<<心の世界>>大切な事(心・人格)12:最終回

  人の誕生からの、道のりを細かく記載してみました。

細かくと言っても、詳細の詳細まで人の成長の道を辿って行くと、

ページが足りません。

ですが、今ここで述べたように、大体において言い尽くしている筈です。

 

 人は、何歳になっても、「心」とある程度の「体質」は改善できるようです。

そう、自分の過去を辿って、自分の過去の心の葛藤を消去する、消去できれば大脳の神経内分泌やホルモンや免疫のバランスも改善されて来ます。

当然でしょう。

   記憶の記憶装置である、大脳の海馬の記憶の問題だけです。

全ての記憶は、頭の前頭葉を通って行く大脳深くの海馬に積もってゆきます。

会話や行動や心の刺激を如何に判断するかは、やはり、過去の記憶装置である海馬の記憶の判断でもありましょう。

海馬の記憶が綺麗に並んでいること、即ち、記憶の中に<心の葛藤を残していない>のが最良なのでありますが・・・、そんな人達なんて誰も居ないでしょう。

 

 自分の過去の記憶を辿れば、自分が幼い時からどういう状況で<如何なる反応をしたか、反応しながら失敗したのか、それで良かったのか>具体的に理解できるし、体得できる筈です。

そんな自分を知っていれば、残された自分の人生で<どんな状況が自分に向かって来ても、それなりの対応>も出来る訳です。

眼前の人達や環境を、{善し}とするか、{悪し}と判断するかは、自分の過去の心で判断をしているのであります。

 

 全ての物事を判断しているのは、自分の今の心で判断しているのではありません。

それ故に、自分の過去の心を熟知しておく事、自分の過去の心の「器」を大きくしておくべきなのです。

人間が生まれて、自分が{生い立ち}から、どんな道を歩いて来たかの確認が本当に重要ですね。

人間の育ち方、「親の因縁」で生まれて来る訳ですから、自分が<どの道を通って>来たかを充分に知って理解し納得しておくのが重要です。

 

 ここでは、何故に、こんな話をしたか、ですね。

人間、親にも、色々な親が居ます。

自分の親って、誰、誰、なんだろう、という子供さんも居る訳です。

普通は、自分の親は自分の親と確信できますが、自分の{生い立ち}と、親とは一体にどんな関係、どんな状況、どんな心の交わりを持って、今の自分の考え方が出来上がっているのか、知っておく事が大事だからです。

 

自分の過去の心に納得していれば、大きな悩みや苦しみを持たずにすむでしょう。

 

 自分を知る「心理療法」が最高に、重要です。

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