<<心の世界>>人間像(8)視点を変えて・・・・人間社会を見る

 そう、何度も繰り返して言います。

自分の視点、視野を地球上の何処に置くかでしょう。

地上から、どのくらいの高さにまで上昇できるのでしょう。

普通の人達は飛行機に乗っても、地上を離れてから<人間社会とは何ぞや>なんて考えません。

可能であれば、{地球は小さい}、{自分の住みかは小さい}、人間って大した存在ではないよ、なんて思考できれば良いですね。

 

 人が悩むのは、自分の存在を肥大化しているからです。

実力や力量以上のものを見せようとしますと、必ず無理が生じます。

地球の上空から人間世界を眺めますと、よくよく思考するのですね。

皆が何かをしながら、好きとか嫌いとか何も言わずに生きているように見えます。

本当は、誰しも心の底には{心の葛藤}を抱えています。

 

 最近は、ファンタスティックイメ―ジで映像化をして、人間がお月様から地球を眺めて感動する姿を映像にもしています。

まだまだ、それは小さな考え方ですよ。

お月様は、地球に付属した塊ですよ。

人間の科学や技術が発達してと言っても、まだまだですからね。

太陽系の惑星にさえも、自由に飛んで行けません。

確かに、お月様から地球を見ると、地球も随分小さく見えるでしょう。

仮に、そんな体験をしても、或いは、疑似体験であっても、その視点から<人間社会>を如何に感じ取る能力が有るか、どうかも、凄く大切な事柄です。

 

 自分の人格を、知っておくのが一番に大切ですが、到底、この事は難しいです。

お月様から地球を見て、感動するのは当然でしょうが、まだまだ、そんな視野で満足していては、駄目ですよね。

しかし、難しいのかなあ。

人間って、そんなに賢くありませんからね。

自分は偉い、賢い、などと考えている人達ほど、当方は<<本当に真に、愚かな人間>>だと思いますよ。

そこには、自分の愚かな考え方が見えていませんからね。

自分は{愚かな、馬鹿な人間}だと体で理解できていれば、素晴らしい人生を歩けるでしょう。

 

 自分の存在、或いは、実在を肥大化しない事、どこまでも極小化する事が大切ですが・・・・・、その極小化にまで辿り着いた人でないと、理解が難しいかも知れません。

お月様から、地球を眺めて、自分の存在を眺める事のイメ―ジが出来れば、随分と良いのですが。

人は目先を追いかけるし、自分が大切と思う間は、大変です。

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