は、一般に、一生懸命に、子育てをしようとします。

親が自分の子供達の{{未来&将来}}を心配するのは、当然の事でしょう。

 

 時折にですが、子供を生んでも過放任だったり、最悪の場合では{{捨て子}}とされる場合もあります。

悲しい辛い事ですが、そんな親達も居ますから、子供の宿命は<<如何ともしがたい>>です。

このような場合では、最悪です。

運が良ければ、幸いに<<良い里親に貰われてゆく時も、あります>>がね。

里親も、育てられた子供達も、どちらも「宿命」を受けております。

里親に育てられた子供達は、里親の人達には十二分の「感謝」を持つべきです。

多くの場合で、捨て子にされた「不運」な子供達は、自分の親を恨むのが普通でしょう。

自分を此の世に、送り出したまま捨てて去ってしまった自分の親を恨むのは普通の出来事だと思われます。

 

 里親で育てられた人達は、本当に、里親の人に対して「感謝」と「恩」を感じる能力を身に付けて成長して欲しいものです。

同時に、辛いものは有るでしょうが、「宿命」ですか、自分の親に対して「拒絶感」のみを持たずに、「「受容」」を持って欲しいですね。

里親の立場から見れば、上手に<<子育てをする事>>でしょう。

子供達の考え方にも、耳を傾けて聞いてあげる姿勢が、凄く大切です。

普通の家庭の親でも同じですが、スパルタ教育で子供達が世間的に上手く育つ場合もありますが、非常に危険性も考えた上で育てる必要はありますね。

スパルタ教育で育てられて、一応、俗世間では有名で地位も築いて金銭も溜まった人間になれるかも知れません。

 

 マスコミはそんな普通の人達と違った人間像を追いかけます。

何でも、マスコミに載せて、沢山の人達がテレビや情報誌などを見てくれさえすれば、マスコミの人間は自分の職業達成で安心です。

当方、人間社会の成り立ちが、そんなものだと伝えているだけです。

スパルタ教育で育てられた人達は、そうでない育てられ方をした人達の気持ちを理解できません。

里親が、子供達にスパル教育をするのは、いろんな状況があり、無理があるものでしょう。

子供達の気持ちを十分に聞いてあげて、「共感」と「妥協」と「受容」することが大事です。

人間の面白さは、どんなに優秀で地位と名誉があろうとも、自分の生まれ育ったル―ツが不明だと、凄く自分の人生が不安となるものです。    

<<家族・親子>>親と子(続編)8

2010 年 2 月 15 日

 人格水準を、何処で区切るか、仕分けするのかについては、非常に難しい問題です。

「心理療法」を受けていて、どうしても相手の立場に立てない人達もいます。

彼等の人格は、凄く未熟です。

以前に、「身代わり不可症候群」とも説明しましたが、自分中心主義で、その自分中心主義の程度によって、人格水準の程度が決まってくるでしょう。少ない症例ですが、最後まで相手のことが理解できない人達も居ます。

 

 若年者で、統合失調の診断を受けている人達でも、両親とその子供が揃って「「心理療法」」を受けると子供達の{{心}}が良い方に改善されていきます。

勿論、親が「「心理療法」」を一緒に受ければ、親の子育ての「「過ち」」に気づきますから、親が子供を見る{{眼差し}}とか{{顔の表情}}とか変化してきます。子供達の心を理解しますから、親の子供を見る「姿」や「言葉使い」も良好となり、子供も親を許せるようになります。

「「心の根っ子は、親と子供達の{{生い立ち}}での心の信頼関係が主体」」でありますから、子供達の{{生い立ちの心}}が安定すれば、今に悩める子供達の心も改善されていくのです。

 {{心}}の世界って、凄いものです。

 

 「「統合失調症」」}と診断されて長期間にわたり、投薬されていた子供さんが、そんな統合失調症の薬が要らなくなる場合もあります。

人間の{{心}}って、全ての{{心}}が生い立ちの心に左右されていますから、親も子供も一度でも自分達の過去に戻って考えないと駄目です。

悩める子供達に薬を内服させても、子供達の心・性格などは絶対に変化しないでしょう。

悩まない「「人」」にしてあげないと、あまり治療にならないと以前から言っていますが、どうしても、医療の世界では薬だけの治療になっています。

何時まで、こんな時代が続くのでしょう。

未来永劫に・・・・

 

 病人〈心・性格・人格の絡んだ人達の病気です・・〉の治療は大変に難しいもので、それなりの人間関係や環境や状況や事象に適応できる人間にならないと、人間世界の何処に行っても役立たちませせんし、人格矯正は難しいものです。

