<<人生>>「人間って面白い・・・」(5)

2007 年 11 月 21 日

 そう、人が生まれてくる事、誰も平等には生まれて来る訳ではありません。

 生まれる時に、既に、不平等があるのです。

 

生まれた時には、人の能力とか力量とか、ある意味では決められている場合もあります。

先天性で、生まれつきに<頭が良い>とか、何か<特殊な才能>を持っている人も時折におられます。

 ある程度、人は成長してくると、眼前の事象を眺めながら、自分の社会での<存在>と他人の<存在>を比較します。

{比較}、{差別}、{分別}などを持ってしまいますので、そこから{拘り}、{執着}、{我執}などが生じて来ます。

人生、人間社会では、{平等}であるべきだと考えます。

 

 本当に、ですね。ともすれば、人は何事においても{平等}を求めるものです。

人生、この世には、そんな{平等}なんて絶対にありませんよ。

{不平等}が、人生の{掟}とまで理解できるようなれば、案外と心は気楽になります。

 何で? そんな事を考えたら、腹が立つではないかと言われる人もおられるでしょう。

だが、そんな事情、人生は{不平等}だとお話をしても、そんな事はないと考えている人達もいます。

きっと、心の底では、ストレスが溜まるでしょう。

 

 当方が長年月間、心理療法に関わっていますと、社会適応できていない人達は、皆が自分の心深くに{平等}が無いと<不満>を抱いています。

人間世界、この地球上で、あらゆる地域を見ても、人間社会には{平等}はなく、あるのは{不平等}のみです。

 だって、人は常に自分が<得をする>ことばかり考えます。

他人が傷ついても、自分の{得}を選びます。

そういう場合をみて、<けしからん>なんて言っても人間世界の真実なる出来事です。

自分が立腹しても、なす{術}はありません。

 

 政治、経済、宗教、民族、詳細に見ていくと、ですね、色々な企業、商社、経営者、小さいお店の商店主から、サラリ―マン、本当に沢山の人達が居て、沢山の出来事があって、人間世界は成り立っています。

 昔から{働かざる者は、食うべからず}の言葉がありますが、昨今では、時代の変遷もあり、それなりに裕福な時代になっているのでしょうか・・・・。

人間個人は、自我の主張、やはり、自分の得をする事ばかり考えて、自分中心の立場で自己主張するのが、常なる事と思って良いですね。

 

 {欠乏欲}とも、言われていますが、人間の個人の欠乏欲って、大変ですよ。

政治家や宗教家も、やはり、同じみたいです。

それぞれの集団の{欠乏欲}も、凄いです。

<<人生>>「人間って面白い・・・」(4)

2007 年 11 月 14 日

心の勉強をしていくと、本当に分かるでしょう。

 人間って、面白いというのが理解できます。

 

 普通であれば、人間は、生まれたまま、そのまま、自分の一生を生きて、そのままに根本的な自己の心の改革なしで、此の世の{滅}が来て死んでゆきます。

でも、こんな生き方をしていれば、生身の人生はきっと楽しくありませんね。

同じ生きるなら、楽しく生きて欲しいのが、当方の目的としているところです。

 精々、小さな地球、地球なんて宇宙の中に流れる「一粒の砂」ですよ。

そんな小さな「一粒の砂」だから、より大事にして欲しいと願っているものです。

小さければ、小さいほどに、可愛がって欲しいのです。

破壊しようと、思ってもどんなに頑張っても破壊できない物であれば、少しは破壊しても良いでしょう。

でもね、小さな物ほど、破壊すれば破壊によって、全てが消え失せて行くものですよ。

 

 当方、今は、「地球が小さいですよ」って、言ったのです。

だから、今、何故に、そんな事実を語っているのかですね、その事実を立派に知っておかないと、自分自身について知る事も、できないからです。

 自分の{無力さ}、自分の{至らなさ}をとことん知って初めて他人の気持ち、いや、自分の心を、自分の存在・実在が、ちっぽけなものだと気づいて来ます。

そこまで知ると、自分の見栄とか虚栄心とか自惚れとか、諸々の優越意識なんて、どうでも良いものだと気づくでしょう。

劣等感も優越感も、全ての心を捨てざるを得ないでしょう。

独りでに、自分が意識する事なく、余分な心の葛藤は、消えて行きます。

 

 そう、少し難しい事を言うかもしれませんが、

皆さんに<心の勉強だけはしておいて欲しい>そんな願いを込めて、この{閲覧分}を書いています。

 人が、心の{根っ子}から素直に人生を生きる事で、心の葛藤は少なくなる筈なのですが、少し複雑な事柄を伝え恐縮ですが、如何せん、未熟な心のままでは、どうする事もできませんからね。

