<<うつ病>>究極の世界(13)

 「うつ病」になってしまった時から、脳脊髄液や血液が変化していると述べました。

即ち、心がパニックになって迷った時から体液は変化します。

心の迷いが先か、体液の変化が先か、どちらが先かは既に述べています。

一般の皆さんは、常日頃生まれたままの状態で生きて行きます。

俗世間の事をあれこれと考えながら生きるのです。

過去を振り返らずに、前だけ向いて生きるのです。

子供の時の考えが、そのまま自分の大脳深くに沈んで渦巻いています。

従って、大人になって人生を生きている時も幼児期の考えが含まれたまま、眼前の事象や環境を判断する事になります。

 

 「四苦八苦」、「五欲」などと言われていますが、突き詰めて考えると人間はこの様な事柄を考えて生きているのです。

 「四苦八苦」

何となく面白くないし苦しい{生}、老いたくない{老}、病気になりたくない{病}、死にたくない{死}などです。

<あれが欲しい、これが欲しいなどと何時も何かを得たいような感じ>{求不得苦}。

また、<愛する人とは別れたくない>{愛別離苦}。

人が生きていると<側に一人や二人は気に入らない人がいる、などと恨んだりします>{怨憎会苦}ね。

最終的には<何事につけても心が迷って生きる>{五蘊盛苦=色々な煩悩と言っても良いです}のが人間なのでしょう。

 「五欲」

あれが食べたい、これが食べたいなどと、自分の好みの物を一生懸命に探して贅沢をしたいのです{食欲}。

また思春期から大人になって来るとお互いに異性を求めますし災いの元となります{性欲}。

眠りたいのに眠られなければ大変でしょう{睡眠欲}。

地獄の沙汰も金次第ではないのですがお金を欲しがります{金銭欲}。

また、名誉や金銭など、人は欲しがります{名誉欲}。

 

 人は諸々の心を抱えて人生を生きています。

働かないと食にもありつけません。

働いて何がしかの金銭を稼いで日常生活を過ごします。

家族の中で育てられ、成長し大人になると、100%仕事をしなくてはならないでしょう。

何時までも、家族の中に{引きこもって}いたのでは駄目です。

やがては親の方から終末を迎えて滅してゆくのが人生です。

自分一人が残されても社会に適応する能力が必要です。

社会に生きる事は、人間の集団の中に自分を置くことであり、その環境の中に身を置くことです。

 

 楽しく、嬉しく、心安らかに、毎日の人生を送られる人は、絶対に「うつ病」にはなりません。

どうすればそんな楽しい人生を持てるか・・・でしょう。

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