<<心の世界>>36の質問 (19)

何故に、そんなに心の勉強をしなくてはならないのでしょう。

自分の得をする事だけ、考えて生きればそれで良いでしょう。

{地獄の沙汰も、金次第}って言うでしょう.

お金が、一番に大切ですよ。

心が少しばかり、壊れていても、お金を稼がないと、それが出来ない人間は 価値のある人とは、言えませんよ。

お金、お金、だと思いますよ。 

そんなに、思われませんでしょうか。

 

{お答え}

 確かに、人生を生きるには、誰もお金は必要です。

お金が、全く無ければ、自分の人生を生きる事はできません。

その日の食を得る、パンの代金も無ければ、人は人間社会を生きる事が出来ません。

人は、親からお金を出して頂いて生きる時間、その後の自分で<役割、仕事をしながら>何がしかの金銭など得る事で、人間社会を生きて生活が出来るものと思われます。

ボランティアなどと言っても、全く自分の収入が無い人達には、ボランティアは出来ません。

 

 お金も確かに、必要なのです。

間違い、ありません。

ですが、面白いのは、人間って<<欠乏欲>>の塊です。

沢山のお金を貯めて、どんなにお金持ちの人になっても、それでも、お金を貯める事ばかりを考えていますし、お金が溜まれば、また、お金が欲しくなるようですよ。

多分、お金を残して、自分の人生で自分のお金を上手に使って、自分の人生を終える事はできませんでしょう。

まあ、死ぬ前には、他人から借金をせずに、自分のお金で医療と介護の世話を受ける事くらいは可能でしょう。

しかし、医療と介護を受ける時間も無くて、予期せぬ出来事や予期せぬ病気で一瞬にして、或いは、極く短時日で生命を終わる事さえあります。

要するに、自分で稼いだお金を使いきれなくて、死んでしまうこともあります。

 

 全ての家族で、問題となる訳でもありませんが、お金が沢山と残っていますとね、財産相続で争い事が起きます。

この財産相続争い事が、大変ですよ。

実際に、この争い事を体験した人達でないと理解できませんね。

残された人達の、心の欲望にも注意して見つめないと、{心の醜さ}が分からないでしょう。

“汝、自身を知れ”、“知足”、“人間の欠乏欲”、“心の醜さ”、などなどと、自己の心を自己洞察しておけば、あまり悩んだり考え込んだりしないのですよ。

地球上で、自分だけが<得をして生きる場所>は、有りません。

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