 生きている間に、人は<心を磨い>て、人生を楽しく生きる方が良いですよね。

人が、人生を生きるには、人とお付き合いが出来る事、自分の眼前の環境に自分で適応できる事が、これだけが、出来れば充分なのですが、その事が見えない・・・人達の多い事、どうしょうもないくらいですね。

 

 今回は、人の生き様について話をしていますが、この心の勉強って凄く大切なのです。

悩まない人になる、苦しまない人になる。

人生を生きるのに、如何なる<逆境に置かれても>悲しまない人になることですね。

悲しんでも、悔やんでも、その事で、自分の人生は<変わりは>しないです。

 

 心の視野って、最高に大事ですね。

<<人生>>「人間って面白い・・・」(3)

2007 年 11 月 12 日

 前回、{{肩こり}について説明しましたが、

  腰痛、或いは、頑固な腰痛も簡単に治ります。

 

 勿論、例外が有る事だけは、述べておかないといけませんね。

{{肩こり}}と言っても、{{腰痛}}と言っても、両方ともですが、椎間板ヘルニアなどで脊髄を圧迫されている場合は、別の症例にしておかねばなりません。

 そういう場合を、除いて、お話をいたします

{{腰痛}}なども、心の葛藤、現在に抱えている心の葛藤からもですが、お医者さんも含めて、誰も気づかないのは、人の過去の心が問題なのですね。

 過去の心と現在の自分の心のズレの問題です。

分かり易く言えば、できもしない事柄などを無理やりに考えていたり、自分の力量では不可能な事柄を、さも出来るかの如く考えていると・・・・大変です。

 

 一番に大切なのは、自分の本当の心を、潜在意識も無意識も可能な限りに気づいて、

 現在を生きる事なのです。

 

 無意識と潜在意識と顕在意識が、素直に重なって生きていれば幸いなのですが、お医者さんを含めて、世の人々は<そんな事柄>に気づこうとしませんし、心の世界を勉強しないので大変です。

 深い心と、浅い心のズレですね、

言い変えれば、人の記憶を溜め込む場所ですが、この場所で、心のズレが有ると、神経内分泌ホルモン免疫のバランスも壊れてきます。

 要するに、人が此の世を生きていると、<自分の過去の心>に裏打ちされて生きている

  のです。

この事、大切な事実は、どんなに他人から教え込まれても、自分の中で体得出来ません。

頭では、心で理解した積もりでも、表面上で分かるだけで、自分の頭の大脳深くに体得できていないのですから、どうしようもありません。

本当に、ですね、当方は医師ですから、医師のやっている事柄は全部が分かるのです。

駄目な事は、駄目なのです。

 

 人間って、当方から見れば、悲しい存在ですね。

小さな地球上で、争い事をしながら、生きるのですから・・。

民族、宗教、政治、経済、肌の色、様々な習慣などで、未来永遠に争い事をして生きる地球上の生き物なのだと、思わされるものです。

心底に、誰もが仲良く、誕生以来、いや、誕生する前から、平和に人生を生きれれば良いと思います。

とは、言っても、不可能な事は、不可能ですから・・・。

 

 人間全体の流れについて、「受容」、「共感」、「妥協」、「拒絶」などをしながら、人間世界を生きる事ですが、人間ってなかなか<心の勉強をしない>ので、悩みながら病気を抱えながら生きる事になります。

 

 そうですね、人間の存在とは、自己像とは、などなど、自分の心をしっかりと知って生

 きる事、これだけで、{{頑固な腰痛}}などは、簡単に治ります。

<<人生>>「人間って面白い・・・」(2)

2007 年 11 月 8 日

 そう、肩こり、なんて、訴える人達が、人間世界に限りない程います。

医師も、厚労省の医師やお役人を含めて、「「肩こり」」が、何故に自分に、人間に降りかかって来るかを知りません。

 

 数多くの病院に行って、医師を尋ねても、薬の内服や、理学療法などを勧められて、何とか一息つきはするものの、根源的に治った訳ではありませんから、マッサ―ジや色々な治療を受けても、直ぐに再発しますね。

 「治らない」と、言ってボヤイている人達が、随分と沢山と見られます。

どういう医学書であれ、薬や理学療法としか、書いてないのです。

医師が、心の勉強をしないので、当方は随分と不思議な気持ちがしております。

だって、悩まない人は、病気になる確率が、物凄く減るのですからね。

 

