<<人生>>「社会適応」(5)

2008 年 1 月 17 日

 誰も人は、自分の思った通りに進めないのが人生でしょう。

山あり、谷あり、真っ直ぐな道もあれば、曲がりくねった道もあります。

平坦な道も、凹凸の道もあります。

お天気の良い日もあれば、悪い日もあります。

太陽の輝く日もあえれば、嵐のような雨が降る日もあります。

大きな波が押し寄せる場合もあり、小さな小波がやって来る場合もあります。

 

 人にとっては、年齢が幾つであろうとも、生きている人生では、大変なショックで<打ちのめされる>時もあります。

可能であれば、人生を平坦に<楽しく、悩まないで、他者と仲良く生きる>ことが出来れば最高なのでしょうが・・・・。

 残念な事に、人生には{平等}は有りません。

有るのは{不平等}だけでしょう。

お金持ちの人も居れば、貧乏で貧困で<食にありつけない>人も居ます。

 

 幼稚園児~小学生~学生・・・・等の過程にても、人は皆が考え方が違いますので、意見の相違も出ます。時には、喧嘩もしますよね。

更に、少し高学年になりますと、いじめ&自殺などの問題も出てきます。

 子供同士が、学校での生活、即ち、これも、社会適応ですね。

まあ、社会適応でみて言えば、いじめ&自殺とかだけでなく、登校拒否、引きこもり、各種神経症、各種心身症、うつ病、シンナ―、嘘、盗み、罪、などなどと、社会ではありませんが、学校生活も人間社会ですよ。

 

 何処が、一番に違うのでしょう。

人間には、人それぞれに、年齢に応じて、与えられた境地を無難に過ごさないといけない事もあるのです。

学校に行っていても、全く勉強しなければ、卒業できない場合もあります。

勉強しなくても、スポ―ツに全力でもって自分を打ち込んでいる人達も見られます。

 唯、唯、何処が、何処が、違うのでしょう。

そう、学生時代は、殆どの人達が、親からの仕送りで生きていますよね。

食べる事、着る事、寝る事、など、基本的な衣食住については、親が責任を持ってくれている事が多いです。

 だが、一度、学校を卒業して、社会に飛び出せば、自分で全てを生きるためには、働いて金銭を稼いで、自分でお金の使い道も考えて生きる事になります。

所謂、自分で得たお金の収支のバランスも自分で判断をしながら、生きる訳です。

 ここらになると、少しながら、自分の生き様に注意が必要ですね。

自分が幸せでも、他者を傷つけて喜んでいるのでは、一考を要するでしょう。

 

 自分が、周囲の皆さんによって生かされているということを・・。

<<人生>>「社会適応」(4)

2008 年 1 月 15 日

 社会適応と言えば、大人の世界の事だけではないでしょう。

子供達にも、子供の社会があります。

幼児の社会、園児の社会、小学生の社会、中学生の社会、高校生の社会、人によっては、大学生の社会、大学院の社会、或いは、高校卒業から就職、場合によっては、中学の義務教育を出て就職をしている人も居ます。

人が自分の人生を生きるには、幼い時より、また究極的に見るならば、常に100%、人対人、人対環境の中でしか住めません。

 

 幼い時から、両親を中心にして、子供達の心の成長が進んで行きます。

優しい両親、乱暴な両親、虐待するような両親、色々様々な両親から育てられます。

勿論、先述しましたが、両親以外の人達からも、継子として育てられる場合も沢山とあります。

 皆が誰も、全く同じ条件では育ちません。

同じ家族の中でも、兄弟姉妹がいるとすれば、みんなが同じように育つかと問われれば、絶対に同じようには育ちません。

何故ならばですね、兄弟姉妹でも、上と下で、子供達の考え方は、全然と違った心を持って育ちます。

 

 よくよく、心理療法に関わっていますとね、問題児と一緒に来ている親達が、私の家では、皆が良い子供なのに、この子だけは<心が曲がっていると>などと言われます。

勿論、一般の家族、両親の方達に、そんな子供達の心を理解できる筈もありません。

父親の遺伝子を受けるにしても、母親の遺伝子と合体して、赤ちゃんが生まれて来るのですが、身長も違うし、顔の容貌も違います。

また、頭の記憶力も少々と違っています。

 

