<<心の世界>>大切な事(心・人格)9

2008 年 3 月 10 日

 祖父母から、育てられる場合です。

 

 誕生したら、父母の顔を見ないまま、祖父母に育てられる場合があります。

暫くしてからか・・、何歳の時になるかは、人それぞれで違ってきますでしょうが。

幼い時に、祖父母から大事に育てられて、子供時代は優秀で、勉強もよく出来る子供達も見られます。

 ですが、思春期に入る頃から、子供達にも思春期の<嵐>が近づいて来ます。

直ぐ傍の人達と自分の境遇を比較しては、自分の不遇について<悩む>場合が結構と多くなるでしょう。

そんな境遇での、子供達も、又、大きくなった人達も、自分が順風満帆で生活が進んでいる時は良いものでしょう。

だが、一度でも人生で<何かの壁に突き当たる>と、必ずや、自分の生い立ちが無意識的に今の自分の心を強迫してきます。

何で自分は、こんなに、こんなに考え込んでしまうのか、などなどですね。

 

 不思議というか、面白いというか、悲しいというか・・・・、

人の考え方と人格は、その人の過去の中から創造されています。

どんなに上手に祖父母から育てられても、子供達が上手く育つかと問われれば・・・・、

<難しいでしょう>としか答えられないです。

勿論、育てられる子供達が、自分の人生に、感謝をして納得できるか、 どうか、でもあります。

祖父母から、育てられると言っても、優しい祖父母とか、祖父母でも途中から片方だけとなってしまう場合も多々あります。

人それぞれ、ワンパタ―ンで進む事は、絶対に無いでしょう。

 可能であれば、生まれた子供を育てるには、本当の親が育てるのが良いのですが、多くの場合で、親達も子育てについて、勉強していません。

普通は、唯、唯、一生懸命に育てようと考えていますが、その<一生懸命>が無駄となったり、プレッシャ―になったりと、本当の親でも子育ては難しいですね。

 

 最近は、若い人達の離婚も増えて、案外と祖父母の出番も増えているようです。

両親が離婚すると、誰かが育てます。

残った片親が仕事に出ると、どうしても嫌おうなく祖父母が育てるしかありません。

勿論、他の場所へ、子供達の意志は無く、移される場合もあります。

 その後の環境や通り過ぎて行く人達の影響で、子供達は<どんな人>にでもなります。

これも、しっかりと考えると「親の因果が、子に報い」と言う事になります。

3歳でなくても、5歳とか7歳とか9歳とかでも、「三つ子の魂」の表現ができますね。

子供が成長して行く過程で、誰が、誰が、子供達の側を通り過ぎたかです。

 

育てた人も、子供達も、誰もが自己を見つめる「心理療法」の体験が重要です。

 

自分の歩いて来た過去の旅をして、本当の自分・自己を知って生きる事が大切です。

<<心の世界>>大切な事(心・人格)8

2008 年 3 月 7 日

 親の姿は見えないが、兄弟姉妹から育てられる場合もあります。

 

 昨今は、家族の中でも、一人っ子の場合が沢山と見られますので、一昔前の社会状況とは少しながら変化して来ていますが・・・。

今の大人の人達ですと、50歳前後の人達では、まだまだ兄弟姉妹が居た方が多かったですよね。 

 兄弟姉妹が多い中に生まれても、一番上で生まれ来た人の場合では、生まれた時に、両親が居なかったケ―スなどは少ないでしょうが・・・。

仮に、一番上で生まれて来て、両親が居なかった場合では、やはり、親戚などに預けられたりなども多いでしょう。

また、誰かが、お金を出して、託児所の生活などもあるでしょう。

兄弟姉妹でも、下の方で生まれると、多くの場合で、保育園などに行かされたりする場合もあるでしょうが、家庭では、長女や次女や長男達などからお世話されて育ちます。

 

 そんな形で育てられた子供達が、やがて、大人になります。

成長する過程で、沢山の心の葛藤を抱えながら成長して大人になっても、積み残しの葛藤を抱えて生きる場合が多いですから、注意が必要です。

 けれども、人間の悪い癖、本性と言うべきか?? 本当に悪い傾向なのですが、自分の心、自分の過去を振り返ろうとしないのです。

育つ環境、家族や隣人や学校などの人間を含めて、地位や名誉や金銭などの環境・状況ですね、幼い時から成長し大人になるのですが・・・、子供の時から葛藤を持ちながら、大人の生活の中でストレスを背負い込み、悩みながら生活をします。

 

