<<家族・親子>>親と子(続編)8

 人格水準を、何処で区切るか、仕分けするのかについては、非常に難しい問題です。

「心理療法」を受けていて、どうしても相手の立場に立てない人達もいます。

彼等の人格は、凄く未熟です。

以前に、「身代わり不可症候群」とも説明しましたが、自分中心主義で、その自分中心主義の程度によって、人格水準の程度が決まってくるでしょう。少ない症例ですが、最後まで相手のことが理解できない人達も居ます。

 

 若年者で、統合失調の診断を受けている人達でも、両親とその子供が揃って「「心理療法」」を受けると子供達の{{心}}が良い方に改善されていきます。

勿論、親が「「心理療法」」を一緒に受ければ、親の子育ての「「過ち」」に気づきますから、親が子供を見る{{眼差し}}とか{{顔の表情}}とか変化してきます。子供達の心を理解しますから、親の子供を見る「姿」や「言葉使い」も良好となり、子供も親を許せるようになります。

「「心の根っ子は、親と子供達の{{生い立ち}}での心の信頼関係が主体」」でありますから、子供達の{{生い立ちの心}}が安定すれば、今に悩める子供達の心も改善されていくのです。

 {{心}}の世界って、凄いものです。

 

 「「統合失調症」」}と診断されて長期間にわたり、投薬されていた子供さんが、そんな統合失調症の薬が要らなくなる場合もあります。

人間の{{心}}って、全ての{{心}}が生い立ちの心に左右されていますから、親も子供も一度でも自分達の過去に戻って考えないと駄目です。

悩める子供達に薬を内服させても、子供達の心・性格などは絶対に変化しないでしょう。

悩まない「「人」」にしてあげないと、あまり治療にならないと以前から言っていますが、どうしても、医療の世界では薬だけの治療になっています。

何時まで、こんな時代が続くのでしょう。

未来永劫に・・・・

 

 病人〈心・性格・人格の絡んだ人達の病気です・・〉の治療は大変に難しいもので、それなりの人間関係や環境や状況や事象に適応できる人間にならないと、人間世界の何処に行っても役立たちませせんし、人格矯正は難しいものです。

企業・会社・家族、その他の何処に居ても、役立たない人として生きているだけとなるでしょう。

両親を含めて、家族の中で親和性が無い限り、人間個人は社会でも孤立化して<<悲しい、苦しい、面白くない、惨めな、人生>>を暮らす事になるでしょう。

親の方から、上手に子供達の{{心}}を操作できる<<親にならない>>と、子供達は自分の人生を上手く生きる事が不可能となります。

 

子供達が自分の人生を生きられるか、どうかは、親の育て方しだいですから、親の子育ては非常に大切ですし、親の「「心理療法」」の体験が最重要です。

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