<<いじめ>>いじめと自殺(11)

 とにかく、報道特集を見ていて疑問に思う事は、全てが周囲の責任と考えていますね。

親と子供達の心の動きには触れていないのですから、不思議というか面白いというか・・・。

人間の顕在意識と潜在意識と無意識の{心のカラクリ}を全く論じていないのですから・・・。

 

 案外と論じないところが<本音>と<建前>を統合した上でのマスコミ報道だと自覚されておれば立派なのですが・・・本当にそう思いますね・・・。

もし、そうだとすれば、当方が<本音>を語りすぎている事になるでしょう。

しかし、少しくらい本音で話も進めておかないと<いじめ>の心の世界については、一般人には、未来永劫に不透明となって行きますので・・・。

 こんな事柄を話した不思議な変な人間が居るものだと思われても仕方ないでしょう。

真実は、後から<理解>できて来るものです、ね。

それも、沢山の人達が通って初めて理解できる{心の世界}と{人間の会話や行動の原点}となってくる問題ですから・・・。

相当に勉強したり実体験したりしないと理解できないものです。

ともすれば、<いじめ>に遭っている子供達は、その<いじめ>の心、悩みの心しか理解できないのです。

 

 親が嫌いでも表層心理では<いじめ>の心の葛藤だけを考えていますので、自分の生い立ちの心には、“また、そんな事を考えて何になる?・・・”と思っています。

意味ないくらいでしょう・・・、親も同じ考えですね。

<いじめ>の事しか念頭にありませんから、何度でも繰り返して!・・と・・。

 

 人間は、自分の過去の心を完全に忘却する事は出来ません。

殆どの人達が、過去を忘却しようとして生きています。

自分の生い立ちの心は、自分の人生を生きる上で最高に大事なものです。

「どうぞ、自分の過去を忘れて・・・」なんて考えないで欲しいですね。

人生は、家族として・・、学校で・・、社会で・・生活する、どれも全部が大事です。

 

 学校の先生方も、自分の心・人格をもっと知って素直に人生を生きて欲しいです。

他人に迷惑をかけずに、自分自身にも迷惑をかけずに・・・ですね・・・。

学校の先生も悩んで自殺される人達がいますから、注意も必要でしょう。

一方では、学校の先生の一言で<ダウン>した生徒も居るのです・・・!

「先生の一言、今でもその<一言>が頭に残っている」と言う人も居るのですから・・・。

当方でも過去を振り返れば、勿論、自分の親については限り無い程に<親不幸>はして来たと!・・・、自分は親孝行の積もりの人間だった筈なのだけれど・・・。

誰もが、「悩みの心も乗り越えたら、もっと成長する」と言うけれど・・・。

 

 悩み込んだまま、悩みから解放されずに動きの取れない人達がなんと沢山居ることでしょう・・・。

社会適応できていれば良いのですが、それさえも出来ていない人達が多いから大変に困るのです。

可能であれば、家族生活にしろ、学校生活にしろ、社会生活にしろ、適応できる人間になって欲しいものです。

周囲の人も、注意は必要でしょう。

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