 人間の生き様・・、殆ど全ての人が、周囲や今の自分の置かれた状況に、何らかの不平や不満を抱えて生きております。

唯、沢山の人達が、私は<不平・不満・ヤキモチ・嫉妬、など>は持たないと言います。

持っていても、人間って自分の心の奥を覗きながら生活していないので、自分の心に気づかずというところです。

私は真面目、真面目な人間だと自負していますよ、全くと真面目でない人達が、ですね。

 人間って、面白いですよ。

「過去を振り返らずに、前だけを向いて生きて行け」なんて、考えている人達が、殆どでしょう。

 

 兄弟姉妹に育てられると、やはり、どんなに社会的地位や金銭を得て生きていても、充分に気をつけていないと、心のどこかに<隙間が出来て>自分の生き様に{違和感}を感じながら、などとなります。

大人になって、今生きている事は、自分が生まれてから、誰かにお世話を受けたから生きています。{有り難さ}を知る事です。

 

 兄弟姉妹からの{有り難さ}も、知る事です。

 「心理療法」の体験が重要です。

<<心の世界>>大切な事(心・人格)7

2008 年 3 月 5 日

 片親から育てられる場合ですが、色々と沢山の状況が有りますよ。

 

 先述したように、残された片親の育て方次第でもあります。

片方の母親か、父親か、また、片親は居るが、他者が子育てに関わって来るかですね。

それも、全ての場合で、誰も子育てに関して、決まったル―ルは有りません。

「親の因果が、子に報う」のように、子育てに関わる人達の心・性格・人格が皆違うので、色々な子供達、そして、色々な大人達が出てきます。

片親が居ても、先述しましたが、母親か、父親か、ですね。

それによっては、マザコンとか、ファザコンとか、色々様々にコンプレックスも形成されます。

片親が居ても、生きているだけで、子供には姿が見えない事もあるでしょう。

親の姿が見えずに、兄弟姉妹、或いは、祖母や祖父や、親戚の人達に預けられる場合もあります。

 

 親が居るのに、養子に出される場合もあります。

 また、養子に出されても、年齢が幾つの時かで、様々に養子に出された子供達の心の底に{葛藤}が残って来るかです。

表面上は穏やかな心に見えても、心の底には随分と葛藤を積み残しているものです。

心の表面と奥底の心、建前と本音と言いますが、人間は可能であれば <自分の本音と建前を知っている>事が、非常に重要なのです。

 

 簡単に、養子と言っても、本当に何歳で養子に行ったのか、他人の力で養子に出されたのか、自分の意志もしっかりと踏んでいたのかですね。

この考え方は、非常に重要ですが、当人は気づかない事が多いでしょう。

 同じ養子に行っても、養子に出された家というか場所というか、環境に大きな違いがあります。

その養子に出された場所で、どれほど大きく命を燃やして生きられるか、でもあります。

その出された養子先で、自分の命を環境と状況に応じて命を燃焼できるかでしょう。

養子に行った先で、社会的に見ても大きな仕事や役割をこなしている人達もおられます。

だが、人生で一度でも、躓(つまず)いたら、迷いの人生から脱出するのに苦労します。

 

 しっかりと自分の生い立ちから~自分の現在までの心を、探索しておくのが必要です。

自分の心の底ですね、分かり易い言葉で表現すれば、{建前}と{本音}の心の世界です。

人は、自分の{建前}と{本音}の世界を充分に理解しながら人生を生きる事が、非常に大切です。

これが、出来れば、自分の心を常に操作できる筈ですが・・・。

人間に生まれて来た以上は、どのような人の集団や環境に投げ込まれても、適応して生きるべきでしょう。

 

 真実なる自分・自己を知る「心理療法」の体験が重要です。

<<心の世界>>大切な事(心・人格)6

2008 年 3 月 3 日

 お母さんは居るけれど、お父さんが居ない場合もあります。

そして、お母さんから育てられる場合があります。

また、お父さんが、子供達が何歳の時に居なくなったか、などもあります。

逆に、お父さんは居るが、お母さんが居ない事もありますね。

 

 子供達が何歳の時から、両親の片方がいなくなっていったか、でもあります。

面白いっていうか、大変なのは、両親が居れば、互いに、両親が衝突しながら、子育てする場合があります。両親が居れば子育ては無事と言うものでもありません。

片方の親が居なくなると、残りの親だけの気持ちと言うか、子育て感で進行します。

片親が居なくなれば、益々と一層のこと、子供達に片親が<子供達を何とか上手に育てたい>などと考えて、子供に勉強などを強いる場合もあります。

一方で、片親が居なくなることによって、残った親が子育てを放棄するような場合も出て来ますし、{虐待}にまで至る場合もあります。

 

