‘病気の症状’ カテゴリーのアーカイブ

<<病気の症状>>拒食と過食(追加編10)

2007 年 7 月 7 日 土曜日

 人間は、大変な生き物だと、最近は、つくづくと、そう思わされます。

というのも、自分が体験した事のあるものでないと、理解できないからです。

 こうすれば良いですよ!!!なんて言っても、聞いた人達が直ぐに納得できるものではありませんしね。

「拒食や過食が治ります」と伝えても、拒食や過食で悩み苦しむ人がそんな話を聞いても、理解できないのです。

 

 拒食や過食で悩み苦しむのは、辛いものです。

早く、気楽に人生を生きられれば良いのですが・・・、

なかなか自分で治りたいと思いながらも、彼等は努力をしません。

立ち上がって這いずり廻ってでも、{心の扉}を開いて欲しいのですが・・・、

そんな道を眼前に敷いてあげても、その道を歩こうとしないのです。

面白いと言うか、悲しいのが事実です。

 

 彼等は、自分は真面目だと思っていますし、悪いのは、周囲の皆が悪い、社会が悪い、世間が悪いと思っています。

自分に{心の過ち}が有ると、決して認めません。

彼等には、自分の考え方の{過ちやマズサ}を認めるなんて、全然考えないから大変です。

人間世界を生きて行くのに、私の考え方は<正しい、間違っていない、皆が悪い>などと思っていますので、逆に、心の思考体系では、常に、自分の悩みを背負い込んでしまいます。

又、自分を中心にして、周囲が、皆が、社会が、世界が、回ると錯覚しています。

私は、{優越者}でないと耐えられないのです。

周囲の皆が、自分を如何に見ているのか、<神経を尖らせて>見ています。

 

 拒食や過食の人達の心の底に、一体に<どんな心>が流れ、渦巻いていると、誰が知っているのでしょう。

親への不平や不満や恨みや憎しみや怨念が、彼等の<生い立ち>の心に大量に有るから、また、その潜在意識や無意識の心を今の現在も引きずって生きていますので、現在の自分の意志や思いを自分で変える事が出来ません。

或いは、無意識的に自分は<正しい>と思っていますので、自分を変えようとしません。

心の底のマイナスの気持ち・感情を<綺麗にする>事が、出来ないのですし、そして、なかなか自分で<綺麗にしよう>と思いません。

 

 究極的に考えると、全ては、生い立ちでの<満たされなかった心>への{心の癒し}と思いながら、自分を育てた人達への、{心の復讐}になっていると考えても間違いないでしょう。

ですが、この事については、自分の生い立ちから{心の旅}をしてみないと、理解出来ません。

「インタ―ネット心理療法」で、試してみて下さいませ。

 育てた親の{心理療法}が、彼等の<救いの鍵>を握るでしょう。

 

 体験すれば、必ず、親は理解できる筈ですね。

<<病気の症状>>拒食と過食(追加編9)

2007 年 7 月 4 日 水曜日

 拒食や過食の子供さん達(大人にも見られますが・・・)を抱えた親達は、自分の心を点検する事、これが、最大に重要であります。

 

 親の心が変われば、拒食や過食の子供さんたちも治ります。

 

 当方、20年以上にわたり心理療法に関わっていますが、正に「親の因果が、子に報い」そのものですね。

どういう病気であれ、この事は間違いありません。

余程の、先天性の肉体的疾患、後天性の肉体的疾患では、仕方がありませんし、純粋な肉体的疾患、器質的な疾患では、心の治療と切り離すべきでしょうけれど・・・・。

多くの病気は、必ず、心の病が重なっているか、心の病が病気の底辺で動いています。

 

 日本の医師達、いや、諸外国での医師達も同じですね。

心の病気が<根っこに動いている>と感じていても、彼らの病気について{心理療法}が必要だと思わない}し、心理療法を勉強していないので{適切な心理療法}へ紹介する事もしません。

紹介しなくては、ならない事さえも理解できていません。

唯、唯、薬の投与にだけ関わっています。

 

 何度も、何度も、当方は繰り返して主張します。

世界中を探しても、心を変える薬、特別に人間の<心の器・性格・人格を改造する>薬は何処にもありません。

 人の心・性格・人格さえ変えれば、良い方に変われるのですね。

そうすれば自ずと心身症や神経症やうつ病なども、簡単に治っていきます。

その事については、{心理療法}しかありません。

 

