<<家族・親子>>家族の病(15)

 仲の良い夫婦が、歳月を重ねて年老いて行きます。

家族単位も、変化して(壊れて)行きます。

高齢者になれば、不慮の病気や事故、天災などで、どちらかが先に{黄泉の世界}に旅立って行きます。

仕事などでの失敗による、予期せぬ{別れ}があるかも知れません。

 {不倫}の別れも有りますね。

現実の世界から、当方は<眼を外して>はいけないので正直に伝えておきます。

世の中にありふれた出来事です。

{不倫}と言えば、言葉が悪いのですが、{不倫}と言っていても{本気}になって、残りの人生を楽しく健やかに過ごして行く人達もきっと居る筈です。

 色々様々な{別れ}もあるものです。

{別れ}が何度もあるのは、少しばかり特殊な状況か人格の歪さが有るかも知れません。

 20歳代、30歳代、40歳代、50歳代、60歳代、70歳代、80歳代、90歳代・・・別れの{年齢}も、人によって随分と違います。

何歳代で{配偶者}との{別れ}があるのか、また、{別れた後}の生活パターンも、心の葛藤の持ち方やその人の人格によっても全然と変わってきます。

 

 例えば、50歳代での{別れ}では、どの様な{別れ}にせよ、新たな配偶者を探すかどうかの心の葛藤は60歳代以後の人達に比較すると、少し違った雰囲気にもなって来るでしょう。

 70歳代、80歳代の{別れ}についての話は、若年の人達に対して、どんなに一生懸命に説明してもその心は伝わらないものでしょう。

高齢者の心の葛藤については、相当の勉強をしておかないと理解する事が難しいもの、若い人達は理解困難でもありましょう。

人間の一生について、把握できる人でないと無理なのです。

 

 頭で理解できても、体で理解できないとあまり意味は無いですね。

家族としての夫婦には、やがて{別れ}は来るものです。

しかし、誰もあまり予想していないのが、人の心と言うものでしょう。

 

 高齢者の夫婦の{別れ}は、辛いものでしょう。

性格・人格によって随分と違いますが、孤独感が襲う事には間違いありません。

如何に生きるか、その人の考え方や周囲の人達の援護や置かれた環境によって、全く違った人生を歩く事になるでしょう。

 高齢者の{別れ}は、淋しいものでしょう。

 例外も有りますが・・・。

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