 子供達は、片親に対して、<有り難さ>を感じて生きるか、<不満や恨み>を持って育つか、どちら側の感情が大きいかで、大人へと成長する過程での心・性格・人格などが形成されて行きます。

 

 片親が居なくなると言う事は、単純に<かくかくしかじか>と言えるものでもありません。

片親が居なくなると、残った片親だけで育てられるかと言えば、出来ないですね。

その間には、必ずや、保育所や幼稚園などに預けられたり、或いは、祖母や祖父が出てきたりします。

時には、曾祖母や曾祖父まで子育てに関わって来るばあいもありますね、少ないケ―スでしょうが。

残った片親が働いて子育てする程の経済力が有るか、無いかの問題も出てきますが、公的資金、生活保護を受けながらの子育てもあります。

片親が子育てをすると、育つ子供達は、必ずや、心の葛藤は他の子供達と比較して、限りないほどに増える筈ですね。

 

 しかし、物心ついた子供達が、片親に対して如何なる気持ちを持って育つか、です。

簡単に言えば、片親に対してマイナスの感情を持って育ちながらも反面教師として育つ場合と、一方で、ずっと怨念だけを持ちながら育つ場合に分かれてきます。

片親に対して、不平や不満や、時には怨念を持ちながら成長しますと、大人になる過程で上手に社会適応できない、そんな人間になる場合もあり要注意でしょう。

 必ず、子供達は、自分の親を中心に見て育ちます。

また、成長するにつれて友達の家の事情とか友達の心・雰囲気とか、自分の心や自分の立場などを比較しながら育ちます。

友達や他人と自分を比較しながら、劣等感など抱え込んでしまいます。

 

 親も子供も、「心理療法」の体験が重要です。

<<心の世界>>大切な事(心・人格)5

2008 年 2 月 29 日

 最悪、最悪のケ―スでの、{子育て}を、説明しています。

 

  そう、両親は居て、子供達には食事を食べさせる準備はしているが、全く、子供達への関与をしないケ―スです。

なかには、食事もあまり準備しなかったり、家族の団欒も全く無かったり、親と子供の日常会話などにしても、全く、していなかったり、とか・・そんな場合もあります。

夫婦が仲良くても、子供達がいれば、親と子供の日頃の接し方なども大事ですね。

 

 子供の興味の無い事柄を、親が強制させている場合もあります。

子供達が幼い間は、親を嫌いと思っても、親に反抗する力を持ちません。

そんな場合では、自分達、親について子供達がどの程度に、{反抗心}を抱えながら生きているのかを、普通の一般世間の親には理解できる筈もありませんから、後、後になって大変な状況が起きるなんて知る由もありません。

 

 子供達が幼い頃から、親は子供の教育のために、と強制的な命令のような方法で、沢山の習い事などさせます。

要するに、親が自分の思う通りの理想に近づけようとして育てるのですね。

全く、習い事などもさせずに育てる場合もあります。

子供の教育に、全然、無関心なのです。

親が、子供の将来について、全く関心がなくて、行き当たりばったりで育てるのですね。

子供達は、家庭の中で、親の保護の下で楽しい時間を持ちたい筈なのです。

一方で、ある程度に成長してくれば、家族外で、同じ年頃の友達とも遊びたいですね。

だが、色々と環境があります。家族内や家族外での環境など、子供達が何処に居ても自分で話も出来る状況で育てるのが良いですが・・・・。

 

 何処までも、細かく見つめていると、心・性格・考え方・心の葛藤の持ち方、などなども、家族の中での、親と子供の信頼関係から始まります

親を嫌いな子供、これにも、どの程度に嫌いか、様々な程度が有りますね。

親を嫌いな人達ほど、家庭から外の、外部での人対人の心の交流にも、ささいな問題にしても、ちょっとした問題から~~大きな問題まで抱え込んでしまう場合が多々あります。

 

 要するに、親が自分達の事ばかり考えて生きていると、子供達は上手く育ちません。

何処まで、親が親身になって子供達の心を観察しながら、これも、子供達に見抜かれない程、上手にするのが良いのですが・・・・。

でも、意識的にも、親の意識・気持ちが子供達に見えるくらいに<演技する>必要がある時もありますね。

子供へ{虐待}にまではいかなくても、最低の子育てにならないように、親は常に念頭に入れておくべきです。

 

 親の「心理療法」体験が最良です。