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2006 年 5 月 のアーカイブ

<<インターネット心理療法>>(11)

2006 年 5 月 31 日 水曜日

 病院に行かなくても心の悩みや苦しみから<脱出できる>ものです。

急性期のうつ病症状や強度のパニック状況では、とりあえず内服を勧めますが、少しでも落ち着けば今度は「心理療法」の方が大切なのです。

 

 自分の心の{器}が大きくならなければ、薬の効果も悪いものです。

自分の心の状態が良好でないと、内服薬の本当の効果を発揮出来ません。

 

 「過去を振り返らないで前だけを向いて生きて下さい」なんて、言う人達を見る事がたまにありますが“冗談も程々にして”と考えます。

現在の悩み・苦しみ・悲しさ・やきもち・嫉妬・孤独感・劣等感・不平・不満・怒り、などは、全てが自分の生い立ちの心で作り上げているものです。

 自分の過去の心が、全ての心の基盤となっています。

ピラミッドの様に三角形で、過去の心が大きく底に座っています。

自分の過去の底の心を知らなければ、現在の自分が“過去の心から動かされている事”は理解出来ないでしょう。

 

 自分の心の探検とは楽しいものです。

心の上に被さった曇りがスーっと消え青空の様に晴れて、心が楽しく自由になって行きますから嬉しいですよ。

本来的には、親も親なりの苦労を背負い込んだまま成長していますので、親は“自分の心が正しい”と考えているから大変なのです。

親が鈍感な場合も多々ありますね。

実に悲しい事ですが「これが人生、親と子の因縁」と言うものでしょう。

時々ですが、実に賢くない親に巡り合います。

 

 子供もある程度の年齢になれば、精神的にも肉体的にも大人になる必要があります。 

時には、親が理解を示してくれなければ、子供は自分で努力して“精神的に大人になるため”に人間学を勉強する必要が有ります。

心の学習が人生の中で一番に大切だと考えます。

 どうせ人生を生きるのであれば、楽しく過ごした方が良いですね。

気楽に悩まずに人生の一生を過ごす事が出来れば、どんなにか楽しいでしょう。

 先ずは自分の過去の心を見つけ出して洗濯し、落とすべき箇所は落とすべきしょう。

「心の垢」を洗濯して落としましょう。

自分は清潔で心の中に垢は微塵も無いと思っている人も多いでしょう。

この様な考え方は怖くて大変ですね。

案外と自分の側の人達を傷つける場合も出て来るのです。

 

 自分は“真面目な人間だ”と思わない事が出来れば良いのですが、「心理療法」の体験の無い方達には理解が不可能かも知れません。

悩み苦しみ悲しみなどを、感じる人達は、是非とも「インターネット心理療法」の体験をされれば、自分の心は、きっと良い方向へと変革されるでしょう。

<<インターネット心理療法>>(10)

2006 年 5 月 30 日 火曜日

 現在では「インターネット心理療法」が、本格的に受けられるようになっています。

今までは、病院などに行き薬を投薬され、その薬にしがみ付き内服していました。

皆が薬を服用しているだけで、いたずらに時間は流れて行きます。

そこには精神の成長は無かった筈ですね。

人生の道で迷い込んだ時に、自分の力だけで出口を探して外へ出ることは本当に困難なのです。

 

 (8)(9)では、「親が変わらなければ子供達の精神は変わらない」と、述べました。

これは、人間の親と子の心の交わりを原点に戻した上で、子供(大人になった人もいるが・・・)が、幼少期からの親との間での心の交流が再開できた時に、「子供達が大人になる勇気を持つ事が可能となる」ものです。

そこで「親の心が大事ですよと」伝えたのは、親が子供の精神状態の場所にまで、心と姿勢・態勢を落とす事が最重要なのです。

 

 人生というか、人間社会に生きていると、“親が悪い”と説明しても多くの親達は納得しないでしょう。

自分の過去を振り返るだけで良いのだから簡単な事なのですが・・。

「インタ―ネット心理療法」を体験して初めて当方の言っている事が理解できるものです。

 何度か繰り返しましたが、一人の人間が“人生”というか俗世間を生きる上では、職場の状況などにより、必ずと人間関係や様々な事柄でストレスがかかるものです。

自分をこの世に送り出した母と父に対して、{恩を感じる能力のある子供}は人間社会を“上手”に生きて行けるでしょう。

“上手に”と言うことは“要領よく”ではないのです。

生まれて~育つ過程で、人は自分の親に対して、不満や不平などの感情を持って育つことが普通です。

この心に気づいた子供達は、自分で変革できるものです。

ですが、その不満や不平が{どの位の量}を抱えているかが分岐点となりますね。

この様な心が全ての人間の無意識や潜在意識の中に<渦巻き>居座っています。

その様な人間が「自分は善人だ」と思っています。

怖いですね。

「自分が善人だ」と考えている人達は、自分以外の他者を何かにつけて“許す事”が出来ないものです。

他人の心を許すことが出来なければ、自分の心の中に気づかないままでストレスを抱え込み、心の葛藤は溜まって行きます。

 

