<<投書>>「親子内観」後の感想文(子)

   今回は娘さんの内観後の感想文ですね。

 

「内観を終えて」

母が体調を崩しての約2年間、あちこちの病院を渡り歩き、原因が分からないことに落胆し、この先の不安に押しつぶされそうになっていました。

切羽つまり、たまたま広げた電話帳で、こちらの病院を知り、先生とお話できたことは、正に、天のお導きと感謝するばかりです。

私自身、幼少の頃に、わら切りで、指を失くし、たくさんの心の傷を抱えながら生きてきました。又、母との関係についても心にわだかまりを抱えていました。

このままではいけないと、本も数多く読みました。人のお話も聞きました。

でも、心が動かない。頭では分かっていても、心から理解することができませんでした。

 内観を始め、3日目位までは、足腰の痛みもあり、なかなか深くまで内観をすることができませんでしたが、4日目になると、あれだけ痛く、辛かった足腰の痛みが消え、少しずつ深く内観できるようになってきました。

そして、5日目の夕食を食べている時に、ずっと重かった胸の奥の辺りが軽くなっていることを感じました。

自分の至らなさのために、一体どれだけの方々に、くるしみや辛さを与えてきたのだろうと思うと、ただただ申し訳なく、お詫びのしようもありません。

全て、わが身に返るという言葉も、初めて実感として理解することができました。

 内観がもう充分出来たかと言われると、まだまだの様に思います。家に帰っても内観の時間を作り、しっかり自分の心の内を見つめていきたいと思います。

母だけでなく、私の心を救ってくださった松永先生、その他、関わって頂いた全ての皆さまに、本当に感謝申しあげます。

ありがとうございました。

 

以上、親子内観を掲載させていただきました。

娘さんにとっても、お母様の付き添いのためが動機ではありましたが、自分のためにも心理療法が必要、やってみたいとの思いも持っておられたようでした。

良い機会に親子内観ができてよかったと、当方、思います。

 

一般に、問題のある人(夫・妻・子供)が、心理療法をすればよいと思って、最初は、しぶしぶされる方もおられますが、内観を体験された後、これは自分のためだったと、喜んで帰られます。

娘さんは、親のこころ、気持ちが理解できるようになったので、嬉しくなったとの事でした。

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