<<人生>>「社会適応」(1)

 人間社会に、人は誕生して来ます。

 先祖があって、両親があって、赤ちゃんとして此の世に誕生して来ます。

 

 一般的には、人は、何らかの集団の中でしか生存できません。

例外があります。

一人で、山奥深くに住んでいる場合もありますが、本当に例外的ですよね。

仕方なく過ごしているのであって、これも、やがて、人間社会に戻りたい、戻れる可能性を心に抱いている場合であって、そんな感情や気持ちがないと、そんな場所では住めません。

 絶海孤島の島で住む場合も、同じですよね。

人間個人の一人が、この島でずっと住んで<終末>を迎えて{滅}していこうなんて、耐えられる人は、居ない筈です。

万一、そんな生き方ができると言う人が居れば、その方は<随分と、人としては変人・奇人>と言えるでしょう。

また、本当に、普通の一般世間の人達からは、違った人間です。

 

 人間って、凄く面白いものです。

人対人の心の関係で、心が苦手な人は、あの人が嫌い、この人が嫌い、などと言いながら、それでも、人間社会の中で閉じこもって生活をします。

こんな方達は、一度でも良いから、人里を離れて孤独で住んでみる事なのですね。

だが、女性の場合では、誰も居ない場所で、一人で住むなんて出来ません。

何時、誰が、知らない人が襲って来るかも知れませんから・・・。

人間に生まれて来た以上は、好きとか嫌いとか言わずに、人は人間社会に適応して生きる事しかありません。

 

 何度も、面白いって言いますが、私は現在の今は<何も悩みは無い>よ、と言って笑顔で生きている人達も、自分達の過去の心を散策してみますとね、意外な過去の事実に気づいて来ます。

そんな充分に社会適応している人達でさえも、無意識的にしろ、マイナスの気持ちが沈潜していますとね、何らかの形で自分の現在の心を圧迫しているものです。

 

 そして、しんどいのは、そんな場合では、どんなに今は悩みが無いと自己主張されても、自分の周囲の人達を、自分が知らないで傷つけている場合が多いです。

何故ならば、そんな人達は、自分の過去に積み残した心を補うために、現在の心が、{優越感}や{劣等感}を持ったりして、過ごしていますので、周囲に何らかの<災い>を起こしていても気づきません。

 他者から注意や助言をされて、今の自分の会話や行動や心に気づく人も居れば、助言されても、全く受け入れない人達も居ます。

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