<<家族・親子>>家族の病(3)

 家族の崩壊について、内側からの問題を説明しておきましょう。

 

 生まれも育ちも違う男性と女性が、一緒に生活を始めます。

男性と女性が愛し恋いして、好きになって一緒の生活、夫婦として家族として生活を共にするのです。

結婚生活に入るまでは、案外とどちらも遠慮をしながら<良いところを見せる>ように無意識的にやっているのでしょう。

ですが、いざ結婚してみると次第に自分の本音というか潜在意識や無意識に有る心が浮き出て来ます。

何か、同棲生活の状態も同じ様なものでしょうが、少しながら雰囲気が違う様です。

とは言っても、一緒にいる年数によって、又、結婚生活でも同棲生活でも、次第に自分の自我というものが互いに強調されて来ます。

 時には、激しい意見の交換の末に{別れの感情}も吹き出して来るものです。

次第に心の葛藤が溜まりながら、ある事を<切っ掛け>に一挙に互いの心が崩壊して行きます。

両者でなくても、一方の心が我慢できなくて、崩壊して{別れが来る}などの場合の方が多いでしょう。

 

 {別れの原因}も、結局は{生い立ちの心}の問題になって来ます。

どちらが良いとか決められなくても、いずれにせよ両者の{生い立ちの心}が、上手に噛みあわなかっただけでもあります。

 夫婦の問題は後回しにしましょう。

 

 今は、昔から言うところの、嫁と姑や舅との関係が{二人の別れ}に関連している場合も多いのです。

最近は、結婚しても嫁が主人の親とは一緒に住みたくない、などと言うケースが普通になっているでしょう。

人間、長生きになって来ました。

嫁と姑や舅が一緒に暮らしていても、嫁が姑や舅から苛められるのではなく、嫁が姑や舅を苛める場合も多く出て来ています。

一方で、主人が、嫁の母や父と相性が悪くて、嫁にも嫁の親からも両者から苛められる事もあります。

主人が心身ともに疲労困憊して、仕事も出来ずに落ち込んだりで就労不可となり、嫁や嫁の親からも{別れ}を告げられる場合もあります。

「出て行きなさい」、「帰らないで良いよ」、なんて言われてしまいます。

夫婦のうち、一方が自殺までしかねない事も生じて来ます。

 

{別れ}には色々な原因があります。

家族の病も、原因は数多くあります。

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