 無意識と潜在意識と健在意識の心の{カラクリ}を、とことん知っている人達は素晴らしいと思います。

本当にそう感じています。

自分の心を沢山と知っている人は、自分の心を自分で自由に使いこなせるからです。

先ずは“親から”自分の心をしっかりと確認する事が必要なのですが・・・。

悲しい事にこの世の人間、誰しも親から自己探求して内省してみようとする人達が少ないです。

 

親がとことん変われば<子供は変わる>から不思議なものです。

当方にとっては不思議でも何でもありません。

 

当然子供達も反省し、心が精神的に成長します。

<<インターネット心理療法>>(9)

2006 年 5 月 27 日 土曜日

 親の考え方には次の様なものがあります。

色々とありますが少し整理してみましょう。

 

○ 親自身が育ってきた過程、幼少期~思春期~現在にかけて{心を満たせなかった}事柄を、自分の心を満たすために“子供にその部分を求めようとしている”。

自分の満たせなかった事柄を子供に求めるから大変です。

 

○ 親自身が自らの親に求められた様に、自分の地位に満足しながら“子供を自分の地位まで引き上げておこうとする”。

これも、子供は親の心にはついて行けないものです。

 

○ 親自身が、“幼少期から貧乏だった”、“不幸だった”、“自分の親の様になりたくなかった”また、“自分は幼い時に苦労したから、自分の子供もこの程度の苦労は当たり前”などと考えていると、複雑な思いで子供を育てる事になります。

 

○ 子供には自分の様に苦労しないように育てたいと考えている。

 

 親自身、幼少時に自分の親から虐待などを受けていた場合、余程注意していないと“子供を虐待してしまう”事も多くありますね。

親から虐待を受けて自分が育ったから、自分の子供にだけは<虐待しない>でおこうと考えている親は立派だと思います。

しかし実際に人間社会で、そんな親が思わぬ苦労をしていると、“気づかないままストレスを子供に持って行く”場合も多いですね。

 

 親自身、自分の親から無関心のまま成長した場合は、子育ての方法を知らないままで時間が流れる事も多いですね。

要するに、親自身が自分の親から放任主義で育った場合、どちらにでも子育ては流れるものでしょう。

子供は自分の親を{反面教師}として受け取って育つ場合であれば結構と良いのですが・・・。

親自身、自分の親が嫌いだと思い続けて育っても、同様に{反面教師}ととるか、そのまま親を恨みっぱなしで育って行くか、人生は180度変わる事があります。

親自身が、自分の親から過剰干渉で育てられた場合も矢張り紙一重で、{反面教師}ととるか、そうでないか・・・如何なる方向に流れるかでしょう。

 

いずれにしても子育てをして行く親は、自分の過去に歩いて来た心の奇跡を十二分に知っておくことが重要ですね。

親自身が「インターネット心理療法」を体験するだけで良いのです。

とにかく、親は“本当の自分の心”を、本音も建前も知っておかないと大変です。

 

 親は自分の生い立ちを熟知して、始めて子育ての{立て治し}ができるのです。

<<インターネット心理療法>>(8)

2006 年 5 月 26 日 金曜日

 平成17年末には、(株)文芸社より「インターネット心理療法」なる書物を出版させて頂いた。

著書では、親と子の心の関係、子供が成長して行く過程にて子供へのスキンシップというか、育てる過程において子供が一般常識のある大人に育つには、親の子育てが大切なのだ・・・・と、書いた箇所が多かったと思っている。

子供が育つには、親の考え方が重要だと伝えたかった。

子供が所謂健常な大人に成長するには、心の持ち方が本当に大切なのだと“親”に「もう少し<子供の事柄>を本気で考えて下さい」と訴えたかったのである。

 

