<<家族・親子>>親と子(続編)12

 親が何時までも、子供の{{心}}を理解してくれずに、子供の頭の上から子供を見下ろしたり、「会話」にしても・・子供の{{心}に釘を刺すような言葉使いをしたり、「行動」と言えば、自分の事ばかりを中心的に考えて、子供の{{心}}を理解してくれない場合が、多々と、有ります。

こんな親の場合が、一番に、子供達にとっては大変なケ―スとなるでしょう。

子供達が、「会話」と「行動」と「心」を再構築するのに、親の心が子供の頭の上でのしかかっていると、子供達には大変なストレスとなって何時までも続き、人格の改造はできないままになってしまいます。

 

 親に<<頭があがらない子供達>>は、此の世を自立して生きるのが、不可能となります。

何故かというと、親に頭の上がらない子供達は、世の中を自立して自分の判断で、自力で、人間関係や環境の変化などを、考察して生きるのが不可能となるからです。

親に頭の上がらない子供達は、「アンビバレンス=愛を与えて欲しい、愛を与えてもらえないので憎いなどと、相反する{{心}}が常に心の底で動いていますので、心の葛藤を即座に<<抱え易い>>ですね。

そうであるからには、友達関係、仕事関係、上司、同僚、部下とも、上手には話しが出来ません。

 

 仕事をしていても、直ぐに疲れるのです。スタミナ、精神力も無いので心身が簡単に疲れてしまいます。

子供達も年齢的に成長しますと、それなりに、自分の精神力で、自分の実力と力量を育てないといけません。

親が何時までも、子供達の成長に力を貸してくれる訳もありません。

また、親が子供達を立派な人間に育てようとして、子供達へ{助言}や{説教}をすると大変で、逆に、子供達は<<親の助言などの言葉が耳障りとなり>>反発して、自立できなくなります。

個人の自立とは、最低限にでも、俗世間で自分が生きるために<<働いて、食を得る人間>>である事でしょう。

 

 親の育て方次第で、子供の人生の{{未来}}が操作されています。

「因縁」・「宿命」・「運命」・「天命」などなど、親と子の関係は<<単に遺伝子の問題だけでなくて{{心}}の伝播が>>あります。

{{心}}の伝播、この事が大変に恐ろしいものです。

俗世間の「事件」や「犯罪」などの全ては、彼等の{生い立ち}の{{心}}に出発点があります。

それは、自分の生い立ちの{{心}}を散策した人でないと理解できないでしょう。

「「心理療法」」の体験だけでしょう。

 

コメントは受け付けていません。