 どんな心理療法が良いかと、言う事ですね。

不適切な心理療法では、意味がありません。

何故、何故、と言われるかもしれませんが、当方は、人の<心の根っこ>を見つめる心理療法でないと意味がないと思います。

無意識・潜在意識など、心の底に置いて忘れ去っているような意識が、本当に重要です。

 

 親、摂食障害で悩んでいる子供達の親から、<自分の過去を見つめる>{心理療法}を受ける事にしましょう。

意外と、{{答え}}は簡単に出て来るものです。

少しでも、体験してみれば、理解できるというのが事実です。

 悩める子供達を治そうと、世間の親は考えています。

そうではなくて、悩める子供達の親、親が自分の心・性格・人格について、詳細に点検してゆくだけで充分です。

 

 どうか、親から、先に、自分達の{心の扉}を開いてみましょう。

 

 {答え}は、傍らに存在しています。

<<病気の症状>>拒食と過食(追加編8)

2007 年 7 月 3 日 火曜日

 悩む人が、悩む心から解放されたい時には、或いは、体の悩みから解放されたい時は、目前だけを眺めていては、解決できません。

 

 ここでは、拒食や過食の人達について話をしています。

 

彼らは、自分の心に沢山の悩みを抱えて生きていますが、自分の悩みを認めません。

自分は、体の病気だと思ったりして、一切と心の悩みを持っていると思わない人がいるのですね。

お医者さんにて、加療を受けますが、体の病気やホルモンのバランスの問題などとも思われて、もっぱら薬の投薬だけで、治療を受ける場合も多いです。

拒食がひどくて、生命に危険が及びそうな場合では、経鼻経管栄養などを受けたりもしますね。

また、そんな人達の一部には、そういった加療を受ける事で、自分の悩みを知ってもらおうと、考えている人達もいます。

 

 面白いと言うのか、全く大変なのは、貧困の国では、<拒食&過食>は起こりません。

食べる物が無くて、何時のこと、死に追いやられるか知れない人達は、目前に食べられる食事を見て、食べない方が可笑しいのですね。

拒食や過食は、どちらかと言えば、物質の豊かな国や地域でしか、そんな人達は見られないのです。

豊かな物質、豊かな生活を持っていると、自分の目前の心の葛藤に非常に<弱い>ですね。

自分の心、本当の真実なる自分の心について、全く、無頓着であるから、悲しい状況であります。

 

 心の中に、マイナスの感情を溜め込んでいます。

不平、不満、悲しみ、やきもち、嫉妬、妬み、孤独、淋しさ、後悔、恨み、怨念、嘘、盗み、罪、などなど、自分の深層心理に抱えているのに、気づかない人達が多いのです。

 今の顕在の自分の会話と行動、拒食や過食も、自分の心が動かしています。

自分の心、格別に浅い心は、常に、自分の深層心理から動かされ操られています。

そこで、自分の深層心理を明確に知っておく事が、人間は誰にでも必要な事です。

大事な事柄、なんですね。

世間の人達、誰もが、自分の心を知っている積もりで生活をしています。

どういう病気であれ、体の病気でも、自分の体の病気に自分の心が、引きずられていきますと、余分に悩み始める事になります。

 

 何度も繰り返して言いますが、拒食&過食は、体の病ではありません。

あまりに長く拒食が続いたりしますと、体重も減少しホルモンのバランスも壊れて来るのは、当然です。

 

 心が先か、体が先か、心身一如、心身相関、などと言います。

 

 心の解決が、先決です。

<<病気の症状>>拒食と過食(追加編7)

2007 年 6 月 29 日 金曜日

 親の病気だと、言っても良いと考えます。

 

 長年月間、心理療法に関わっていると、見えない事柄が見えて来るものです。

{親の病気}だと言ったら、立腹される人達もいらっしゃるでしょうが、親が自分の過去を見つめる{心理療法}を受けると、その意味が分かって来るものです。

 過去を見つめる{心理療法}を体験して、初めて親は納得できるものです。

 

 親の、<育て方>が間違っていたと気づくのが重要ですね。

 

