<<家族・親子>>家族の病(7)

 最近は、”父親も育児に関わるべきだ”と、マスコミでよく話がなされています。

「男女平等参画」などとも、言われて来てから随分と年数も経ってきました。

 社会通念としては非常に分るのです。

しかし、男性には男性しか出来ない事もあります。

お産は女性にしか出来ないし、男性に・・・なんて言われても不可能な事実があるのです。

 社会参加に関わるのは、女性も男性と一緒で良いのではないか!!!

格別に、女性が赤ちゃんを作らなくなったら、此の世は終わりになるでしょう。

 先進国の真剣な社会問題ですね。

先進国では、人口減少によって国の維持そのものに関して、人の移民に頼らないと仕方がない場合もあります。

移民政策とは違った意味で、家庭内でも、学校でも、社会でも、色々様々な問題が起きて来ています。

 

 繰り返しますが、男性にはお産そのものは出来ません。

女性のみが出来るものですね・・・!

 日本でも、多くの家庭で子供さんが少なくなりました。

現在、60歳代、70歳代、80歳代、それ以上の方達では、多分兄弟姉妹の数が4~5人、或いは、6~8人、などと多かった筈ですね。

昨今、日本では裕福になったのでしょうか???、貧困になったのでしょうか???

 殆どの家庭で、女性が専業主婦の場合は非常に少ないです。

主人の給料が充分に有っても、女性が専業主婦で<子育て>に一生懸命に頑張っている家庭は少ないですね。

女性が自宅に居て、主人が仕事から帰って来るのを待っている場合が少なくなった様です。

 人間って、大変ですね。

 

 女性の企業進出、或いは、科学者や芸術家では、必ず家族の犠牲の上に、現在の地位や名誉が有るものと考えて間違いないでしょう。

何事においても、他者以上に自分を優位に確立するには、何がしかの犠牲を強いるのが普通です。

 尚、当方は、はぐれた生き方を薦めているのではありません。

何事も、家族の病、家族の犠牲が有って、色々な創造も出来るのですが、家族を自分が犠牲にしている事柄を知っているかどうかの問題を問うているのです。

 

 ここで何が言いたいのか。

本来的には人間は両親が育てるもの、主人が働けば奥さんが家で待つ、或いは、奥さんが働けば主人が家で子育てをする・・・、ですね。

 祖父母に子育てをお任せしていると、子供が成長して人生の壁に衝突した時に、自分は両親には育てられなかったなどと、心の不満が溜まるのです。

 この{心のボヤキ}は、案外と悩む人間からの悩みの{心の原点}を消去できないものです。

 

 人の心は大変で、母親や父親離れできない事があります。

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