<<心の世界>>人間像(10)視点を変えて・・・・人間社会を見る

 人は、「会話」・「行動」・「心」の三つだけを持っています。

だから、この<<三つを統合できてさえいれば>>、いや、上手に<<三つを自ずから統合>>しながら、これが出来れば、楽しく生きる事が可能となります。

自分の心身の安定のために、自分の「会話」と「行動」と「心」を如何に使うかですね。

自分の人生をコントロ―ルするのに、どんな風に考えたら良いのかという事なのです。

人間は、人間社会で一生涯を生きるのだから、人間社会の事だけ考えておけば良いだろうと、誰もが考えるでしょう。生態系、地球全体像が見えるのが一番いいのですが・・・ね。

 

 人について考えて見ましょう。

人間関係を知るためには、人間の考え方の全体像が見える事であり、そのためには自分の心を知り尽くしておかないと駄目ですね。

「三つ子の魂、百まで」、「親の因果が、子に報い」、などなどです。

昔からの「言葉」ですが、凄く重要な言葉ですよ。

自分の考え方や自分の視野だけで、物事を考えない事です。

家族があり、集団があり、地方があり、国があり、世界があります。

自分は、その中の唯一人の人間です。

また、先祖代々の人達が居ます。

自分が好き好んで、此の世に誕生して来た訳ではありませんが、この自分の誕生と生き様を明確に解釈しておくことですね。

 

 凄く大切なのは、相手の立場にたって自分を見る事です。

殆ど全ての人は、365日にわたり自分の立場でのみ周囲を眺めて批判したり不満を持ったりします。

そんな、マイナスの気持ちや感情を持ちながら、自分の愚かな心に気づいていないから、怖いですね。

心は見えないから、だから、見えないから理解できませんよ、普通の人達にはですね。

でも、立派な心理士であれば、全てが・・、人の心が・・透けて見える筈です。

 

 面白いのが・・、よく言われるのですが、人間って<<絶好調の時>>と<<絶不調>>の時は、他者からの意見や助言を聞き入れません。

そうでなくとも、一般の人達でも、誰も他者の意見や助言を聞き入れないものです。

それ程、人間って本来的に頑固な心を抱えています。

人生を生きる道で<<迷った時>>は、相手の立場にたって物事を考える事だと言いましたが、「心理療法」を受けておかないと、なかなか自分の{建前}{本音}の心は見えて来ません。

人は自分の{建前}と{本音}の心が見えて、初めて<<大人>>になったと言うくらいです。

視点を変えて人間社会を見られるよう、心の学習が重要です。 

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