 {笑い、笑い・・・}などは、随分と人間の体に役立つとも、言われます。

昨今では、本当に{笑う事}が、体に良いと言うのです。

マスコミなどでも、盛んに言われています。

唯、唯、{笑う}という事は、それなりに、自分が生きて来た、この道の過程で<納得して>笑っているので、ある意味では、その人の本当の気持ちには違いありません。

かなり、潜在意識や無意識に、裏打ちされているものかも知れません。

 ですが、本当の自分の過去を見つめていないので、大脳の奥深い場所、間脳、更に、海馬に、現在の思いや、悲しい事、嬉しい事、寂しい事、嘆きの心、恨みの心、不満の心、嫉妬の心、妬みの心、孤独な心、怨念の心、嘘、盗み、罪、などの数えられない程の

マイナスの心が浮き彫りにされて来るでしょう。

 

 そんな、多彩な繊細な心が、人間の過去の心には、必ず、有るのです。

それ故に、大脳の海馬には、人の過去の心がピラミッド型のように、深く沈潜されています。

 そのピラミッドが、どんな形をしているのでしょう。

現在の心が歪な脆い人達ほど、深い心のピラミッドは、歪な形で積み上げられています。

人が、人生を気楽に生きるには、どうしても心の底を綺麗にしておく事が重要なのです。

 

 俗世間では、一般に、殆どの人達は、悩みや苦しみを抱えていても、「私には悩みや苦しみは無い」と答えるので、大変です。

今、現在、悩みを感じていなくても、自分の過去に心の葛藤を抱えていますと、体にも、また、知らないうちに、その人の心にも無意識的に圧迫して、本当は、苦しく感じていますが、当人は気づきません。

 

 {{肩こり}}なんて、医療では、なかなか治らないのですよ。

どんな治療・医療を受けても、意外と難治で苦しんでいる人達も、沢山と見られます。

でも、過去を見つめる「心理療法」を体験すれば、{肩こり}は直ぐに簡単に治ります。

 体験した人のみぞ、知る世界ですけれどね。

<<人生>>「人間って面白い・・・」(1)

2007 年 11 月 6 日

 当方、医師であり、臨床心理士であります。

 30年来、医師で仕事をしながら、心の治療にも関わって来ています。

 病院、医院の通院患者さんで、全体の60~70%の患者さんは、心の病気を抱えて

 いると言われて、既に、かなりの年数が経ちました。

 

 {閲覧分}にも、当方の人間治療、病気治療などについて、「「真実」」を述べて来た積もりであり、また、{心の世界}と心の{再生}・{新生}について記載しています。

 その後、日常診療においても、当方では沢山の人達を診療しております。

頭痛がする、などの訴えの人達も多いです。

そんな時に、当方、対処は随分と考えながら対応します。

 先ずは、MRI検査で、頭の脳実質を検査したり、MRAと言って、頭蓋内の動脈を造影剤の使用をしないで、動脈だけを検査して、動脈の狭窄とか脳動脈瘤などが、無いかどうかを確認します。

 その上で異常が無ければ、本来的には、その人が心の葛藤を抱えているがために、頭痛などが発症する訳ですから、心の治療をするだけで充分に、<根源的治療>が出来ます。

 

 唯、唯、薬を全く否定する積もりは有りません。

私は、医師であり、心理士ですから、医師の言い分も分かります。

また、心理士の言い分も理解できます。

 どちらが、正しいのでしょう。

投薬が正しいのか、心理療法が正しいのか、ですね。

当方では、長年月間にわたり心理療法に関わっていますが、<悩まないで生きる人間>になって欲しいのが、当方の真実なる言い分です。

悩まないところに、頭痛なんて、有りません。

悩まないのに、頭痛が有るなら、なにしろ、<悩まない>と言っている人達、その人達の心に大きな問題を抱えているのですが、・・・・。

仕方が、無いですよね。

 

 自分で悩みを沢山と抱えているのに、自分では本当に<悩みを持っていないと>自負している人達が見られるから、人生って誠に不思議です。

勿論のこと、人間の眼には見えない範囲で、先天性の原因による場合も有るでしょう。

でも、人の眼に見えないものへ、あれやこれやと、因縁を付けても<何をかいわんや>です。

 

 <悩まないで生きる人>になる事なのですが、自分が悩んでいても、悩みは持っていないと答える人達が多いのには、随分と驚かされます。

自分の生い立ちから、人は必ず心の葛藤を抱えて成長するものです。

 

 出来るだけ、生い立ちに遡って、自分を詳細に見詰める事です。