‘人生’ カテゴリーのアーカイブ

<<人生>>宿命運命天命使命 「宿命3」

2007 年 8 月 21 日 火曜日

 前回は、母親について触れましたが、今回は父親について考えてみます。

父親が、名誉と地位のある父親で欲しかった。優越感を持つ人達も居ますね。

父親が、お金持ちで欲しかった。自分は、貧困で悩まなくて良かったと考えます。

父親が、身長が高くて、欲しかった。背が低い事で、劣等感を持つ人達も多いですね。

父親が、誰からも愛される人で、欲しかった。

父親が、誰が見ても、美男子で見かけの良い人で、欲しかった。

父親が、お金を持ちだが、お金にケチケチしていて、もっと違った父親で、欲しかった。

父親が、もっと自分を、構って欲しかった。生い立ちにて、孤独感を感じなかった・・。

父親が、もっと優しい人で欲しかった。

 

 子供達は、自分で好き勝手に誕生して来る訳ではありません。

親の因縁、家族の中で子供達は生まれてきます。

良い家族の中で、生まれたかった。

母親と父親が仲良いのが、一番に良いと思われます。

優しい家族の中で、育ちたかった。

両親が仲良いだけでは、駄目ですね。

両親は仲良いが、子供達には、そうでなかった。

 

 両親が、しっかりと子供達に向き合う事、そして、子供達の話しに耳を傾けるのが良いですが、親の背中を子供が見るだけでは、矢張り、子供達には心の葛藤が強くなります。

子供達が親に伝えて、父親や母親の態度や行動が、簡単に変わるものではありません。

両親が、どんなに仲良くても、子供達を過干渉したり、過放任したりでは、子供達はストレスを溜めてしまいますが、これも親からの「宿命」以外の何物でも無いですね。

 

 「虐待」、虐待を受けて、小さな子供達が死ぬ場合も多々あるが、これらは、完全なる「宿命」ですよ、子供達にとっては!!!

「虐待」を受ける子供達は、親に反抗できません。

悲しい事ですが、此の世の中に現実にある出来事です

「虐待」をする母親も父親も、「宿命」を背負っていますが、年齢的には、この様な{会話}と{行動}と{心}は矯正できる訳ですから、虐待をする親が自分の「運命」を切り開くべきです。

心理療法を受けながら、ですね。

 

 よくよく熟慮するならば、親から見れば、こんな子供が欲しかったのに、だけど自分の理想の子供ではなかった、と言えるかも知れません。

親から見て、赤ちゃんが、また、子供が美人で美男子でと、はたまた、もっと頭の良い子なら、と思う場合もあるでしょうが、これは、親のエゴです。親の「宿命」もあります。

 

 生まれて来る子供は、親の理想通りにはならないものです。

親から見れば、現状の生まれて来た子供に、{こんな子}が欲しかったのだとは、言えません。

親も、子供を選べないのが事実であり、親からの子供に対する「宿命」もありますね。

生まれて来る子供、赤ちゃんは、数億分の1の確立で生まれるのですから・・。

生まれて来る子供達が、誰も皆が完全な赤ちゃんとして生まれて欲しいけれど、少し形が違っていたり、或いは、生まれて暫くして先天性の病気が発症する場合もあります。

 

 これらも全部が「宿命」とも、なるでしょう。

<<人生>>宿命運命天命使命 「宿命2」

2007 年 8 月 18 日 土曜日

 此の世に誕生して、赤ちゃんから子供になって成長します。

ある程度の、子供に成長すると、自分の考え方も出て来ます。

 少しながらの判断能力も出て来ますから、自分の親とか自分自身について、

外観的(自分の眼で外界を眺める)ではありますが、それなりに考えます。

自分が{得}をしているのか、{損}をしているのか、などですね。

 

 先ずは、子供ながらに、自分の周囲に目を向けます。

家庭環境、近所の環境、最近では、保育園に入るのも、早いですね。

1歳未満で預けられる場合も、ありますからね。

2歳~3歳~4歳~5歳、などで、親の仕事の関係で保育園とか幼稚園とかに、預けられたり行かされたり、色々な環境変化が起こっていきます。

 

 子供達は、1歳~2歳くらいでは、自分の世話をしてくれる人達に目と心を奪われて、苦しんだりする場合もあります。

この事については、周りからの影響であり、自分の意思は通らず、未だ、自分の考え方を自分で運べませんから、「宿命」となります。

 少しながら成長して、学童や生徒や学生になって来ると、親を見る眼が出てきます。

自分の置かれた立場とか環境にも、より多く眼が行きますね。

私は、立派な親の元で誕生したかった、と思っても仕方がありません。

 