 記憶力と言えば、私は記憶力が悪いと言う人達も、中には、特別に記憶力の良い人達もいますが、普通は、あまり変わらないみたいですね。

唯、唯、人の物事を考える瞬間の心構えによっても、随分と{差}が出てきます。

 私は、記憶力が悪いんです、なんて言っていても、その人が人生観をしっかりと確立した時には、記憶力も抜群と良好になって来ます。

要するに、確かに、先天性に記憶力の良い人も居ますが、多くは、後天性の場合があるみたいですね。

 心構えの、問題が左右している場合も多いです。

記憶力に全く自信が無いと言うか、時には、{メモ魔}とさえ言えるような人達もみかけます。

お話をしていると、メモ、メモ、そんなメモばかりするんですね。

何で、そんなにメモするのですかと質問すると、忘れるといけないのでメモすると、答えられます。

 

 人間の心って、1念三千とも言い、面白いです。

<<人生>>「社会適応」(3)

2008 年 1 月 12 日

 {働かざる者、食うべからず}と、説明はしているが・・・・・・・・・。

人は誰もが、お金を追い求めている。

決して不思議な事ではないと、思う。

<地獄の沙汰も金次第>と、言うくらいですから・・・。

 

 最近になっても、地球上の貧困の国々では、食にもありつけない人達が沢山と見受けられます。まして、お金となると、尚更に、欲しいと思って働いても自分の希望する金額を貰えない場合もあります。

その国々の経済状況にもよるでしょうが・・・・・・・。

また、特殊な技能や免許など持っている人達は、あまり毎日をあくせくせずに<お金>は入ってくるでしょう。

でも、世の中に住んでいて、お金が全く無い人は大変です、ね。

 

 人間社会に住んでいると、どうしても、衣・食・住に際しても、何がしかのお金を必要とします。

だが、心の病気、各種神経症、各種心身症、その他のうつ病などに関しても、会社を休業するとなると、お金も入って来なくなります。

お金は必要ですが、でも、余分なお金を貯めても、大金さえ持っていれば<幸せ>かと問われれば、案外と違うみたいです。

 

 人間って、残念な事?に自分が死ぬるまで、直前までお金を貯めようとしていますね。

どんなに大金を貯めても、貯めこんでも、自分が欲している物が、手に入らない場合は沢山と有ります。

人間、自分の死ぬ{時}が明確に分かっていれば、お金の使い方も理解し易いのです。

でも、実際には、自分の{死の時間}が不透明な方が良いと答えます。

100人のうち100人が、そう答えるでしょう。

つまるところ、{死}が、怖いのです。

 しかしながら、どんなに考え込んでも、お金は欲しくないと言う人がいれば、そういう人の方が、一風と変わっている人であろうと思います。

大金の大金持ちにならなくても、人間社会で生きる以上は、少なくても何がしかの金銭を稼ぐというのは、人間の生き様のル―ルではないでしょうか。

自分の人生を、家族の人生を生きるだけのお金で、良いと思われます。

それ以外に、何を求めるかで、余分なお金も必要な事もあるでしょう。

 

 ここで、知って欲しかったのは、引きこもり、ニ―ト、フリ―タ―、うつ病、出勤拒否、アルコ―ル依存、虐待、などなど、の人達への伝言でもあります。

また、若い人達でも登校拒否や非行は暴力などの人達も、同じでしょう。

皆が社会適応して欲しいと、願っての伝言です。

出来なければ、{心理療法}が重要です。

沢山は要りませんが、お金を全く持たない人達は、人間社会で生きる事が大変ですから・・・・。

 

 嫌いでも、働く気持ちは持つ事です。社会への{受容}です。

<<人生>>「社会適応」(2)

2007 年 12 月 21 日

 自分の生きる過程で、先刻、{人対人}、などと説明しましたが、

 もう一つは、{人対環境}の問題があります。

 

 この事についても、何度か掲載していますが、どんなに考えても、この二つだけですね。

究極的には、人生論、人生学、人生哲学、まで学習しておく方が良いのですが・・・。

でも、あまり難しい事柄を言っても大変ですから・・・・。

とにかく、人対環境と言えば、自分が此の世に誕生した時に、すでに、誰も皆が違った環境に投げ込まれているのです。

 

