<<劣等感>>「「劣等感」」続編7

 「「老」」については、矢張り、悩みにもなるものです。
また、その場に置かれた人達でないと理解が不可能ですよ。
年老いた人の「「悩み」」・「「苦しみ」」・「「老いる事」」の気持ちなどを、真実に理解できる場合では、本当に年老いた人でないと理解できないでしょう、などと言った人が居ます。
その人は、有名な人ですが、最初は何でそんな表現をするのかと、当方も「「不満」」に感じましたが、無理もありませんね。

 しっかりと、考えると、「「当然の事実」」だろうと、思いますね。
「「老」」って、体力も落ちます。
完全に若い世代の人達と比較しますと、スポ―ツでは間違いなく、どのような状況にても衰えは分かりますね。
面白いものですよ。
自分の目前の人間世界で、年老いた方達が沢山と病に負けてしまい、場合によっては、此の世を去る場合も、誰もが見ている筈なのです。
ああ、自分は年老いてしまったから、もう一度でも若くなって見たいと思っても、全くと無理な話ですよ。

 勿論、面白いのは、若い人達には、高齢者の「「悩み」」を明確に把握してあげて下さいと願っても無理な事です。
悲しいですけれど、それが、本当の人間世界の出来事なのです。
老いて感じる{{からだ}}と{{こころ}}の悩みを、若い人達には、とても理解するのは難しいでしょう。
 例えば、少し難しい話をしますが、人間の拘りの{{こころ}}と{{拘り}}に関連した病であれば、それは若い人達でも、ある程度なら、理解できますが、真実なる「「悩み」」や「「老いの苦しみ」」については、理解ができないでしょう。
随分と人生を勉強してから、人生を{{悟った人}}であれば、それなりの人生の問題には気づくでしょうけれどね。
でも、仕方がありませんよ。

 人間の全ての「「悩み」」や「「苦しみ」」を理解して下さいと願うのが、土台に間違っているのでしょう。
でも、人生の「「軌跡」」ですが、歩いた事のない人達に、高齢者の{{こころ}}を理解して下さいなんて、思うのが難しいですよね。
誰もが年老いて行く「「道」」だけれども、年老いた人間ならば全ての問題は???となりますとね?? 面白いもので、人間は自分の事しか考えていませんので、他者の「「気持ち」」
なんて分かりません。
そう、人間の誕生から~「「死」」までの{{こころ}}を学んでおく事なのです。

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