<<病気の症状>>不眠症(2)

 体力的に、無理の状態が長期間に渡って、{うつ病}になったりもしますが・・。

先述したように、皆の全員が{うつ病}になりませんから、心の問題も絡んでいるのです。

与えられた仕事、そして、時間外労働にしても、その人が現況を見て<当然の事>だと感じて仕事をしているか、どうかの問題です。

 これは、ここまで考えると、完全に人の心・人格の問題が大きく作用しています。

一般的には、「「性格」」と言った方が理解し易いかも知れませんが・・・。

厳密に学問的には、「「人格」」なる言葉を使います。

自分の心の自己防衛反応の崩壊が、色々様々な病気となって顕現されて来ます。

 

 人は、殆ど全ての人が漠然と自分の人生を生きています。

誰もが皆、自分の心で常日頃から、自分の人生と人生哲学を勉強している訳ではありません。

人生の目的を持っていると、豪語している人も居ますが、眼前の目的を持っているのが一般的でしょう。

 人生を生きながら、「「無常観」」までを悟っている人は非常に少ないです。

「無常観」→「無我」→「涅槃」までを、悟るのは非常に難しくて、大学の心理学の先生にも精神科医にも、なかなか悟れないでしょう。

ここまで悟ると、諸々の心の問題が目前に迫っても、平常心で対応できる筈です。

 

 何を話したかったかですが、悩みや苦しみの心を抱えると、不眠症にもなっていくと言いたかったのです。

睡眠について話をしていますが、病的な睡眠以外では、少しばかり長く時間を取って寝ても良いでしょう。

睡眠障害で、ナルコレプシ―と言う病気があり、昼間の睡眠発作ですが、これは他にも諸症状がありますので、よく観察できれば診断はつくでしょう。

不眠と反対の症状でもありますが・・・。

 

 面白いのは、多くの人達が人生の目的をしっかりと固めないで生活をしている事です。

目的を持っていると言っても、眼前の目的のみであって、真実なり人生設計の元に構築した目的では、ありませんよ。

ゴルフが面白かった、野球が面白かった、音楽が面白かった、踊りが面白かった、スポーツや音楽や芸術や政治や経済に従事している人達は、自分達で楽しんで喜んでいる積もりですよ。

 ですが、この方達が皆が幸せかと言えば、そうでもないでしょう。

どんな世界でも、人間は一人で生きる事なんてありません。

何らかの集団で生活をしていますと、側の人達の評価を受けています。

褒められたい、賞賛を浴びたい、有名になりたい、地位が欲しい、財産が欲しい、などと考えると、心の葛藤のあまりに「不眠」となります。   

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