企業・会社・家族、その他の何処に居ても、役立たない人として生きているだけとなるでしょう。

両親を含めて、家族の中で親和性が無い限り、人間個人は社会でも孤立化して<<悲しい、苦しい、面白くない、惨めな、人生>>を暮らす事になるでしょう。

親の方から、上手に子供達の{{心}}を操作できる<<親にならない>>と、子供達は自分の人生を上手く生きる事が不可能となります。

 

子供達が自分の人生を生きられるか、どうかは、親の育て方しだいですから、親の子育ては非常に大切ですし、親の「「心理療法」」の体験が最重要です。

<<家族・親子>>親と子(続編)7

2010 年 2 月 12 日

 親が、子供達の病気を治そうとする間は、子供達の<<心の絡まった病気は>>治りません。

親達が、心底と子供達に好かれる親になれば、それだけで、子供達の心は癒されて病気も簡単に治っていきます。

子供達の「「心」」・「「性格」」・「「人格」」を変えたい時も同じですよ。

「親が変われば、子は変わる」のです。

当方が、これだけ、真剣になって{{親と子の心の関係}}を話していますが、現実に親が子供達に対して、変わったという体験が無いのであれば理解不可能でしょう。

 

 時折に{変な親}が、居ますよ。

「子供が変わらないと、親は変わらない」と、言いはって{愚かな考え方}を変えようとしませんし、当方の意見を全く受け入れない{{愚かな親}}もいます。

子供達も、親も歳月を経て、歳を重ねていきます。

子供達の年齢も重ねてしまい、年老いてからでも、リストカッテングなどしますし、暴力を起こしたりで、精神病院の「「鉄格子」」に入れられたりする場合もあります。

親が、子供達から、好かれる親になってあげる事が、最大に重要だと伝えますが、「心理療法」を体験してくれた親にしか理解できない{{人間の心}}の世界が、現存しています。

人間の病気を治すには、先ずは、間違った診断をしたら駄目です。

 

 ここでは、気質的な病気は除いておいて、心の「関連した病気が沢山と」ありますが、こんな病気の治療について述べています。

親は、子供達から好かれる事、更に、尊敬される親になる事です。

殆どの場合で、親が子供を治療??子供達の心を矯正??しようとして叱咤激励をします、しかも、命令形で喋りますから子供達には益々と親の心を疎ましく感じるようになります。

そんな、親であるのに、子供達に向かって<<自分の親を好きになれば良い>>と伝えたところで、絶対に、子供達は、自分の親に対して「「憎しみ」」・「「怒り」」・「「恨み」」、「「不満」」・「「不平」」・「「憎しみ」」・「「悲しみ」」がたまり、更に、他者とのコミュケ―ションも出来なくなって、「「劣等感」」・」「「惨め」」・「「抑うつ」」・「「心の爆発性」」なども、沢山と溜まってきます。

 

 どうか、子供達に{{心の絡まった病気}}が発症したら、親達は出来るだけ早く自分の心を<<過去に遡って回想して>>から、自分の歩いて来た過去の心を「反省」して欲しいものです。

それだけで、親の「反省」が子供達に伝わっていきます。

親が「「反省」」したら、「「反省」」できた時には、親の顔や人相までが良い方へ変わりますので、子供達は<<親の変化に気づき>>ます。

その時に、子供達は、自ずから自分の心を矯正していきます。

<<家族・親子>>親と子(続編)6

2010 年 2 月 8 日

 登校拒否、拒食、過食、家庭内暴力、非行、苛め、苛められる、引きこもり、うつ病(中学~高校から、小学生でもうつ状態者は居る。)の人達について、治療する場合ですね・・、当方の長年の「心理療法」の体験から正確に説明しておきます。

親の子育ての、{育て方}と{育てられ方}の関わりで、人間は誰しも病気になり易いです。

親も、明確に熟慮しますとね、親も<<自分の親の心・考え方・反発心・服従心>>などなどを抱えて育ちます。

親も、それなりの苦労を背負って、今の現在を生きているのです。

 

 親にも自分の親の「超自我」が自分の大脳の海馬に沈潜され蓄積されたままで、自分の親に洗脳された超自我{{→良くも悪くも??}}が親の亡くなった後でも、命令形の様な状況で<<自分の誕生~生い立ち~現在>>まで残っています。

 この「「超自我」」が、大変に怖いです。

親の「超自我」が頭の上から押さえつけられて、自分の子供達が<<身動きできない状態で「「病気」」になっていても、親達は自分の子育てが悪いと>>気づきません。

親が心理療法を受けて頂くと初めて、自分の子育ての{{方法}}が間違っていたのに気づくものです。

 

