<<道徳>>「子育て・教師の責任」(1)

 子育てに関して、根本的には親の責任だと当方では<信じて>いる。

だが、教師も「親」から育てられている。

“教師の親にも問題がある”と伝えたいのである。

 

 学校で生徒達の異常会話・異常行動・異常な心などについて<気がかりになった>時は、教師として如何に判断をするべきかであろう。

先生が立派で生徒から常に尊敬されていれば、先生の言った通りに行動する生徒達もいる。

そんな素晴らしい先生方も居られる。

立派な先生だと、当方からも尊敬の念を申し上げる。

しかし、生徒に向かって{絶対に言ってならない言葉を投げかける先生}も居る。

絶対に言ってはならない言葉を生徒に投げておいて、その先生は“自分の考えている事は間違い無い”と思っている。

周りの生徒達がどれ程迷惑を受けているか、言葉を投げかけた先生は全く気づいていないから大変な事である。

時には、子供達の一生を駄目にする場合がある。

 

 最近は、全国で教職員の先生方が沢山休職されているとマスコミで報道している。

生徒に向かってマイナスになる言葉を投げかけたり、体罰をする先生は、必ず自分の心の中に<劣等感>が居座っているであろう。

勿論程度の差もあり、先生方も言葉と行動で生徒達に教えなければならない場合もあろうが・・・・・。

 

 ここで、何を申し上げたかったか、である。

先生方も“真実の自己”、己をしっかりと知っておかないと生徒達の心を見抜けないので、生徒達の様々な問題に対処できないであろうと思われる。

結局は生徒達に対して、逆に異常行動や異常会話などを投げたり、先生方が{引きこもり}や、{不安障害・神経症・恐怖症}、{うつ病}などで休職する事になってしまう。

公立学校と私立学校では事情は違うであろうが、休職の猶予期間も随分と恵まれ過ぎている。

民間会社では休職の日数が長期化すれば、離職せざるを得ない状況になる場合が多々あるであろう。

 願わくば教職員の方々も、自分の潜在意識と無意識の心を自己探求して、人生、人間社会で立派に自分の役割をこなして欲しいものである。

20年来に渡って「心理療法」に関わって来たが、学校の先生方と言えども普通であれば一対一の「心理療法」で充分である。

どんなに賢く見えても一旦人生の壁にぶち当たると、自分の誕生から現在に至るまでの諸々の過去の心が膨らみ、現在の顕在意識を強度に強迫して身動き出来なくなる状態となる。

 

 今回上記で述べたように、大脳の海馬に過去の記憶が蓄積されているその記憶を掘り起こし、{再解釈}と{受け取り直し}をする事、己の潜在意識と無意識の世界を知る作業を体験する事が最重要であろう。

そうする事で、初めて子供達の潜在意識と無意識の心も読める筈である。

 

 立派な人に成長して下さいませ。

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