<<病気の症状>>拒食と過食(追加編10)

 人間は、大変な生き物だと、最近は、つくづくと、そう思わされます。

というのも、自分が体験した事のあるものでないと、理解できないからです。

 こうすれば良いですよ!!!なんて言っても、聞いた人達が直ぐに納得できるものではありませんしね。

「拒食や過食が治ります」と伝えても、拒食や過食で悩み苦しむ人がそんな話を聞いても、理解できないのです。

 

 拒食や過食で悩み苦しむのは、辛いものです。

早く、気楽に人生を生きられれば良いのですが・・・、

なかなか自分で治りたいと思いながらも、彼等は努力をしません。

立ち上がって這いずり廻ってでも、{心の扉}を開いて欲しいのですが・・・、

そんな道を眼前に敷いてあげても、その道を歩こうとしないのです。

面白いと言うか、悲しいのが事実です。

 

 彼等は、自分は真面目だと思っていますし、悪いのは、周囲の皆が悪い、社会が悪い、世間が悪いと思っています。

自分に{心の過ち}が有ると、決して認めません。

彼等には、自分の考え方の{過ちやマズサ}を認めるなんて、全然考えないから大変です。

人間世界を生きて行くのに、私の考え方は<正しい、間違っていない、皆が悪い>などと思っていますので、逆に、心の思考体系では、常に、自分の悩みを背負い込んでしまいます。

又、自分を中心にして、周囲が、皆が、社会が、世界が、回ると錯覚しています。

私は、{優越者}でないと耐えられないのです。

周囲の皆が、自分を如何に見ているのか、<神経を尖らせて>見ています。

 

 拒食や過食の人達の心の底に、一体に<どんな心>が流れ、渦巻いていると、誰が知っているのでしょう。

親への不平や不満や恨みや憎しみや怨念が、彼等の<生い立ち>の心に大量に有るから、また、その潜在意識や無意識の心を今の現在も引きずって生きていますので、現在の自分の意志や思いを自分で変える事が出来ません。

或いは、無意識的に自分は<正しい>と思っていますので、自分を変えようとしません。

心の底のマイナスの気持ち・感情を<綺麗にする>事が、出来ないのですし、そして、なかなか自分で<綺麗にしよう>と思いません。

 

 究極的に考えると、全ては、生い立ちでの<満たされなかった心>への{心の癒し}と思いながら、自分を育てた人達への、{心の復讐}になっていると考えても間違いないでしょう。

ですが、この事については、自分の生い立ちから{心の旅}をしてみないと、理解出来ません。

「インタ―ネット心理療法」で、試してみて下さいませ。

 育てた親の{心理療法}が、彼等の<救いの鍵>を握るでしょう。

 

 体験すれば、必ず、親は理解できる筈ですね。

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