<<病気の症状>>拒食と過食(追加編4)

 現在の医療では、拒食や過食は、なかなか治りませんね。

何故ならば、悩み苦しむ人達(拒食や過食)に対して、心の底から表面化してきた症状のみの治療として、対症療法を行なっているからです。

 

  摂食障害の人達への加療について、彼等の心には一切と触れる事なく対症療法だけですから・・・、安定剤の投与や鼻から管を入れて、栄養補給だけですね。

 少し体重が増えたからと言って自宅へ戻します。

ですが、直ぐに再発して、また入院などと言う場合が非常に多いです。   

彼らの中には、自分の過去を振り返る作業をしなくて、症状を乗り越えて行ける場合もありますが、非常に少ないですね。

 年齢が重なって行く前に、亡くなる場合もあります。

例え、こんな症状を乗り越えたにせよ、多くの人達は、生きている間は、随分と心の葛藤を抱えて生きるので、自分達の人生は幸せにはなれないでしょう。

 

 「過去を振り返らないで、前だけを向いて生きていきなさい」なんて言う、どうしようもない程に、人の心の{カラクリ}を知っていない方達が沢山と居られます。

自惚れ、優越感、などなど抱えて、人前で、自分は人生の成功者で、誰も真似できないだろうとさえ、思って生きています。

 ですが、そんなに自惚れて生きている人達も、何かの大きな衝動が自分の前に立ちはだかると、坂道を転げ落ちるように、人生の迷い道に入り込んでしまいます。

 人間社会に、両親の因縁で此の世に投げ込まれた以上、不平・不満を考えても仕方がないですね。自分で努力して、自分の人生を切り開いていかないと、如何ともしがたいのです。

 

 心理療法に長年月間、関わって来た人でないと、人間が此の世の生まれて、如何なる心の葛藤を抱えて生きるのかは、100%理解出来ません。

 摂食障害の人達は、目前を眺めて、美しくなりたいとか、人生を優越に生きたいとか、自分を中心にして、周りの全てが動かないと気持ちがおさまりません。

 或いは、自分達が、他人と一緒の事柄を出来ないのを{苦}にしているのですが、<自分の心>を吐露する事は、非常に少ないですね。

 私は、優秀でなくてはならないとか、他人よりも良く見られなくてはならないとか、皆から褒められないと駄目だとか、そんな劣等感が大量に付き纏っていますが、本人達は気づきません。

 

 自分の過去の本当の心を認める事だけなのです。

 

自分の過去に、情け無い、悲しい、劣等感とか、嘘や、盗み、罪深い事柄が大量に有りますので、そんな心を納得して、自分の過去の本当の心を受け入れる事が大切なのです。

 

  自分の過去のマイナスの気持ちや心など全てを認めた時に、その人の  

 人生観は、変わっていきます。

 

 摂食障害者は、簡単に治るものです。

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