<<心の世界>>人間像(6)視点を変えて・・・・人間社会を見る

  人間社会って、面白いですよ。

人間の「誕生」から~「滅」までの一生を知りえる人達は、非常に少ないです。

この人間の生き様の<<一生>>を悟った人達は、人生を生きるのに非常に気楽になります。

そうですよ、人の抱える{悩み}、{苦しみ}、{孤独}、{寂しさ}、{やきもち}、{嫉妬}、{妬み}、{恨み}、{怨念}、{嘘}、{盗み}、{罪}、などなどを全部、知っていれば自分で悩む事も少ない筈ですね。

ですが、悲しい事に、こんな心を抱えていても、自分で気づかないから怖いのです。

 

 人の心って、勉強すれば楽しくなりますよ。

だって、自分の人生が凄く気楽になりますからね。

心って、形も何も<<自分の眼>には見えませんから、何となく面白くないと感じるのでしょう。

しかし、人間社会を生きるのに、沢山の人達は、殆どの人達がですね、眼前の人や状況を眺めながら、或いは、近未来を眺めながら<<自分にとって都合の良い事柄ばかり>>を考えて生きています。

目前で自分が<<得をする事柄>>ばかりを、考えています。

あまり自分だけが<<得をする事柄ばかり>>考えていると、人間世界を生きるのに心の葛藤は増えるし、ストレスだらけの人間になってしまいます。

 

 昔から、偉い賢い人達は<<捨てて、捨てて>>など言っています。

自分が好きな事を自分で溜め込んでも抱え込んでも、最後は{重荷}になりますよ。

必ず、<<しっぺ返し>>が来るでしょう。

人間世界を気持ちよく生きるって方法は、自分の事ばかりを大事にしない事です。

勿論、自分の全部を捨てると<<食事にもありつけない>>かも知れませんので、精々でも、50対50で考えておくと良いですね。

ここまで、考えが及ぶと最高の人生を生きる事ができるでしょう。

 

 心身症や神経症やうつ病になって、なかなか治らない人達は<<自分の欲望>>についてあまり理解ができていない人達が多いようです。

普通の場合では、人間は誰しも自分の事が一番に大切です。

当然の事、でしょうが、この考え方が人生を生きるのに邪魔になる場合が多いですね。

けれども、自分の立場や自分の視野からだけで人間社会を見るのではなくて、他者の立場から自分を見つめるのが大事ですが、これは難しいですけれどね。

 

 心理学の立場から、{{第3の眼}}とも言う言葉があります。

自分の眼を遠くに離して、その場所から自分の会話や行動や心が如何に動いているのかを点検するのが重要です。

これが出来れば、人生を悩まずに生きる事ができるでしょう。

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