<<家族・親子>>「親殺し」(3)

 子供達は成長段階で、必ず、自分の親に対して<心の葛藤>を抱えるものです。

 

 どんな勉強が出来ても、大人になった時に、全く<使いもの>にならない人間になってしまう場合が有ります。

要するに、常識の外れた人間になってしまう場合が、結構とあります。

 学問だけが優秀でも、{人間学}が勉強できていなければ、人間社会で通用しません。

あまりにも常識が無ければ、周囲の人間に相手にされなくなるので、孤独にもなります。

不満も不平も怨念も溜まります。

 

 幼い時から、学問では、優秀に育って来て、社会に出て<沈没>する場合があります。

一方で、幼い時から、親に反発を持って、体で反抗する場合、口で反抗する場合、心の中で反抗する場合、など、色々なケ―スが有ります。

 最大に困るのは、行動や口で反抗せずに、心の中だけで<不平、不満、怨念、など>を溜め込んで育つ場合ですね。

行動や口で反抗しないので、親は自分の子供達が、上手に賢く偉く育っているものと思っている場合もあります。

 ですが、学校の成績や行動面などについては、親が几帳面に見ていれば大丈夫かどうかが、直ぐに推測できる筈なのです。

しかし、親は、それさえも、確認せずに、自分の子供は<おとなしい・良い子>と思っています。

親が、薄々と気づいていても、既に、手遅れの場合が沢山ありますね。

 

 親が、自分で自分の子供達の心・性格・人格を矯正する事は、先ず、100%不可能だと感じています、当方では、長い間、心理療法に関わって来てから、そう思っています。

親が、自分の心と力で、子供達の心を矯正する事は、本当に不可能でしょう。

 おとなしい子供達は、必ず、親に対して余分な心の葛藤、特に、親に対するストレスを溜め込んでいますので、親への心の解決が出来ない時に、心の葛藤は、他人に移って行きます。

他人に対しても、心の<通い合い>が出来なければ、心の葛藤が解決できません。

そんな時に、再び、心の<やり場>が無くて、葛藤が増大します。

 

 <やり場>の無い心を物にぶっつけ、行動で当たっても、自分の心が癒されない時に、或いは、他人に心を当り散らしても癒されない時には、何らかの事件が起きるのは当然でしょう。

 引きこもり、ニートの人達で、本当に自分で自分の人生の{運命}を切り開ける人達が、何人いるでしょう。

所謂、モラトリアム人間だけで済めば良いのですが、いつまで続くか分かりませんし、続くと困ります。

勿論、彼等の中に、本当に優秀な人達も、稀に見られるが、随分と後になって、結果が現れるのだから、見分けは難しいでしょう。

 

 「心理療法」を受ければ、簡単に<見分け>は付きますね。

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