 立派な親と言っても、誰から見れば立派なのかでしょう。

生まれた子供達から見れば、もっと別の心を持った親、例えば、自分にとって優しい親、自分を構ってくれる親、育て方の上手な親であって欲しいと無意識的に感じるでしょう。

 親について、会社や近所の人達が、立派な人間だと言っても、子供達には、関係ありません。

勿論、子供達の年齢によっても、親を見る眼が違ってきます。

親は一生懸命に、育てている積もりでも、子供達の受け方がありますので、親は気づかず、子供達にストレスを投げ続ける場合もあります。

親がお金持ち・地位・名誉が、子供達によっては「運命」ではなく、「宿命」となりますね。

 

母親が、美人で欲しかった。

母親が、身長が高くてスマ―トであればよかった。

母親が、もっと優しい人であって欲しかった。

母親が、もっと几帳面に何でもできる人であって欲しかった。

母親が、勉強、勉強と言わない母親で欲しかった。

母親が、もっと頭が良ければと、思った。

母親が、もっと社交的であって欲しかった。

母親が、もっと賢くて欲しかった。

 

 誕生して来た子供達が、何を考えても如何ともし難いものであります。

 これら、全てが、子供達への「宿命」ですね。

<<人生>>宿命運命天命使命 「宿命1」

2007 年 8 月 17 日 金曜日

 「宿命」の言葉は、時折ですが、よく耳にする言葉ですね。

でも、実のところ、誰も深く考えていません。

言葉の意味も、しっかりと理解している人達は、少ないです。

人が人生において、命を貰って、自分の人生の終末から消えて行くまで、関わって来るものでもあります。

 

 先ずは、自分が此の世に誕生するには、親の因縁があります。

最近は、晩婚化もしており、社会状況の中での環境の変化など、人々の思考体系も随分と変わりました。

全てが、{良い事か、悪い事か、}それは考える当人の心構えというか意識の問題になるでしょう。

 

 人は、考え方によっても、体内の神経内分泌・ホルモン・免疫などのバランスが変化します。

昔から、結婚しても夫婦の間に、赤ちゃんが誕生しなかった場合は、当然に、何か原因が有ったものではあります。

 でも、人の思考体系と体の血液のバランスなどによって、夫婦の間に赤ちゃんが出来にくくなった{感じ}もしています。

ストレスを抱え過ぎると、生理が止まったり、多すぎたり、色々と人の体も<自然のまま生きる>事から、逸脱しているみたいです。

何か生き方・心が変化して<歪な感じ>で、生きているって気持ちもしています。

 

 突き詰めて考えると、これらは、全部「宿命」! 周囲の環境から<操られて>いて、当人は気づきません。

両親の間に、赤ちゃんができなかった。

これも、「宿命」ですよね。

生まれて来た赤ちゃん、いや、遺伝子の合体から{人}と考えるのかも、{人}と考えないのか、こんな事でさえも、周囲の科学者・医学者・生物学者・動物学者・人文科学者・宗教学者・宗教者、などなどからの見方で{考え方}が違います。

 

 何時から、{人}と認められるのか、これも周囲から決定される「宿命」であります。

生まれる赤ちゃんは、未だ、心も意思も何も持たないのですから、周囲から、唯、決定される「宿命」ですね。

生まれた赤ちゃんも、親を選ぶ事は出来なかった。

生まれた赤ちゃんから、考えるとですね、此の世に投げ込まれるのは、完全なる「宿命」ですよ。

誕生したくなかったと考えても、自分の意志は全く無いのであり、両親からの合体によって、地球上に投げ込まれるのです。

人として、五体満足に誕生して来るかと言えば、実は、そうでなかった場合も、多々、あります。

 

 人は、自分の思う通りにならないのが、人生であり、「宿命」ですね。

<<人生>>電話カウンセリング&人生相談(12)

2007 年 3 月 12 日 月曜日

 前回の記事の最後に、①{受容}、②{共感}、③{妥協}、④{拒絶}、などと言いました。

 

 眼前の人達は、皆それぞれの心、性格、人格、があります。

自分を含めて、人間全ての人が自分達の心を持っていますので、今の自分の心と考え方が違う事が、多々あるのです。

そんな時に、何処まで相手の心を受け止めるか、納得してですね・・・相手の気持ちを理解してあげて、受けとめる、受容してあげられる自分になる事が必要です。

 