 父親は、どういう人だったのか・・・ですね。

例えば、何処に、どんな場所に住んでいるのか、街の騒音の中とか、田舎の静かな場所とか、自分が生まれた家の場所でさえ、誰もが違うんですね。

もっと、小さく見つめると、家の建物だって、誰も皆が同じ形の家に生まれる訳ではありません。同じような建物でも、色も違い場合もあります。

 まして、父親の身長、痩せ型&肥満型、お金持ち&貧乏、職業、地位、名誉、、優しい父親、厳しい父親、などなど・・・・・・・。

母親ついても、同じ事柄などが、考えられます。

祖父や祖母の心、人格などにても、全くと異なった影響を受けます。

 

 この事については、両親も人、祖父母も人、兄弟姉妹も人なのですが、この方達の居る場所に生まれたのか、どうかと言う意味で、環境の話をしています。

同じように、両親、祖父母、兄弟姉妹の人数が、同じ数でも、その人達の心・性格・人格などで、子供達に与える影響は、全然と違って来るのですからね。

両親の顔を知らない子供達、兄弟姉妹が居ない子供達も、そんな人達が居ない事そのものが心の葛藤として残るものです。

 

 もっとも、長い間、心理療法に関わった人達でないと、このような説明をしても、子供達の発達心理学については、充分に理解しがたいものでしょう。

人が赤ちゃんとして生まれて来てから、育つ過程で<私は、何も心の葛藤を持っていません>なんて言う人達が居たら、余程、不思議な人達か、心について全く理解できていない人でしょうね。

そんな人達が子供から大人になって、仕事を開始し始めると、必ずや、周囲には仕事をしている隣人が居ます。

生徒や学生さんやの生活でも、同じでしょう。常に、誰かが傍にいる筈ですよね。

 

 この項では、場所についてお話をしていますが、周囲に色々な人達が居る事や状況も、人はその場所に投げ込まれていると言う意味では、環境や状況と言う事になります。

誰しも人は、育つ過程においても、既に、幼い時から、心の形・性格・自己同一性・人格などが、形成されています。

 

 歪な心の原点、まあまあの心の形成、全てが生い立ちにあります。

<<人生>>「社会適応」(1)

2007 年 12 月 19 日

 人間社会に、人は誕生して来ます。

 先祖があって、両親があって、赤ちゃんとして此の世に誕生して来ます。

 

 一般的には、人は、何らかの集団の中でしか生存できません。

例外があります。

一人で、山奥深くに住んでいる場合もありますが、本当に例外的ですよね。

仕方なく過ごしているのであって、これも、やがて、人間社会に戻りたい、戻れる可能性を心に抱いている場合であって、そんな感情や気持ちがないと、そんな場所では住めません。

 絶海孤島の島で住む場合も、同じですよね。

人間個人の一人が、この島でずっと住んで<終末>を迎えて{滅}していこうなんて、耐えられる人は、居ない筈です。

万一、そんな生き方ができると言う人が居れば、その方は<随分と、人としては変人・奇人>と言えるでしょう。

また、本当に、普通の一般世間の人達からは、違った人間です。

 

 人間って、凄く面白いものです。

人対人の心の関係で、心が苦手な人は、あの人が嫌い、この人が嫌い、などと言いながら、それでも、人間社会の中で閉じこもって生活をします。

こんな方達は、一度でも良いから、人里を離れて孤独で住んでみる事なのですね。

だが、女性の場合では、誰も居ない場所で、一人で住むなんて出来ません。

何時、誰が、知らない人が襲って来るかも知れませんから・・・。

人間に生まれて来た以上は、好きとか嫌いとか言わずに、人は人間社会に適応して生きる事しかありません。

 

 何度も、面白いって言いますが、私は現在の今は<何も悩みは無い>よ、と言って笑顔で生きている人達も、自分達の過去の心を散策してみますとね、意外な過去の事実に気づいて来ます。

そんな充分に社会適応している人達でさえも、無意識的にしろ、マイナスの気持ちが沈潜していますとね、何らかの形で自分の現在の心を圧迫しているものです。

 

 そして、しんどいのは、そんな場合では、どんなに今は悩みが無いと自己主張されても、自分の周囲の人達を、自分が知らないで傷つけている場合が多いです。

何故ならば、そんな人達は、自分の過去に積み残した心を補うために、現在の心が、{優越感}や{劣等感}を持ったりして、過ごしていますので、周囲に何らかの<災い>を起こしていても気づきません。

 他者から注意や助言をされて、今の自分の会話や行動や心に気づく人も居れば、助言されても、全く受け入れない人達も居ます。