 時折ですが、なかなか、子育てについて{{自分の間違い}}を認めない親達も、見受けられます。

何時まで経っても、親は几帳面に真剣に育てたと言います。

親の気持ち・考えかたが、正しいと自己主張を曲げません。

 親が一緒に「心理療法」を受ければ、殆どがスム-ズに解決されて行きます。

多くの場合で、自分は子供達を上手に自分の考え方で育てたと自己主張を、なかなか曲げません。

こんな場合が、一番に大変です。

 

 祖父母→父母→子供達へと{{心}}は流れていきます、ね。

 多くの場合で、親は自分の祖父母には<<こんな方法で育てられたから、自分も自分の子供達には、同じ様な方法で育てている>>と言うのです。

そんな事を言う親が居ますが、心理士として、気持ちは理解できますが、社会情勢が変化しているのです、即ち、時代の変遷によってバックグランドも違っているのです。

 それ故に、祖父母から育てられたように、子供達を育てては駄目です。

 

 例えばの話をしますが、親も祖父母の超自我を植え込まれており邪魔になっていますが、気がついていません。

 親から、自分の子供達への、呼び方も全く悪くないと考え{{おまえ}}とか{{名前}}を呼び捨てです、また、勉強しなさい、早くしなさい、悪い事をしたらいけません、苛めたらいけません、早く寝なさい、早く起きなさい、などなどと・・・、何時も呼び捨て、そして、命令形ですから、子供達には無意識的にですが〈或いは、有意識的にでも・・〉、沢山のストレスを与えて<<息苦しくさせて>>います。

子供達よりも、現実には親の学習「心理療法」の体験です。

<<投書>>{投書・続3}

2010 年 2 月 6 日

両親には、今それぞれの生活がある。

私は、もう一緒に幸せになることはできなくても、それぞれ幸せになってくれることを、心の底から望んでいる。

また、幸せのために私はできるかぎり助けたいと思う。

こういう運命になったことを、やっぱり始めはうらんだ。

でも、私に耐える力があるからこそ、こういう運命になったのだと、私は信じたい。

 私は治療をしていく中でもう一つ、大切なものを見つけることができた。

将来の夢だ。

自分を見つめなおして段々と自分がはっきりしてくると、ふと自然に芽生えたことだった。

自分のこのとても貴重な経験、好きなこと、得意なことを、十分にできる仕事があった。

 私は、「カウンセラー」になりたいと思った。

私のように悩み苦しむ人達はたくさんいる。

そんな人達を、一人でも多く救いたいと思った。

 私は人と話すことが好きで、話を聞くことも好きだ。

それに、私は人の気持ちになって考えることが得意だと分かった。

でも、それだけではまだだめな気がした。

辛い思いを経験したことのある人にしか理解できない気持ち、というのが必ずある。

例えば、辛い時に話ができる人がいるのといないのでは辛さが全然ちがってくるし、そんな人がいても、キッカケがなく、ためこんでしまう人もいる。

パッと道がひらけたときのあの喜びを、私は多くの人に知ってもらいたい。

自分は独りではないこと。  自分は必要だということ。

今が辛いのなら、先には早かれ遅かれ、必ず幸せがやってくること・・・。

私が得ることができたこの感情、経験を、より多くの人に伝えていきたい。

 これから私は、夢に向かって今までの分まで精一杯頑張っていこうと思う。

どんな事があっても、昔のようには戻りたくない。

そしていつか、「どうしょうもなく、情けない娘」だと言われていた私が、両親に「自慢の娘です。」と言われるように、一生懸命、幸せに生きていきたいなと思う。

 決して、感謝の気持ちを忘れずに、当たり前の幸せなんてものは、どこにもないのだと。

 

<<所長より>> 上記、です。

人間って、ともすれば、自分の{{過去の心}}を振り返らずに置き去りにしたままです。

自分の{{心}}の「再生」・「回向」・「新生」には、自分の過去を振り返って初めて本当の自分の人生を生きる事が、可能となります。

自分の{{過去}}を知っていると言う人が居ますが、全然と自分の真実の{{心}}に気付いていません。同じ、自分の人生を生きるのであれば、「劣等感」や「悲しみ」や「苦しみ」、などなどを持たずに楽しく生きるのが最高でしょう。

そんな人生を生きると、「「うつ病」」なんかにもなりません。

人生の迷い道から<<抜け出す>>お手伝いを、当方は長年月間にわたって援護して来ております。どうぞ、当方の「インタ―ネット心理療法」などを、御利用くださいませ。