<<うつ病>>うつ病者と医師と心理士5

 {心理士}って何、一体に{何}だろう。

定義は、さておいて、{心理士}と呼ばれる以上は、少しくらいは<悩める人に対して、役立つ人であって>欲しいと考えるのであるが、如何であろうか・・・。

 

 当方、悩める人に対して役立つのは宗教家だけでないだろうと,考えています。

宗教では、人の心を癒すのにも、<<方便>>と言われているように、<<方便>>が必要になって来るでしょう。

しかしながら、心理士の立場上では、あまり<<方便>>を使用しない方が良いのではないだろうか。

<<方便>>、当方は本当に、この言葉は充分すぎるくらいに理解できるのですが、一般庶民には、<<方便>>の言葉の意味さえ知らないのでしょう。

 

 <<方便>>、<<方便>>、当方では、立派な言葉だと感じます。

だが、心理士である以上は、<<方便>>が立派に役立つなどと言わないで、人の心を真面目に素直に理解して、迷える道から~~社会でも一人立ちできるようにしてあげたいものです。

もっとも、遺伝子的に人間の能力の限界が有る場合も、有るでありましょうから、こんな場合は別件としておかねばならないでしょう。

 

 人間社会を生きる事、悩まず、苦しまず、嘆かないで、人間生活を送る事が出来れば充分ではないでしょうか。

でも、悩まない、苦しまないだけではなく、人の社会に適応できないと駄目ですね。

フリーター、ニ―トなどと、昨今では言われますが、自分が一人で悩んでいないと自己主張しても、全体的に人間社会の仕組みから考えて、それなりに役割&仕事などをする事です。

この役割意識を持って、人間社会を生きる事が重要ですが、全く自分の立場を理解しないまま生きるのは、大変でしょう。

{心理士}は、世の中の人達、悩める人達、或いは、自分が悩まないと言っても社会適応できない人達が居れば、そんな人達のために役立つ人であって欲しいです。

 

 今は、うつ病の話をしていますが、{うつ病者}が格別に大変なのは、他者の意見を全くと<受け入れない>事です。

他者の意見や助言を聞いて耳に入れる人は、多分、うつ病にはならないでしょう。

{うつ病者}だけでなく、{神経症者}や{心身症者}も同じく、他者の意見を聞きません。

究極的に見れば、人間って、他者の意見や考え方を<頭に入れて>人間社会を悩まずに生きてゆこうなんて考える人達は、非常に少ないです。

 {うつ病者}の話ですから、{うつ病者}が居れば、傍にいる人達がどれほど注意して<<彼らに役立つ>>か、どうかですが、大変に難しいでしょう。

出来るだけ、彼らから話しを引き出して、「心理療法」を受けに連れて行く事です。

 

 {心理士}は、<方便>なく、悩める人に役立つ人であって欲しいです。

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