<<家族・親子>>家族の病(16)

 『家族の病』で連載しています。

 

 男と女、{生い立ち}の違う人間、異性同士が一緒になって家族を構成します。

多くの場合で、子供が生まれて来ます。

しかし、子供が生まれない時には、結婚した者同士で物凄く悩む人達もいます。

結婚から3年~5年、赤ちゃんが出来ないと誰しも{不安}に襲われます。

 『家族の病』と、言っても良いでしょう。

子供が欲しいと考えて、産科を受診します。

夫婦によっては、大変な悩みとなります。

また、男性にも不妊の原因が有る事もありますね。

両者が心を合わせて、子供作りに共同作業が重要となって来ます。

女性に原因がある場合の方が多い様です。

最後は、人工受精が必要となります。

 人工受精には、胎内受精と体外受精があります。

体外受精を繰り返して、最後まで赤ちゃんが出来なかった場合もあります。

夫婦で随分と悩みます。

何度も体外受精を試みた上で、最後まで<妊娠>に至らなければ、その作業と一緒にお金も沢山とかかり、夫婦で疲れ果ててしまいます。

 体外受精など、不妊に関わるのに遺伝カウンセラーが必要だと言われています。

時には、夫婦生活のない事で悩む人達も見られますが、大変です。

中には、赤ちゃんが出来ないからと離婚するケースもあります。

或いは、赤ちゃんが出来なくても、夫婦が足並みを揃えて一緒に辛抱しながら、諦めの境地で過ごして行く・・・、人生を悟り納得して生きる夫婦もいるでしょう。

 

 はたまた、様々な場合もありますね。

他人の精子を借りて受胎、他人の卵子を借りる、或いは、精子と卵子を借りる場合もあり得ますね。

ですが、生まれて来た子供が本当の自分のルーツを知ると、悩み果てて大変でしょう。

人生が理解できなくなるケースも起こり得ます。

本当の自分の親を知らなければ、育ての親の顔を見て、子供は<何と考えたら>良いのでしょう。

この様な場合では、赤ちゃんが出来ても、両親共子育ての過程で<きっと悩む時期が来る>でしょう。

 全くと、何も悩みは無いと言われる親が居れば、子供の立場から<物事を考えていないだろう>と感じます。

また、人間の親と子の心の因果関係を、或いは、子供の発達心理を理解できていないのかも知れません。

当方、一般的な事柄を心理学的に述べています。

 

勿論、例外で、全てを立派にこなす親達も居るだろうとは思います。

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