<<家族・親子>>「親殺し」(5)

 子育ては、油断をしていると、本当に大変です。

 

 根本的な問題は、親が子供の立場に立って考える事です。

そう、子供の立場に立ってと言うのは、子供の将来を考えてスパルタ教育をするという意味では、ありません。

 親が、子供達に向かって注意とか助言をする時、此処までは、年齢的にも未だ理解が難しいとか、何処まで、子供達を指導して育てるのかとか!! そういう、子供達への配慮や、子供達の心が如何に動いているのかを、親が注意しながら育てるという事が重要です。

 

 現在の子供達は、親の背中を見ていても、上手に育ちません。

今でも、時折に、頑固に言う親がいますね、親はしっかり働いて子供に背中を見せていたら良いというのです。

時代の錯覚と言うか・・・・、昔の様に皆が貧乏暮らしの時代は、それで良かったのですが、現代社会では、親のそんな態度では、子供達に通用しません。

 

 親は、子供達を良い子、優秀な子に育てるために叱咤激励する場合が沢山とあります。

世の中の親は、自分が自分の思う通りに育たなかったがために、わが子に自分の見栄と虚栄心を託すのです、先述しましたが・・・・・。

子供達は、人間社会が{何}か知っていないのですから・・・。

親には、親の言い分がありますが、子供には子供の言い分が有ります。

親が子供達を激励して、子供達が悩んで苦しんでいるのに・・・・、親は子供のためを思って激励して世話をしていると考えています。

 

 子供達が、異常か正常範囲かをしっかりと把握するくらいの余力を持って欲しいですね。

子育ての段階で、どうも自分の子供達が<何か変だ>と親が気づけば、・・・・・・・・・・{{一体に、親は何をするべきでしょう!!!}}

直接に親が、子供達に助言や説教をしても届きませんから、・・・・・・・。

 親が、先ず最初に、親の親(子供から言えば、祖父母になりますが・・・)について、自分が過去を振り返り、自分は親に対して、真実に{良い子}であったかどうかを知る必要があります。また、親孝行の子供であったか、どうかも知る必要があります。

{親の恩}とか{親への感謝}などの気持ちを一欠けらでも持っていたかどうか、先ずは自分の心と行動と会話を・・・・。

 

 自分の過去を振り返り、先に、自分と自分の親に対する{{過去の和解}}が大切ですね。

先に、親が自分の親と{過去の和解}をしてからでないと、なかなか自分の子供に対しても、親から自分の子供へ{過去の和解}をしていこうなんて出来ません。

当方の願う事、先ずは、悩める子供の親が、最初に人生を悟る事が物凄く最重要なのです。

 

 親が、自分の親に{過去の和解}を出来れば、自分の子供にも{過去の和解}が出来る

 でしょう。

 

 必ず、子供達は<親を殺すどころ>か、親への感謝に変化するでしょう。

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