沢山の人達の中で人間個人が生きているのですね。

だから、他人の誰もが自分の考え方に納得してくれる筈はありません。

時には他人の考え方にも「この人は<こんな考え方>を持っている」とか、「自分と同じ考え方でないから嫌い」とか・・・相手に対して、何時も否定しない事ですね。

そういう心、思考体系も無理からぬ事と共感してあげる、自分の能力を持たなければなりません。

 

他者の意見が自分の意見と違っていても、全部を否定する訳でなく、他人の気持ちに半分でも賛成してあげることも必要です。

世の中、人間の集団、社会があるのです。

決して人間社会を生きるのに、自分一人では生きる事ができません。

他者の中で、そして、環境の中で人は生かされています。

だから自分以外の他人に対しても、他人の心を認めてあげることが必要です。

世の中の人達皆が、自分の思う通りには動いてくれないし、自分の考え方に賛成してくれる筈もありませんから・・・。

 

時に、一般の人達というか、結局考え方は未熟になってきますが・・・、お金を貸したりして、貸したお金が自分に戻って来ないとかで嘆いている人達もおられます。

この様な場合、多くは「お金を貸しておかないと、友達が少なくなって行く(友達が居なくなる、寂しく孤独になる)ので・・・」と、心配したりしてお金を貸す事が案外と多いです。

そして最後は、お金が戻らずに<破滅>に向かって行きます。

勿論、お金を返してくれる他人もいますが、普通は“貸したお金は戻って来ない”と思った方が良いですね。

 そういう事で、ケース・バイ・ケースですが、相手から頼まれた事柄でも、自分の気持ちで<拒絶できる能力>、そんな人生観も必要な場合があります。

 

①、②、③、④、いずれも人生を生きるには、こういう考え方が適度に出来る能力、思考力を持っておく事、思考力を養っておく事が重要なのです。

 そう、この区別を充分に出来る能力と力量が備えてあれば、人間世界を生きるのに、そんなに大変な事は起こらない筈です。

自分の過去の能力と力量をチェック

 

 電話カウンセリング&電話人生相談も可能です。

<<人生>>電話カウンセリング&人生相談(11)

2007 年 3 月 10 日 土曜日

 人が人生を、生きる。

決して、自分の現在と未来だけを眺めないで下さいませ。

人間の思考体系、考える方法、判断能力、想像能力、未来と未来を想像する能力など、諸々の思考は、本人の自分の過去の中に{種}が有ります。

沢山の人達が自分の過去の心を調べて下さるようなると良いのですが・・・・悲しい事に、残念な事に、人間、多くの人達は未来を眺めて{外観思考}で生きています。

 

 人間は、過去を置き去りにして生きて行く習性ですよね。

そして、常に心の中では何かを求めて急いでおります。

 

 人が人生を生きる、自分の周りには沢山の人達がいます。

人が世の中を生きる以上は、誰かと顔を突き合わせて仕事をするしかありませんし、自分の周囲の環境もある訳です。

時には、嫌いな人も居ますが、人生を生きる以上は色々様々な人達に出会います。

世の中、自分の好きな人ばかりが周りに住んでいる事は、有り得ない事実であります。

自分が選んだ環境でさえ、思い間違いの事が沢山とあります。

まして、自分が選んだ事でなくても、他者から自分の考えていない程の環境に投げ込まれる場合もあります。

その様な場合、投げ込まれた環境が嫌いだと自己主張すれば、そこから辞めざるを得ません。

 

 俗世間で生きていますと、自分の思う通りにならないのが普通なのです。

しかし、人間は腹を立てます。

皆が気づきませんが、人は自分の心の中にマイナスの感情を溜め込むと、心や気持ちが疲れて体も疲れてしまいます。

自分の心の{器}の問題ですが、人は自分の心の{器}に気づかないのです。

 

 心の{器の大きい人}

① 自分の眼前の他人、はたまた、どういう状況に置かれても、出会う他人に対して対応できる人。

② どんな状況に投げ込まれても適応できる人。

③ 現在と未来に向かって思考体系や想像力のある人。

ここまであれば本当に立派な人だと言えます。更に、

④ 自分の過去を振り返り、何時も自分の過去の生き様について反省できる人、或いは、過去の生き様について<どんな人間であったか>を判断できる人。

であれば、もはやその人は凄く立派な人だと言えるでしょう。

 お金・名誉・地位などを持っている人達が立派な人、優秀な人である訳ではありません。

立派な人達とは、誰に対しても、頭をペコペコ下げる人達ではありません。

立派な人達とは、眼前の人達や環境に対して、{受容}・{共感}・{妥協}・{拒絶}の出来る人でしょうね。

 

 電話カウンセリング・電話人生相談を試してみて下さいませ。