 摂食障害者は、なかなか、親の悪口を言わないですね。

悪口を言う勇気を持ちません。

また、自分は真面目と思っていますので、顕在意識(表面の心)上では、不平や不満を言えないですね。

 どういう病気にしろ、いや、病気でない人達も、一般世間の人達が自分の心を問い詰めて生きる事は、非常に大切です。

まして、心身症や神経症やうつ病や、特殊な状況に置かれた人達では、必ず自分の心をチェックしておく事ですね。

 

 摂食障害の人達について、彼らの親達が<子育て>の段階で間違っていたと気づけば、 摂食障害の子供達に親から謝罪しなければなりません。

 

 親や育てた人達が、拒食や過食の子供達に<謝罪する>事で、子供達は長年月間、耐えて我慢してきた自分の悩みの心が、少しでも解けていきます。

 もっとも、心の縺れた状態をしっかりと<紐解く>には、矢張り、子供達も、辛い彼等の心を、過去を遡って見つめ直さないと<見えるもの見えません>から・・・・。

 

 要するに、両者、親と子が、一緒の{心理療法}を受ける事なのです。

 

 何故なら、人間は、自分の過去の心を<補う>ように、或いは、<復讐する>ような、格好で現在を生きています。

摂食障害も、無意識的な感情で、親への<復讐>と考えても良いものです。

 ですが、当方のその言葉に疑問を持たれる方達は、必ず、自分の過去を詳細に調べる{心理療法}を受けてからにして下さい。

必ず、当方の気持ちが理解できる筈です。

 また、摂食障害で苦しむ子供達を持って居られる親達は、必ず、自分の過去を見つめる{心理療法}を受けて欲しいですね。

幸せが、やってきます。

 親にも、子供達にも、両者に幸せがやって来ます。

 

鼻から管を入れて、治療しないで済むし、長年月の摂食障害から開放されて行くことでしょう。

当方での20数年来の心理療法の過程で、固く<信じている>現況です。

 摂食障害者の加療は易いものです。

{心理療法}を体験してから<納得>出来るでしょう。

<<病気の症状>>拒食と過食(追加編6)

2007 年 6 月 27 日 水曜日

 摂食障害は、<家族の病>だという事を、両親や家族は知って欲しいですね。

 

 子供達は、生い立ちの頃から、詳細に考察すれば、誕生後(胎教については、ここでは触れないでおきましょう)から、親の会話や行動、そして親の心までを案外と敏感に見ております。

新生児、乳児、幼児の頃から、親の会話と行動と心のちょっとしたことをマイナスに受け取り易いですね。

そして、ストレスを溜めて育ちます。

 

 人は誰も、心の葛藤を溜めながら成長して行くものです。

ですが、特別に心の葛藤、不平、不満、恨み、憎しみ、などなど溜め込んでも、会話で表現したり、非行や暴力で表現する事をしません。

 親や、自分を育てた人、そして、学校では友達関係も含めて、私は{真面目な人間}だと思われたくて、反抗心、暴言、暴力、などを、周囲に知られまいと考えます。

表面上の見せ掛けの心と、内面の心は、あまりにも違っていますね。

 

 拒食や過食の人達は、本当に、自分は{真面目な人}だと自認していますし、自分達の内面の心については、全くと検討しません。

悪いのは、常に、相手なのです。

 しかし、{相手が悪い}と自己表現する勇気は全くありません。

ありませんと言うよりも、相手の悪口を言う程、自分は悪い人間だと思わないのですから・・・、なかなか、不平や不満なども言いません。

先述しましたが、恨みながら、怨念を持ちながら、一方で私は<真面目>だと思っていますから、大変ですね。

{劣等感}の塊なのです。

 

 唯、自分の潜在意識と無意識の心の旅をしないと、自分の心の{形}を気づいてくれないのですから、治療者から見れば、本当に悲しいものです。

自分の通り過ぎた過去の心を旅すれば、大量のマイナスの心に出会うために、途中で自分の心を見るのを中止します。

{自分は、こんな人間ではない}と自己主張したいし、哀れな心の自分を見るのに耐えられません。

 

 そこで、親や、或いは、育てた人が一緒になって「心理療法」を受けるのが必要です。

親と子が、一緒に過去を見つめる「過去想起方法」、過去を見つめる心理療法を、受ける事ですね。

 親も、摂食障害の人も、同じ心理療法を受けるので充分です。

 親が、摂食障害の子供達だけを治療してもらう事を考えるべきではありません。

 

どちらかと言えば、親の治療、親が自分の過去を見つめる{心理療法}を受ける事が、先決ですね。