 当方の心理療法の現場に訪ねて来られる親達にお会いし話を聞いていると、何時も「自分の子供を何とか治してあげたい」と考えておられる。

「一生懸命に何とか子供を自立させてあげたい」と考える親は立派だと感じてはいる。

だが、もう少し熟慮して頂けたらと思っている。

親の過剰干渉は決して良くない。

親は、子供が大人になった時に世間で優秀な人間だと褒め称えられる人に育てたいのである。

子供が幼い時から“親の考え方”を子供に押し付け、また、“親の理想像”を持って育てる親達も本当に多い。

親は、自分の子供が大人になり俗世間に出て行く時、誰にも負けない立派な大人になるように育てたい事は確かに良く理解出来る。

だが、子供達は決して{親の道具}ではない。

人間世界について、何も知らない子供に親の考え方を植え込もうとする、そんな親の気持ちを理解できる子供が何処にいるだろう。

「親の心、子知らず」の時代は既に昔の話である。

子供の時から親の心を理解できながら育つ、そんな子供はいる筈もないだろう。

 

 ちょっとした「機」で、子供の心は<怠け者の道>にでも、<立派な切磋琢磨の道>にでも流れて行くものであろう。

幼い時から子供を優秀に育てたいと思う程、子供にはストレスがかかって来る。

幼少時から子供に“親の思いを知って欲しい”と思うだけで子供の心は疲れてしまう。

ここでは、子育ては<ほっておいて良い>と言っているのではない。

親がどんなに学問的に優秀でも、子供が<優秀に育たたない>場合は沢山とあるものだ。

赤ちゃんから育つ過程で、年相応の考え方を持って子供が育てば良いのである。

が、世間の親達は急いで子供を大人にしたいのである。

注意すべきケースがある。

これについては、これより少しずつ書いて行きたい。

 

ここでは『「子の心、親知らず」して、子供の心を矯正することは不可能だ』と伝えておきたい。

この言葉を親は明確に<心に留めて>おいて欲しいものだ。

<<心の世界>>衝動買い(2)

2006 年 5 月 24 日 水曜日

 当人も「衝動買い」を止めたくて悩んでいるのですが、一番に悩むのは親ですね。

親が助言しても「衝動買い」は止まらないから大変です。

本当に困る事は、お金が足りなくなっても買い続ける人達もいますので、借金がたまり返済金で親が困るのです。

親が借金を戻しても、また「衝動買い」を繰り返す場合が多く、最終的には親の負担が続くだけです。

とにかく、借金をつくり返済し、また借金をつくり・・・と、同じ状況が続いて行きます。

「衝動買い」の程度の差は人それぞれに有るので、ケアの仕方も少しは違います。

 

 原則的には当人の人格・心の問題なのです。

明確に表現すれば、その人の心の弱さで自分の心と行動を制御できないだけなのです。

人間社会で生きる以上は、自分の心を明確に知っておく事が大切です。

生い立ちの自分の過去の心が、現在の自分の全ての会話と行動と心を支配しています。

 

 「衝動買い」を治そうと思えば簡単に治ります。

唯、皆がその方法、その“心理療法”を知らないだけです。

日本では『心の治療』が大変に遅れています。

また、お医者さんが“心理療法”の勉強をされていない・・・、これは、頭で理解していても駄目なのです。

自分が、実際の現場で“心理療法”に長期間にわたり関わった体験か、お医者さんでも自らが“心理療法”の体験をしておかないと、本当の“心理療法”を理解できないものです。

 それからもう一つ、多くの日本人の抱えている考え方が大きな問題だと思われます。

これは一般の皆さんに言える事なのですが、人間社会で生きて行く上で「ストレスが無い」と言われる人々が多いのです。

人間って、面白いですね。

悲しいと言えば悲しい現象なのですが・・・。

自分がストレスや心の葛藤を大量に抱えていても「自分にはストレスは無い」と言います。

今現在に“心の葛藤”を感じない人達も確かに居られます。

しかし、そんな方達も自分の生い立ちの心に動かされている事を充分に確認しておいて欲しいのです。

「自分は何もストレスが無い」と思われている人は、余程に今の自分の境遇に恵まれているのでしょう。

それよりも、もっと高い境遇を希望していれば“何らかの心の葛藤”は有る筈ですね。

自分の境遇に満足していても、周囲の他者の心を傷つけている事に気づかない事がありますので注意が必要ですね。

優越感と自惚れの心は案外と怖いものです。

自分の抱えている心、その心に優越感も劣等感も無い方が良いです。

一般的に劣等感や沢山のストレスを抱えていても、“無いと錯覚している事”が本当に怖いです。

 

「心の葛藤が無い」と思っている人達も、自分の過去の心を振り返っておく事が大切でしょう。