<<未分類>>「記憶」7

 人は、年老いて高齢になっても、その人の過去の「記憶」は、生まれて生きて来た通りのまま残っています。

全ては、自分流の過去から~~現在に至るまでの「記憶」、自分流の「記憶」なのです。

集団の中、家族や学校でも会社でも、特別に変った人、心の曲がった人、他者をいじめる人、風変わりな人、暴力的な人、陰湿な人、マイナス思考の人、何時も心が状況に関係なくハイ(・・・躁っ気のある)な人、色々な人達が居ます。

何故、自分でそうなるかも、知っていません。

周りの人から、注意や助言をされても、全く聞く耳を持っていません。

まして、助言されると、腹を立てて怒りを表現する人達も居ますよ。

 

 それほど、人間の心って、悲しいものです。

自分の過去に感謝できる事が、一番に良いのです。

普通では、誰もが思う事、感じる事でしょうが、人間は何故か自分流の考え方では駄目なようですね。

親が、自分勝手に<子供を作った>ではないか、私は喜んで誕生したのではないよ。

親の煩悩が多き故に、親の「因縁」で誕生して来ただけですからね。

だから、私は親に感謝などする必要は無いと、よくよく皆が言います。

だって、本当に間違いない事実ではありますよね。

ですが、人間が此の世を幸せに生きるためには、そんな<<考え方>>は無理があるのですね。

 

 どんな状況に置かれても、どんな人達に出会っても、この人は嫌い、この環境は嫌い、などと感じるのは、今の自分の心で思っているものではありません。

全ての現況の判断は、自分の過去で判断していますから、自分の過去の心を知って納得しておくべきです。

例えば、目前の環境や人達が嫌いだと考えている場合では、その状況を正確に客観的に判断できる場合は良いのですが、別の他者が見ていても、あの人は駄目人間だと言う場合では、やはり、その人の生い立ちが問題です。

自分を此の世に送り出した母や父に対して、{恨み}や{怨念}や{嫌い}だと言うマイナスの感情を抱えています。

 

 自分の目前の人や環境に対して、<<マイナスの感情が膨らんでいる>>場合では、過去の母や父や兄弟姉妹などとの解決されていない「固着=過去の心の積み残し」が、増幅されているものです。

それ故に、自分は<<過去に感謝している>>とか<<親には恩を感じている>>とか、口先だけで多くの人達は言いますが、実は、本当のところ、<<自分の親へ感謝なんて全くしていない>>場合が多いです。

これも、自分の過去の「「錯覚」」ですから、要注意です。

過去の「錯覚」が、人の生き方の左右をします。 

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