<<家族・親子>>親と子の心(2)・・・・事件・犯罪

 さて、新生児として此の世に、誕生してきます。

母親のお乳を飲む事から、自分の命を維持する事に始まります。

お乳を誕生後に飲み始めるのは、遺伝子に組み込まれたものでしょう。

新生児の間に、人の「愛」・「憎」を区別する能力は未だ持っていないでしょう。

時間とともに、次第に成長して乳児となり、誕生後の8週間目には、相手が自分に対して如何な気持ちかを察すると言うくらいです。

 

 赤ちゃんが乳離れに対して、上手な乳離れが出来たか、どうかが人間の一生を左右すると考えても良いでしょう。

多分に、お乳を飲ませても、お乳を飲ませる時に、どんな状況で飲ませたか、スキンシップが有ったのか、無かったのか、また、スキンシップがあってもどんな仕方でスキンシップが有ったのか、などなどで、赤ちゃんの心の安定度は全然と違ってくるでしょう。

例えば、どんなにお乳やミルクを充分に飲ませても、スキンシップが全く無ければ、人間として成長は無理ですね。

また、人の声かけを聞かないでおれば、赤ちゃんも人間として育たないですね。

 

 昨今では、女性も社会に進出しまして、家族の中の赤ちゃんの数も随分と減っていますし、そのために人間社会の変革を求められています。

子供の数の減少で、学校の統廃合が随分と問題化して来ています。

その事で、また、先生の転勤や大学などでは、先生の数が多すぎて退職を迫られる場合もあります。

子供達、或いは、学生の数が減ると、学校への入学金も授業料も少なくなりますから、職員の給料の配分も少なくなります。

 

 現代社会では、人間の頭、即ち、大脳に入って来るストレスが様々で、多くの人がストレスに対して一応に適応できていないと感じます。

日本の国でも、昔は、家族の中に子沢山が普通でした。

大家族の形成であり、一家の主が働いていれば何とかなっていたようにも思います。

勿論、夫婦共働きの家族も有った筈ですが、まして、電気器具もなくて朝から晩まで忙しく働いていたと思います。

唯、唯、それだけで、あまり余分な心の葛藤は無かったのでは、ないでしょうか。

 

 {姑の嫁いびり}が、盛んだった頃ですね。

現代では、逆なのです。

{嫁の姑いびり}ですよ。

そして、今の母親にも、子供達にも、格別に、子供達は社会の中で仕事の中で必要に応じて携帯電話を持っている訳でもありません。

パソコンも、絶対に子供達には、人間社会で生きるために必要な器具ではありません。

乳離れから、赤ちゃん育てが益々難しくなります。   

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