<<インターネット心理療法>>追加編(4)

 昨今は、大変な世の中となりました。

科学や技術が発達したと言いながら、社会情勢も随分と変化して来ています。

{核家族化}ですね、配偶者の遠隔地への単身赴任、人間社会を生きる上で会社関係や仕事上の件で、親・子供達・配偶者が否応無く離れて就労する事などもあります。

一方で、子供達の{遊び}はテレビから始まり、テレビゲーム、パソコン、携帯電話などと、めまぐるしく変化して来ています。

 幼い時から、他人と遊ばないでも自分の心を慰めてくれる品物、或いは、好みの動物なども案外と自分の側に置いておける時代になっています。

 

 幼少時期から、自分の口を開いて自分の心の中味を発言していく習慣を<身につけて>おかなければなりません。

格別に、小さい頃から子供達が自分の親に対して、平常心で言葉を発する習慣を心得ておけば、成長して大人になる過程でもあまり大した{問題は起こらない}筈ですね。

これも、親が嫌いであれば、親には、子供は平常心で発言出来ません。

子供の時代から、独りで遊ぶ道具が沢山と出来たところは人間の心にとって大変な<重荷を背負って>生きる事になります。

 家庭内でも、子供に遊び道具を買ってやらなければ、逆に子供は<自分の親は、自分の友達の親と違う>などと、心が捩れてしまいます。

と言って遊び道具を与えれば、無我夢中になって親や友達との<肌で付き合う>心を失って行きます。

{自己愛型人間}になってしまいます。

 

 自分の心を、最低限でも生きるための心・性格・人格に作り上げておかなければなりません。

成長して、人間社会、世の中に家庭から出て行く段階で、それなりの人間適応・社会適応できる精神状態を前以て自己創造しておく事なのです。

 自分の眼前の遊び道具や、肌で触れ合わないで、眼前で人の姿を見ないまま話やメールのみなどで幼い時から育っていくと、大人の社会に出た時に適応することが困難になるでしょう。

{自己愛型人間}ナルシストとも言われます。

自分以外の他者を愛する気持ちを持っていないので、心の葛藤は大変に溜まります。

自己愛型の傾向が強すぎると、どちらかと言えば人格的には<二重性>に見える会話や行動も見られます。

所謂、凶暴性を露呈し易いです。

{自己愛型人間}は、必ずしも全ての人が携帯電話やパソコンなどにより、なってしまうものだけでなく、幼い時の母親との関係も非常に強いものが有ります。

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