<<人間>>**人間**(15)

  人間の、27歳~30歳までを、考えましょう。
この年齢では、まだまだ、どんなに勉強ができても、世の中の{{仕組み}}とか自分の国の状況でさえも見えないのに、まして、世界の国々の状況については全く見えないのが普通でしょうね。

  家族の形成、家族の在り方についても理解できないでしょう。
結婚している人もいるでしょうし、未だ、結婚していない方々も居るでしょう。
日本の制度では、結婚すると、夫婦が一緒の名前を使います。
でも、外国では、夫婦が別性の国もあります。

  どちらが良いのか、良くないのかは、考えが難しいでしょう。
でも、若い年齢では{{何も疑問}}を持たなくても、年齢を重ねると余分な{{考え}}が湧き上がってきます。
だから、昨今では、日本でも、結婚した時に、{{夫婦別性}}で良いのではないかと、しばしばと話題が出てきます。
{{夫婦別性}}であれば、結婚していても、離婚も簡単にできますからね。

  当方が考えるには、そう、この30歳前では、男と女の関係も明確に見えないでしょう。
人間の{{こころ}}は、歳月を重ねるだけでも、世の中を観察しながら自分の{{欲望}}だけが一人歩きをしています。
  どの考え方が良いとか、悪いとか、などの勉強はしません。
傍の誰が教えてくれる訳もなくて、自分の{{こころ}}をどんな方法でコントロ―ルするかでなくて、「「金銭」」とか「「地位」」とか「「名誉」」とか、などなどを自分の{{思い}}で追い求めるのです。
そこには、自分の「「欲望」」にだけを考え込んでいますし、その他の事象については見えません。

  人間って、そんなものですね。
余程に、立派に見える人間でも、案外と自分の{{こころ}}には、気づいていませんからね。
人間って、年齢に応しながら、自分の{{こころ}}を養っていかないと仕方がありません。
あまり、周囲から急がせても、急き立てても、言われた人間は立腹するだけで、大きな人物になれないのが、人間ですからね。

  そう、立派な人間になってほしいと考えても、そうはなりません。
周囲から思った通りにならないのが、人間です。
人間という固体から離して、説明するなんて絶対にできません。
人間について話をする以上は、必ず、固体という{{からだ}}がありますし、固体を動かしてから発する{{ことば}}がありますね。
更に、全てを動かす{{こころ}}が残ってきます。

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