<<講演>>人生への理解(14)

 人が生きる事、基本的には、衣・食・住があって初めて<生きる事>が可能なのです。

極論的に考えると、衣・食・住、全てが、着たり、食べたり、住処の家も木製で有る以上は、使用前はどれもが<生き物>なのです。

 

家庭で飾ってはサンゴなども、海の中で生きていた生物体ですね。

 

 人間は決して誰一人として、自分だけで此の世を生きているのではありません。

全ての人は、地、水、火(太陽も)、風(空気も)、など、そして又、自分達の周囲の生き物によって生きる・生かされているものでしょう。

 

 真剣に考えると、<人間よ、驕るなかれ>と注意をしておくべきで、頭に叩き込んでおかねばならないですね。

自分だけの力で、人生を生きている訳ではありませんから・・・。

 

自然の掟の中で、人は、いや、動物や植物も全ての生き物は生かせられて生きていますね。

 

 人が、毎日生きている事は、生き物を殺生して生きている事になります。

「そんな事はない」と、言う人が居れば、そんな人の方が不勉強です。

自分の生き様に対する、自分のやっている自覚や感情に、大変鈍感な人だと思われます。

また、人生、人の生き様を全く見ようとしない人です。

思い上がりも強く、悲しい人です。

 

 人間は誰しも、此の世では一人で生きる事は出来ません。

ですが、皆さんは日常生活では、自分だけの力と努力で生きていると思っている人達のなんと多いことなのかと・・・、心理士の立場から見れば、辛くて情けない{話}です。

自分の此の世での存在観、自己像、自分とは一体にどんな人間か、の観察は必要です。

 

 人は誰しも一人では生きられない。

自分の周り、この地球上に生物が居ないとすれば、人は何を食べて生きるのでしょう。

動物や植物が実在しているので、人は食事を摂取できるのです。

お陰で、生きています。

 

 また、生命の無い物、人は裸では日常生活を送れません。

金・銀・ダイモンド・などの自分を飾る装飾品ですかね、そういう物などを身に着けて自分の心を楽しませて人生を生きています(前述)。

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