<<うつ病>>追加編(7)

 『うつ病』その他色々な心の病気、心身症や神経症などでも、しばしば{転地療法}をする場合が有ります。

転地療法とは、自分の住んでいる所から暫く離れて過ごす、要するに自分の環境を変える事です、ね。

確かにその<考え方>は理解できます。

ですが、多くの場合、元の環境・元の場所に戻って来ると、また同じ心になってしまい、それぞれの心の葛藤、心身症、神経症、うつ病なども再発して来ます。

うつ病者の場合では、転地するにしても病状の程度を考えておかないと、環境の変化で自殺する人もたまに居ます。

注意が必要です。

 

 確かに悩む場所から離れる事、その間は心で拘っている{事、物、人}から距離が出来るので良い面はありますが、元の場所へ戻るのに恐怖を感じる事もあります。

 面白いというか、興味深いこの様な話があります。

{心の扉}を開くのに、人間世界から飛び出して、即ち、俗世間から離れて自分の{心の迷い}の悟りを開く・・・。

{心の扉}を開くのに、俗世間の中で開こうとするのか、悩める俗世間を飛び出して・・・、と考えるだけです。

単なる転地療法では、<考える、人生を考える>なんて事はありません。

{心の扉}、{悟りを開く}ために俗世間を離れるのであれば、当然<人生とは、何?>などと自分の心をも問い詰める必要があります。

本来的には俗世間から離れずに{心の扉}、{悟りを開く}のが最高でしょう。

しかし、一般庶民には、俗世間の中に居たままで{悟りを開く}開くのは難しいでしょう。

心身症、神経症、うつ病、躁うつ病、などと言っても、<人生を生きる上での心の迷い>だけでしょう。

 

 {心の迷い}が病気の根源です、ね。

 先程から、転地療法なんて言っていますが、単なる転地療法では、あまり得るものは少ないでしょう。

{人生とは、何???}、{自分とは、何???}、{自己とは、何???}、{自己像とは、何???}、{自分の存在とは、何???}、などなど・・・と、熟慮が必要です。

しかし、自分の眼と頭で、自分からの外界を眺めて外観様式で熟慮したのでは駄目です。

 第3の眼で、自分の外側から自分の方へ向いて、自分の会話と行動と心を見詰めること。

そうすれば、自ずと自分の実力と力量が必ず見えてきます。

 

{真実の己を、知ること!!!}これ以外に方法は有りません。

 

 但し、{己を知る!}と言っても、観念か、体得か、で全く心の境地は変わります。

{課題}を提出しますので「インターネット心理療法」を試して下さいませ。

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